青森県警青森署は9日、青森市の無職男(50)を道路交通法違反(あおり運転)容疑で青森区検に書類送検した。昨年6月施行の改正道交法で創設された「あおり運転(妨害運転)罪」による摘発は県内初となる。
発表によると、男は昨年10月13日午後4時45分頃、同市荒川の国道7号で乗用車を運転中、前方を走っていた県内の50歳代の国家公務員男性が運転する軽乗用車の進路変更に腹を立て、軽乗用車の前方や側方に回り込み、急ブレーキや幅寄せを行うなどの妨害をした疑い。
同署によると、男は最初の急ブレーキから2回目の急ブレーキまで約850メートルにわたり、あおり運転を行った。男は「びびらせてやろうと考えた」などと供述しているという。
県警はドライブレコーダーの映像などから意図的なあおり運転と特定した。