藍がコロナと同じウイルスを阻害 効果を確認、弘前大

弘前大は12日、無農薬の藍に風邪の原因となるヒトコロナウイルスの増殖を阻害する効果があることを確認したと発表した。研究チームの中根明夫特任教授は「ヒトコロナは新型コロナウイルスと同グループに属し、ほぼ同じ性質。新型コロナへの効果も期待できる」と話した。
研究チームは、藍の葉から抗菌作用を含むエキスを抽出し、ヒトコロナウイルスと混ぜて感染させた細胞と、ヒトコロナウイルスのみを感染させた細胞を比較。2週間後、エキスを混ぜた細胞では感染力のあるウイルスが当初の0.1%以下に減少した。
新型コロナウイルスは、大学の規定で今回の研究では使用できなかったという。