岩手の犯罪率、初の全国最低に 窃盗犯減、外出自粛が影響か

2020年の岩手県内の刑法犯認知件数は2553件で、前年比510件減だったことが岩手県警のまとめで分かった。人口10万人当たりの認知件数は、全国で最少の約208件だった。犯罪率の低さが全国1位になったのは00年以降初めて。
件数は1997年の1万5925件が最大で、以降は多少の増減はあるものの減少傾向にある。20年の認知件数で最も減少したのは窃盗犯で、前年比421件減の1730件だった。刑事企画課によると、新型コロナウイルスの影響で外出を控える人が増え、空き巣などの侵入窃盗や自転車の窃盗が減ったことが影響している可能性があるという。
一方で、詐欺などの知能犯の認知件数は前年比13件増の135件だった。捜査2課によると、詐欺の中でもインターネット関連が増加しているという。担当者は「巣ごもりでインターネット通販などを利用する人が増えたことが関係しているのでは」と話す。
19年の犯罪率の低さは全国2位で、1位は秋田県だった。例年北東北3県が上位を占めることが多いという。防犯活動を実施する生活安全企画課の担当者は「治安の良さを示す数字なので、この状態を継続したい」と語った。【山田豊】