小池都知事VS丸川五輪相のバトル再燃! 五輪あと90日、呆れたドタバタ劇に「もう中止したら」の声(2)

東京五輪・パラリンピックまで、あと90日を切るなか、呆れたバトルが始まった。政府の責任大臣である丸川珠代五輪担当相(50)が、主催者である東京都の小池百合子都知事(68)に対し、
と噛みついたのだ。
2人は5年前の都知事選から「犬猿の仲」で知られるが、背景には都議選への思惑もあるという。いったいどうなっているのか――。東京五輪は、本当にやる気があるのか!
都議選をめぐる因縁の2人の探り合い
現在の、東京都の小池百合子知事が自民党に反旗を翻して初当選した2016年の都知事選では、自民党都連の幹部である丸川珠代五輪担当相は、自民党候補を応援、街頭演説で、
と激しく批判していた。今回はその「因縁のバトル」が表面化した。
その背景には、東京五輪の直前に行われる東京都議選の思惑があると分析するのは、スポーツニッポン(2021年4月28日付)「丸川五輪相、小池都知事に苦言 五輪時の医療体制問い合わせも無回答『戸惑っている』」である。
まずは、小池都知事は丸川五輪相の攻撃を軽くいなした形で、スポーツニッポンはこう続ける。
橋下徹氏「小池氏は五輪中止を見据えている」
それにしても、東京五輪にあと90日を切った現在、政府の「顔」と東京都の「顔」が角を突き合わせて大丈夫か――。
4月28日放送のテレビ朝日モーニングショーでは、政治ジャーナリストの田﨑史郎氏が、
と、丸川氏擁護の解説をした。
これに対して、元週刊AERA編集長の浜田敬子さんが、
とチクリ。テレビ朝日コメンテーターの玉川徹さんも、
と猛反発していた。
一方、元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が4月27日、TBSの「ゴゴスマ~GoGo Smile」に出演。丸川珠代五輪相と小池百合子都知事のバトルについてこうコメントした。
都議選も控えており、「中止」カードを切るタイミングを見計らっているのではというわけだ。
(福田和郎)