一般高齢者への新型コロナウイルスワクチン接種が始まっていない兵庫県三田市の森哲男市長(69)が13日、医療者向けで余ったワクチンの接種を受けたことが分かった。森市長は「危機管理を担当する立場で、何かあったら多くの人に迷惑がかかる」とした上で、「時期については慎重に対応すべきだった」と釈明した。
同市では65歳以上の一般高齢者には17日に集団接種が始まる予定。13日は三田市民病院での医療従事者向けの2回目の接種日だった。森市長は市民病院での役職はないが、市は病院の事務局から医療従事者用に確保したワクチンが余ったと連絡があり、接種したとしている。【関谷徳】