自治体の首長らへの新型コロナウイルスワクチンの先行接種が14日、少なくとも茨城、栃木、埼玉、岐阜、兵庫の5県計6市町で新たに判明した。中には職員を含む100人規模で受けた町も。田村憲久厚生労働相は「住民に説明がつく対応をしてもらいたい」と苦言を呈した。
埼玉県寄居町の花輪利一郎町長(76)は、自身や副町長のほか町職員約100人が「医療従事者等」として一般高齢者に先行して接種したと記者会見で明らかにした。「接種会場で介助している。接種業務の従事者として、町を挙げての一大事業に率先して取り組む必要がある」と説明した。