新型コロナウイルスの感染が拡大している愛知県では15日、3回目の緊急事態宣言発令後、初の週末を迎えた。ただ、名古屋市中心部の人出は、最初の宣言時ほど減っておらず、効果は限定的のようだ。
スマートフォンなどの位置情報から滞在人口を推計するNTTドコモの「モバイル空間統計」のデータによると、名古屋駅と栄駅周辺の15日午後0時台の人出は、感染拡大前の土曜日(昨年1月11日)と比べると、名古屋駅で4割以上、栄駅周辺で2割以上減った。
ただ、初めて宣言が出された直後の土曜日(昨年4月18日)と比べると、名古屋駅、栄駅ともに周辺人口は2・1倍。2回目の宣言直後の土曜日(1月16日)より1割弱増加していた。
栄駅周辺では15日午後、買い物客など多くの人が行き交う姿が見られた。
音楽教室のレッスンを受けに訪れた同県尾張旭市の会社員女性(46)は、「医療の
逼迫
( ひっぱく ) が心配。しかし、ずっと我慢の生活が続いている感覚もある」と悩ましげな表情。久屋大通公園に親子で来ていた名古屋市中川区の会社員男性(37)は、「密にならない公園なら安心だと思って来た。暑くなった時の外出先が心配」と話した。