二階幹事長、案里氏側への1・5億円支出に「私は関与していない」

自民党の二階幹事長は17日の記者会見で、参院選を巡る大規模買収事件で有罪が確定した河井案里氏側に党本部が支出した1億5000万円について「私は関与していない」と述べた。林幹雄幹事長代理も「実質的には当時の選挙対策委員長が広島を担当していた。幹事長は細かいことはよく分からない」と説明した。
党本部が支出した2019年4~6月には、甘利明・税制調査会長が選対委員長を務めていた。幹事長は、首相(党総裁)に代わって党の資金配分を差配する権限を持っており、発言は波紋を広げる可能性がある。