理不尽な叱責に苦情…コロナ電話相談の保健所職員、7割が「眠れない」

新型コロナウイルスについての電話相談にあたった保健所職員の約7割が不眠症状を示していたことが20日、東北大の研究グループの調査でわかった。相談者への対応で大きなストレスにさらされている実態が浮き彫りになった。
調査は2020年9~11月、電話相談対応の経験がある保健所職員を対象にアンケートを行い、回答のあった23人について分析した。
この結果、16人が不眠症状を訴えたほか、13人が気分が落ち込んだり、落ち着きがなかったりするなどの精神不調が見られた。
自由記載では、相談者からの理不尽な

叱責
( しっせき ) や苦情などへの対応の難しさ、長時間にわたる電話対応、時間外労働など過重な業務体制への不満を訴える声が上がった。
調査を行った同大の富田博秋教授(精神神経学)は「懸命に対応にあたる保健所職員への理解と、業務負担の軽減やストレスへのケアが求められる」と話す。