高松市内の駐車場で軽乗用車に仕掛けられた爆発物が爆発した事件で、爆発物取締罰則違反容疑で逮捕された同市の会社員の男(27)の事件前の行動の詳細が捜査関係者への取材でわかった。爆発物の作り方をインターネットで検索した上、自宅の敷地内で製造していた。勾留期限は29日。香川県警は今後、爆発物の再現実験を行うなど捜査を進める。
「『ドン!』と大きな音がして、警察官が大勢駆けつけてきた」。現場近くで居酒屋を経営する女性は当時の様子を振り返る。
事件は今月8日朝、高松市松縄町の商業施設の駐車場で発生。近くの男性(54)が車を発進させると、車体前部で爆発が起き、バンパーが損壊した。男性にけがはなかった。翌9日、県警は男を逮捕した。
男は以前、男性宅の近所に住み、「駐車方法に不満を持っていた」と供述。ペットなどを巡るトラブルもあったとされ、最近、現場から数キロのところに引っ越していた。
男のスマートフォンには、事件前に爆発物の製造方法や材料をインターネットで検索した履歴が残っていた。材料は、高松市内のホームセンターなどで購入したという。
爆発物の製造方法について、男は「花火の火薬を使って爆弾を作った」と供述。屋外の自宅敷地内で製造したという。
男の現在の自宅近くに住む60歳代女性は「すぐ近くで爆発物が作られていたと思うと、怖い」と話した。