2019年2月、山形県朝日町の自宅で両親を殺害したとして、殺人罪に問われ、1審山形地裁の裁判員裁判で懲役29年の判決(求刑・無期懲役)を受けた、無職柴田広幸被告(48)の控訴審初公判が27日、仙台高裁(秋山敬裁判長)であった。
弁護側は改めて、殺意はなく、心神喪失状態だったとして無罪を主張した。精神鑑定の実施も請求したが、却下された。検察側は控訴棄却を求め、即日結審した。判決は6月24日の予定。
1審判決によると、柴田被告は19年2月27日朝、同町新宿の自宅で、母・幸子さん(当時68歳)の頭をフライパンなどで殴った後、ジャケットなどで首を絞めて殺害。同日夜に、父・節男さん(当時72歳)の頭をフライパンで殴り、延長コードで首を絞めて殺害した。
閉廷後、柴田被告は「話が全然違うじゃないか」などと大きな声で繰り返し発言しながら、刑務官に促されて退廷した。