ネットワン元社員2人逮捕 詐欺と背任で 被害は計6億超

ITサービス大手のネットワンシステムズ(東京都千代田区)に架空の外注費約2億円を支払わせたとして、警視庁捜査2課が元社員の佐々木秀次容疑者(50)を背任容疑で逮捕したことが7日、捜査関係者への取材で分かった。
同社をめぐっては、無断で購入したパソコンの代金を同社に虚偽請求するなどした牟田友英被告(42)=東京都足立区=が詐欺罪で起訴されており、捜査の過程で部下だった佐々木容疑者の不正疑惑が浮上した。同課は別の詐欺容疑で牟田被告を再逮捕した。
佐々木容疑者の逮捕容疑は、令和元年6~9月、架空のIT機器保守管理業務などを取引先に発注し、同社に2億円を支払わせ損害を与えたとしている。うち、約1億7千万円が佐々木容疑者に還流したとみられる。
牟田容疑者は平成26年12月ごろ、取引先に架空発注したパソコンの購入費用を含む約4億7千万円を同社から詐取したとしている。購入したパソコンは転売していたとみられる。
ネットワンは昨年3月、日本製鉄や東芝といった大手企業傘下のシステム開発会社などとの間で架空取引があり、約276億円の売上高を過大に計上したとの調査結果を公表していた。