「頼んでないマスクが中国から届いた」コロナ関連の相談8・3万件…21年版消費者白書

政府は8日、2021年版の「消費者白書」を閣議決定した。20年に新型コロナウイルスに関連した消費者トラブルが全国で相次いで起きたことを指摘した。同年に全国の消費生活センターなどに寄せられた相談約93万4000件のうち、新型コロナ関連の相談は約8万3000件だった。
相談内容では、「どの店舗でもマスクが買えない」「頼んでいないマスクが中国から届いた」など、保健衛生用品に関するものが約3割で最も多かった。結婚式やスポーツ教室などの解約やキャンセル、アルコール消毒液の高額転売のほか、一時品薄となったトイレットペーパーに関する相談もあった。
コロナ禍による「巣ごもり」から、インターネット通販に関する相談件数も増えた。20年は、19年より約6万件多い約27万5000件だった。中でも「注文した商品が届かない」「事業者と連絡が取れない」という商品未着・連絡不能の相談件数が急増し、19年より約3万件多い約7万2000件だった。
実在するネット通販サイトにそっくりの偽サイトが登場したり、ネット通販大手サイトの信用力を利用して偽ブランド品が販売されたりして、トラブルになるケースも目立った。