町会議長、3度目の辞職願「不許可」…特発性間質性肺炎でも「辞めさせてくれない」

青森県野辺地町議会(定数12)は16日の定例会で、熊谷晴雄議長(78)から提出された議長辞職願を不許可とした。不許可は今年の2月、5月に続いて3度目。町議会では町役場の新庁舎建設を巡り、前町長の時代から与野党の対立が続く。現在の町議会は与野党勢力が同数で、採決に加わらない議長職が両派から敬遠されたとみられる。
熊谷議長ははじめ、「一身上の都合」を理由に辞職願を提出。5月と今回は、特発性間質性肺炎を患い、「自宅でも酸素吸入をしなくてはならず、公務を遂行できない」とした。いずれも採決の結果、賛否が5対5の同数となり、議事を進めた杉山福行副議長(76)の裁決で不許可となった。
杉山副議長は「熊谷議長は4月に町商工会の理事に就いている。町議会の進行に差し支える健康状態とは考えがたい」と語った。
一方、熊谷議長は「辞職願は与野党の関係とは別なのに辞めさせてくれない。同じ結果になるだけなので、4度目の辞職願は提出しない」と述べた。