「まさに青天の霹靂」自民県連、塩崎恭久氏の次期衆院選不出馬に

自民党の塩崎恭久・元官房長官(70)(愛媛1区、当選8回)が次期衆院選に出馬しない意向を表明した19日、衆院選が迫る中での突然の表明に愛媛県内の関係者からは驚きの声が上がった。
塩崎氏は19日午後、松山市内で開いた後援会の会合で不出馬を表明。その後の記者会見で、後継候補については、県連で選ばれた候補を全面的に支援するとした。また、自身の今後については「引退、隠居という発想はない。人生設計の次のページを余力のあるうちに、スタートしたい。培ってきた経験を基に、国や地域のために活動、発信していく」とし、「国会議員28年の活動で苦労をかけ続けた妻に、これ以上負担をかけられない」とも述べた。
一方、突然の不出馬表明に、県連の渡部浩幹事長は「今日、本人から連絡を受けた。まさに青天の

霹靂
(へきれき)。政策通で存在感のある政治家だけに残念だ」と惜しんだ。後継候補については、公募を軸に検討を進める考えを示した。
愛媛1区では、立憲民主党の友近聡朗氏(46)、共産党の片岡朗氏(61)が立候補する意向を表明している。