20日午後5時33分頃、東京都渋谷区にあるJR東日本の変電所で漏電とみられるトラブルが発生し、都内を走行する列車に電力を供給できなくなった。これにより、山手線など6路線で列車の運行が停止。全線復旧まで山手線で約4時間、埼京線などで約4時間半を要し、約16万人に影響した。
山手線は21日の始発から通常の9割の運行となり、列車に遅れが出る可能性がある。
JR東によると、運行が一時停止した6路線は、山手線のほか、湘南新宿ライン、埼京線、中央線(快速)、中央・総武線(各駅停車)の全線と、JR線と直通運転する相鉄線の新宿―羽沢横浜国大駅間。山手線と埼京線の大崎―池袋駅間では、走行中の山手線の列車5本と、湘南新宿ラインの列車1本が駅と駅の間で立ち往生した。線路上を歩いて最寄り駅まで移動する乗客の安全を確保するため、近くを走る中央線と中央・総武線の列車の運行も止めた。
東京都国分寺市の60歳代の男性会社員が乗った湘南新宿ラインの列車は、新宿駅に着く直前、車内の照明が消えて非常灯がともり、ホームの約50メートル手前で停車した。1時間半ほど車内にとどまった後、線路に降りて新宿駅まで歩いた。男性は「突然のことでびっくりした。無事に駅にたどり着けてよかった」と疲れた様子で話した。