山梨県は29日、東京オリンピック・パラリンピックの競技を児童や生徒に会場で見てもらう「学校連携観戦チケット」について、利用による観戦を予定していた小中高39校のうち38校がキャンセルしたと明らかにした。児童生徒への新型コロナウイルスの感染リスクを踏まえ、慎重な対応をとったとみられる。
同チケットは大会組織委員会が競技会場が立地する自治体などの公私立校からの希望に応じて格安で配分する仕組みで、次世代を担う子供たちに競技を見てもらう予定だった。
県内では、五輪とパラリンピックの自転車競技と、パラリンピックの陸上競技の観戦に、公立と私立の小中33校、高校6校が計2651枚のチケットを申請。しかし、29日現在、私立高1校の30枚を除く全てのチケットがキャンセルされた。自転車は静岡県の富士スピードウェイ、陸上はオリンピックスタジアムでの観戦が予定されていた。
チケットを巡っては、新型コロナや猛暑に対する懸念から東京、千葉、埼玉、神奈川など各県で辞退が相次いでいる。山梨県内でも全国的な感染状況や競技観戦の可否を巡る不透明な状況が続いたことなどが、各校の判断に影響したようだ。【梅田啓祐】