全42選挙区で127議席を争う東京都議選(4日投開票)が3日、選挙戦最終日を迎えた。この日、東京都の小池百合子知事は初めて、自身が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」候補者の応援に入った。
3日午前10時半、JR中野駅前―。同党代表の荒木千陽氏=中野区(定数3)=の演説に、同党シンボルカラーのグリーンのジャケットと手袋を身につけた小池氏が姿を現した。
聴衆からは「知事もがんばって」「小池さんお大事に」などの声が上がり、小池氏は目を潤ませながら、一人一人とグータッチをして回った。荒木氏も知事の登場に涙を浮かべ「知事が創設した都民ファーストの会が消滅することがあってはならない」と訴えた。小池氏はマイクを握っての演説などはせずに、荒木氏事務所の訪問した後、選挙カーに乗り込み次の候補者への応援へ向かった。
荒木氏は、公設第一秘書を6年間務めた同党でも最も小池氏に近い存在だ。前回2017年の都知事選では“小池チルドレン”筆頭格として44104票を獲得しトップ当選。一方で、今回の選挙戦では、陣営によると「3番手争い」と苦戦を強いられている。
この日の応援入りは、荒木氏によると「選挙情勢にとても危機感を抱いておられ、居ても立ってもいられずに知事自身が決断し応援に来て下さった」といい、「知事は体調が万全ではなく声がほとんど出ていなかったが、エールを直接頂けたことは大きい」と語った。
小池氏は、先月22日夜に「過度の疲労」のため入院し、30日に退院。今月2日、10日ぶりに都庁に登庁して行った定例会見で、同党候補者について「当然のことだが、頑張ってもらいたいと思っている」とエールを送ったものの、応援入りなど具体的な態度は明らかにしていなかった。
◇中野区(定数3)
立憲民主党 西沢けいた
都民ファ 荒木ちはる
公明党 高倉良生
自民党 いでい良輔
無所属 沢口ゆうじ