東京都は、入院先の見つからない新型コロナウイルス患者を一時的に収容する「入院待機ステーション」を開設する方針を固めた。早ければ月内にも、23区内の病院に設置する。
関係者によると、ステーションでは、感染者の急増などで病床が
逼迫
(ひっぱく)し、入院調整が困難となった中等症の患者らの受け入れ、酸素投与などの措置を行う。都内では今年1月、自宅療養者が入院調整中に死亡する事例があり、待機施設の確保が課題となっていた。
都は感染状況に合わせ、多摩地区を含めステーションを計3か所程度に増やすことも検討している。
都内では感染が拡大傾向にある。7日の新規感染者は920人で、約2か月ぶりに900人を超えた。18日連続で、前週の同じ曜日を上回っている。
入院患者は1673人で、確保病床使用率は28%。4段階ある国指標では、深刻度が上から2番目の「ステージ3」の水準を保っているが、都幹部は「変異ウイルスも広がっており、早い段階から爆発的な感染に備える必要があると判断した」と話している。
同様の施設は、大阪府などでも開設されている。