菅義偉首相が6日、広島の原爆死没者慰霊式・平和祈念式のあいさつで原稿の一部を読み飛ばしたことについて被爆者から「真剣でない証拠」「首相の話は響かない」と冷ややかな声が聞かれた。首相は「わが国は核兵器の非人道性をどの国よりもよく理解する唯一の戦争被爆国」などの部分を読み飛ばした。
17歳の時に被爆した正岡喜代三さん(93)=広島市=は「真剣に考えていない証拠だ」と憤った。「毎年首相のあいさつはありきたりなことばかり。いつも紙を読んで1人ではようしゃべらん」
首相は「『核兵器のない世界』の実現に向けた努力を着実に積み重ねていくことが重要です」も読まなかった。