大学生活「充実してない」44%、昨秋より大幅増…上級生ほど強い不満

大学生活へのコロナ禍の影響について、全国大学生活協同組合連合会が7月に行ったアンケート調査で、4割超の学生が「学生生活は充実していない」と感じていることがわかった。不満は上級生に強く表れており、調査の担当者は「コロナ禍の長期化で、学生生活への影響がより広範囲に及んできた」と指摘している。
調査は、インターネットで行い全国の大学生約7600人が回答した。
「学生生活は充実していない」と回答した人は44・7%で、昨年秋に実施した調査と比べて18・9ポイント増加した。学年別では、1年生が30・3%で昨秋調査から13・2ポイント減少した一方、2年生は46・2%(昨秋比23・3ポイント増)、3年生47・0%(同28・6ポイント増)、4年生47・1%(同33・5ポイント増)だった。
1週間の登校日数の平均は2・6日で、昨秋の平均2・0日からは増加した。学年別では、1年生が3・1日、2年生は2・6日だった。昨年度は入学時からオンライン授業やキャンパス閉鎖で通学できず、新入生の孤立が問題となった。今年度はその対策として、対面授業を1年生中心に組む大学が増えたためとみられる。
昨年夏に実施した調査では「友人の数」も尋ねており、1年生の27・7%が「0人」と回答した。1年後の今回調査では、「0人」と答えた現2年生は7・3%だった。緊急事態宣言などが断続的に発出される中、SNSなども活用して少しずつ友人作りが進んだとみられる。
大学生協連の担当者は「コロナ禍の長期化で、上級生も研究やサークル活動の機会を奪われ、影響が広がってきている。キャンパスライフの早期の正常化や、現2年生へのさらなる支援も求められる」と指摘している。