元大阪府知事の橋下徹氏が19日、コメンテーターを務めるフジテレビ系「めざまし8」(月~金曜・午前8時)にリモート生出演した。
番組では、厚生労働省が18日、ペルー由来の変異した新型コロナウイルス「ラムダ株」の感染が確認された東京五輪関係者と同じ航空機に搭乗していた濃厚接触候補者のリストを、自治体や大会組織委員会に送り忘れていたと発表したことを報じた。
同省によると、7月20日、ペルーから入国した大会関係者の30歳代女性の感染が判明。同省は、座席表から別の大会関係者らを候補者としてリストアップしたが、関係する自治体や組織委員会に伝えていなかった。候補者の感染は確認されていないが、厚労省厚労省は「大変申し訳ない」と謝罪した。
今回の事態に橋下氏は「今の状況ですから情報をきちっと出すのは第一優先で考えてもらいたい。情報が出ない中で僕らが政府のやることに、それを支持してくれって言われてもそれはできません」と指摘した。
さらに「今の日本の政府は、まずい情報は出さない、隠す、文書はなくなる、ずっとその連続ですから、僕らはそこ不信感抱いていますから、もっと徹底して、まずい情報でも先に出すことを政治の方から役所に号令出してもらいたい」と提言していた。