広島の被爆遺構、部分保存へ 「禍根残す」と批判も

広島城(広島市中区)の西側にあるサッカースタジアム建設予定地で見つかった旧日本陸軍の被爆遺構に関し、市は1日、部分保存する計画通り、石畳など3カ所を切り取る作業を3日に実施すると発表した。全面保存などを念頭に再考を求めていた被爆者からは「将来に禍根を残す」と批判の声が上がった。
遺構は、輸送部隊「中国軍管区輜重兵補充隊」の施設。市は、発掘調査をした約6千平方メートルのうち、厩舎の石畳25枚など計約23平方メートルを切り取る。当面は現場近くの施設で保管し、年度内に展示場所を決定する。その他の部分は、さらに下にある武家屋敷の調査のため撤去する。