富山県教委は1日、県東部の高校で2020年、男女2人の教諭が女子生徒を強い口調で叱責するなどした結果、生徒が登校できなくなり、自律神経失調症と診断されて転校を余儀なくされたと明らかにした。特に男性教諭は体調不良でも病院に行かない生徒に対し、新型コロナウイルスを念頭に「やばい感染症でうつされたら困る」と暴言を吐いたという。
損害賠償を求めた生徒側に県教委は不適切な指導と認めて謝罪。富山簡裁での調停の結果、慰謝料や転校に要した費用など計120万円を支払う条件で和解に合意した。
県教委によると男性教諭は担当教科の成績不振を理由に生徒を立たせて叱責し、「何のために生まれてきたん? 別に死ねとまでは言わんがよ」などと発言。女性教諭は生徒が補習に遅刻したことに対し「あなたの評価がそれ相応のものになる」などと発言した。
県教委は1日付で男性教諭を戒告の懲戒処分、女性教諭を厳重書面訓告とした。また当時の校長を書面訓告、教頭を口頭訓告とした。【砂押健太】