森友問題を巡る財務省の決裁文書改ざん問題で自殺した近畿財務局の元職員赤木俊夫さん=当時(54)=の妻雅子さん(50)は8日、大阪市内で取材に応じ、自民党総裁選に関し「誰が総裁になろうと(改ざん問題の)再調査をしてほしい」と訴えた。立候補を表明している岸田文雄前政調会長が再調査をしない考えを示したことに「期待を裏切られた」と憤った。
一方で改ざん問題が総裁選の議題に取り上げられたことに触れ「世の中から忘れられていないと分かった。再調査に向けて頑張りたい」と述べた。安倍晋三前首相や菅義偉首相にも「(問題を)なかったことにせず、説明してほしい」とした。