金メダルかじった河村市長、議会で改めて陳謝「私がすべて悪かった」…対外公務は年内自粛へ

名古屋市の河村たかし市長は15日、新型コロナウイルスの自宅療養から復帰後初めて、市議会9月定例会の本会議に出席した。本会議の個人質問では、河村氏が東京五輪の金メダルをかじった問題を巡り、市長の資質や責任を問う声が相次いだ。河村氏は「猛省、自戒を続けながら、社会に良いことを行っていきたい」と繰り返し、謝罪に追われた。
河村氏は8月、優勝報告に訪れたソフトボール日本代表選手の金メダルを勝手にかじり、「恋愛禁止か」などと話しかけた。
成田隆行市議(自民)が「国内外から非難の嵐で、五輪の歴史に汚点を残した」と指摘すると、河村氏は「選手を傷つけ、国民に不快な思いをさせた。私がすべて悪かった」と改めて陳謝した。
市には「辞職すべきだ」などの抗議や意見が10日までに1万5787件寄せられた。市はこの対応に約1200時間が費やされたと算出。難波伸治総務局長は「市長の不適切な言動に起因するもので、少なからず職員のモチベーションの低下があった」と答弁した。
定例会には、金メダル問題を受け、市長給与3か月(150万円)を全額カットする条例案が提出されている。河村氏は給与カットですべての責任を取ったことにならないとした上で、「自ら痛みのある制裁を科すことが重要だ」と理解を求めた。
河村氏は現在、イベント出席など対外的な公務を見合わせている。中田英雄副市長は「給与の減額期間は現在と同様の対応が必要だ」と答弁し、年内は対外的な公務の自粛が続く見通しだ。河村氏は再開時期について、「役所と相談して決めたい」と述べた。
市議会では「市長としての品格に欠ける」「

莫大
(ばくだい)な損失を市は被った」などの批判が噴出。16日以降も議会での追及は続きそうだ。