2004年の津山市小3女児殺害事件で、殺人罪などに問われた勝田
州彦
(くにひこ) 被告(42)の裁判員裁判の第8回公判が20日、岡山地裁であった。殺害された女児の母親が証人出廷し、事件当時の状況を振り返った。
証言によると、母親は事件当日、女児の姉から「妹が大変やけん、すぐ帰ってきて」と電話を受けた。帰宅すると女児が居間でうつぶせに倒れており、背中や腹部が血で赤く染まっていた。
検察側は初公判の冒頭陳述で勝田被告が玄関で女児に時間を尋ね、女児が居間の掛け時計を確認しに行った際に侵入したと指摘。母親は時計について、「玄関と居間に時計があったが、娘はいつも居間の時計を見ていた。『短い針が5で長い針が12だったら帰ってきなさい』と読み方を教えた」と語ると、涙を流した。
証人尋問は、証言台の母親の姿が勝田被告や傍聴席から見えないよう、ついたてを置いて行われた。
勝田被告は逮捕前「津山で女の子の首を絞めた」「殺してはいない」などと供述。午後の公判では、この供述に基づき一緒に車で市内を巡った捜査員が出廷した。勝田被告が道案内しながら「首を絞めた女の子の家と似ている」とした民家は、殺害された女児の家だったと証言した。