バスケの試合でファウル宣告した審判、留学生選手に殴られ10針縫うけが

2018年にあった高校バスケットボールの試合中、延岡学園高(宮崎県延岡市)の留学生選手(当時)に殴られた審判の男性が、暴行を防ぐ注意義務を怠ったとして学園側に約1138万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が26日、長崎地裁佐世保支部であった。平井健一郎裁判長は「暴行は予見できず過失はない」として、原告の請求を棄却した。
判決では、選手の暴行について「審判を殴打する行動は、明らかにバスケットボールのプレーから逸脱した違法な行為」と指摘。監督の注意義務については「このような行為に至ることまで想起するのは困難」として、学園側の過失はないと結論付けた。
訴状によると男性は18年6月、長崎県大村市で開かれた全九州高校バスケットボール競技大会の男子準決勝で、ファウルを宣告した際に、腹を立てた留学生選手に殴られ、顔に10針縫うけがをして傷痕が残った。