協力金過払いは「全面的にわれわれのミス」 吉村知事が陳謝

大阪府が新型コロナウイルスの緊急事態宣言下での休業要請などに応じた大規模施設に協力金を過払いしていた問題で、吉村洋文知事は18日、「職員のシステムの操作ミスで、われわれに全面的にミスがある。事業者の皆さんにおわび申し上げたい」と陳謝した。「今後、同じことが起きないよう再発防止を徹底したい」と述べた。府庁で記者団に語った。
府によると、過払いは8月下旬に事業者から「2回振り込まれている」と連絡があり判明。調査の結果、少なくとも158事業者に計約7億円を余計に支払っていた。
吉村氏は、担当部局から報告を受けたのが、問題把握から3カ月近く経過した今月18日だったと説明。報告の遅れについて「すぐにオープンにして再発防止に努めることが必要だ」との認識を示した。職員の処分については「故意のミスではない」としつつ、「事実関係を整理した上で厳正に対応する」とした。