新1年生にランドセル配布へ、市長公約「小学校生活の格差なくしたい」

埼玉県秩父市は、2023年度に市内の小学校に入学する新1年生から、ランドセルを現物配布する。
4月の市長選で初当選した北堀篤市長が公約に掲げていた。24日開会の市議会定例会に支出が次年度にまたがる債務負担行為で395人分、計1975万円の補正予算案を提案する。債務負担行為で早期に予算を確保し、保護者に現物支給の周知を図る。ランドセルの色は選択できるという。
北堀市長は「家庭の事情でランドセルの値段に差が出る。同じものを使うことで小学校生活の格差をなくしたい」と話している。
22年度はすでに購入や予約をしている家庭が多いため、9月補正予算で「入学準備祝金」として1人当たり5万円を支給する措置を講じた。