逮捕予定日を容疑者本人に伝えた捜査情報の漏えいがあったとして、京都府警は24日、東山署刑事課の巡査長、池田大助容疑者(40)=京都市右京区=を地方公務員法(守秘義務)違反容疑で逮捕した。逮捕予定を知らされた大津市の会社社長、高橋俊行被告(49)=別の恐喝罪で起訴=も漏えいを唆していたとして同法違反(唆し行為)容疑で逮捕した。
高橋容疑者は今年7月10日に逮捕されることを知らされていったん逃走し、同17日に弁護士と出頭した。府警は2人の認否を明らかにしていない。
池田容疑者の逮捕容疑は7月10日、高橋容疑者が経営する風俗店の店長だった男性への監禁・強盗容疑で、同日に逮捕される予定だとスマートフォンを使って連絡した疑い。高橋容疑者は3月13日、捜査情報を漏らすように唆したとしている。
府警によると、2人は昨年11月に同署管内で発生した傷害事件の捜査を通じて知り合ったという。
池田容疑者は2004年4月に京都府警に採用され、各署の刑事課や地域課などを経て昨年3月に東山署刑事課に異動していた。
府警では不祥事が相次いでおり、特殊詐欺の通報で知り合った高齢男性から現金約1100万円をだまし取ったとして詐欺容疑で山科署巡査長(38)=懲戒免職=が今年6月15日に逮捕され、7月5日には警察学校に入校中だった男性巡査(23)=同=が大麻取締法違反容疑などで逮捕された。姫野敦秀・府警首席監察官は「組織を挙げて不祥事防止に取り組んでいるさなかの行為で誠に遺憾。被害者や府民に心からおわびする」としている。【福富智】