逮捕の伯父「妹夫婦に精神的な苦痛を与えたくて子どもを狙った」稲美町の放火殺人事件

兵庫県稲美町で小学生の兄弟が死亡した放火殺人事件で、逮捕された伯父が「妹夫婦に精神的な苦痛を与えたくて子どもを狙った」と供述していることがわかりました。 殺人と現住建造物等放火の疑いで逮捕された松尾留与容疑者(51)は11月19日、稲美町の自宅に火をつけてほぼ全焼させ、甥で小学6年生の松尾侑城くん(12)と、小学1年生の眞輝くん(7)を殺害した疑いがもたれています。 捜査関係者によりますと、松尾容疑者は「妹夫婦に精神的な苦痛を与えたくて大切にしている子どもを狙った」などと供述していることがわかりました。松尾容疑者は数年前から妹一家と同居していましたが、準備される食事が気に入らなかったり、自宅内の移動を制限されていると思い込んだりして、一方的に不満を募らせていったとみられています。 取り調べには素直に応じている一方で、亡くなった兄弟や妹夫婦に対する謝罪や反省の言葉は述べていないということです。