東京都、無料でPCR検査や抗原定性検査開始 オミクロン対策で

東京都は25日、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の市中感染が確認されたことを受け、感染の不安がある都民を対象に無料のPCR検査や抗原定性検査を始めた。感染者を早期に見つけ、感染拡大を防ぐのが狙い。人の移動が増える年末年始を前に、検査場には初日から多くの人が訪れた。
この日は都内12カ所の民間検査場で受け付けを開始。JR新橋駅前の検査場では、朝から10人ほどが行列を作った。年末年始に都外へ帰省する予定という男性は「オミクロン株が増えつつあるので、念のため検査しに来た。安心して年を越したい」と話した。
12カ所のうち9カ所の検査場を運営する木下グループ(東京都新宿区)の担当者は「帰省のために検査を受ける人が多く、若者が多い印象だ」と話した。
都は予約がなくても検査を受けられるとしているが、感染リスクを避けるためにインターネットなどによる予約を奨励する検査場もあり、現地を訪れても検査できないケースがあったという。
都は27日から、薬局などを加えた計約180カ所で無料検査が受けられるようにする。1日最大約3万件の検査ができる体制を整え、来年1月末まで無料の対応を続けるとしている。【島袋太輔、黒川晋史】