新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の市中感染が確認されたことを受け、東京都は25日、都内の12か所の民間検査施設で無料のPCRと抗原検査を始めた。小池百合子知事は同日、検査を受けられる施設を27日までにドラッグストアなど約180か所に増やし、1日3万件の検査体制を整える考えを明らかにした。
都はこれまで、無料検査の対象をワクチン未接種者と12歳未満に限定していたが、オミクロン株の市中感染を受け、感染の不安がある無症状の都民に拡大した。この日、無料検査を始めた豊島区の「木下グループ新型コロナPCRセンター池袋東口店」には多くの希望者が訪れた。北区の会社員の女性(33)は「年末年始は実家の大分県で過ごす。無料なら気軽に受けられるので、年明けの帰京後もまた来たい」と話した。
都は28日から都内2か所で、コロナ感染者に一時的に酸素や治療薬を投与する酸素・医療提供ステーションを開設することも決めた。小池知事は25日、このうちの一つ、旧赤羽中央総合病院(東京都北区)に開設するセンターを視察し、「今は大変重要な時期だ。できるだけ先手先手で進めていく」と述べた。