大阪のぶどうとワインを産官学連携で振興する「大阪ぶどうネットワーク」が、大阪城公園で初のPR活動を行った。大阪独自の新品種ぶどう「ポンタ」を初披露したほか、20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)で飲まれたワインなどをアピール。今後は2025年の大阪・関西万博に向け、活動を本格化させる。
ネットワークは5月に発足。大阪府や柏原市、羽曳野市といった自治体や、大阪ワイナリー協会やJA大阪南などの事業者、府立環境農林水産総合研究所(環農水研)など12団体で組織。ぶどう栽培からワイン醸造、PR活動までを一体的に進める。
ポンタは生食用で、メロンのような芳醇(ほうじゅん)な香りと高い糖度が特長。18年に大阪独自の品種として登録された。現在栽培中で一般流通は3~4年後の見込み。醸造用ぶどうの独自品種づくりにも取り組んでいる。
大阪ワイナリー協会の会長で、G20にワインを提供したカタシモワインフード(柏原市)の高井利洋社長は「ぶどうとワインを大阪の一つのシンボルとする。産地としてだけでなく、ぶどう畑という風景も手を携えて守りたい」と展望を語った。
ネットワークの事務局を務める環農水研の担当者は「ポンタに加えて、大阪独自のぶどうからできた赤ワインがそろう状況を、万博までに作りたい」と意気込みを見せた。