立憲民主党、日本維新の会、国民民主党の幹事長・国対委員長が16日に会談し、3党の政策協議再開の結論を先送りすることに決めた。
3党は15日に党首会談を行い、今後の野党連立に向けての話し合いを進めていたが、同日中に維新が自民と大接近。この日会見した立憲の安住淳幹事長は「16、17日の(維新の)状況を見て、3党での政権協議を再開するかどうか決めましょうということになった」と説明した。
一方で国民民主党の玉木雄一郎代表は、15日に自身のユーチューブの番組で、維新の突然の自民接近に「二枚舌みたいな感じで扱われた」と恨み節。16日には公明党の斉藤鉄夫代表と党首会談を行い「私どもと公明党がタッグを組んで、自民党にも働きかけていく」と連携することを約束した。
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どっちに転んでも政権交代は時間の問題…西田亮介「自民分裂&野党連合の令和の政界再編シナリオ」
政権交代が、政界再編が現実の選択肢として急浮上している。
直接トリガーとなったのは、自民党の新総裁として高市早苗氏が選出されたこと、その直後の自民党の新しい人事などを受けて、公明党が連立離脱を表明したことだ。
原因については、さまざま言われているところだが、支持母体の創価学会、そして公明党が、「政治とカネ」の問題をいっこうに解決しようとしない自民党の姿勢にしびれを切らした格好だ。
公明党の危機意識は強い。この間、創価学会と公明党の乖離が大きくなってきたことも無関係ではあるまい。
誤解されがちだが、創価学会と公明党は決して一枚岩ではない。そもそも、もし両者が一枚岩なら、公称800万世帯の創価学会員(世帯)の数に対して、公明党員45万人という数があまりに釣り合っていない。
要するに、創価学会は内部では案外多様であって、政治的志向性も同様なのである。付き合いから選挙運動を手伝ったとしても、不満があれば最後は投票しないということもあるようだ。
宗教団体である創価学会と比べて、日々現実政治と向き合い、直近25年あまり自民党と向き合ってきた公明党が現実的であることは明らかだ。
筆者は幾つかの理由で、2010年代半ばの平和安全法制を巡る議論あたりから、創価学会と公明党の主張の乖離が大きくなってきたと捉えているが、令和の政治とカネの問題が公明党に与えた負のインパクトはあまりに大きい。
24年総選挙、25年参院選では、小選挙区と比例代表で、公明党の将来を担うと目されていた有力な中堅若手が次々に落選し、議席数を減らしている。25年東京都議選でも新宿区や大田区のような重要視してきた選挙区で落選を経験した。この状況に対する創価学会員や公明党の地方議員の怒りの声は強い。
裏金問題はもっぱら自民党議員、中でも旧安倍派に起因するが、公明党からすればもらい事故のようなものであろう。
そのうえで自民党高市総裁誕生、その後の人事で公明党批判を繰り返してきた麻生派が重用され、政治とカネ問題の渦中の人物が再登板してきたことで、いよいよ我慢の限界を迎えたということではないか。
25年以上の長きにわたって日本政治の基調となってきた公明党の連立離脱のインパクトは大きい。
では、野党の極でただちにまとまるのかと思いきやそうでもない。現在進行系で、代表、幹事長、さまざまなレベルで接触が繰り返されている。
野党第一党の立憲民主党の野田佳彦代表は早々に、野党側のまとまりを作る必要性と、自らの名前を首相指名選挙で記さなくてもよい、とまで述べている。
ところが国民民主党の玉木雄一郎代表の歯切れが悪い。「総理になる覚悟はある」と言いながら、「国のあり方に関する基本的な認識に相違のある立憲民主党とは組むことができない」という趣旨の発言を繰り返していた。
これは直近まで、国民民主党の存在理由として繰り返してきた「政権交代は目的ではない」「政局より政策」といった幾つかのフレーズが支持者含めて広く浸透していることが大きいものと考えられる。
それでは自民党と連立、協力するほうが「現実的」で政策志向といえるのだろうか。
直近公開された世論調査とあわせて考えてみたい。
まず政党支持率の最近の傾向でいえば、自民党が政党支持率を下げ、参院選で躍進した野党も、選挙が終わって軒並み政党支持率を下げている。もっともボリュームが大きいのが支持政党「特になし」であることは変わらないが、選挙後、大きく伸長している。
そのうえで、自民党高市新総裁への期待に対する肯定的回答は、自民党支持層、野党支持層と続き、(もっともボリュームとしては大きい)無党派層がもっとも低くなっている。
高市新総裁に取り組んでほしいことの2番目に「政治とカネの問題」が入ってきているが、党内基盤が弱く、すでに麻生派の人事が先行していること、政治とカネ問題への認識を踏まえても実現可能性はあまり期待できない。
自民党執行部人事に対する評価も、否定的な回答が肯定的な回答を大きく上回る。肯定的な回答は、自民党支持層、野党支持層と続き、またしても無党派層においてもっとも低くなっている。
不記載議員の登用の評価も7割近くが否定的に評価しており、公明党の連立離脱については65%以上が肯定的に評価している。
これらを踏まえると、高市新総裁率いる自民党と協力する政党は、否定的な評価を受ける蓋然性が高いと推論できる。
特に、無党派層の支持を失うおそれが大いにあるといえよう。例えば、この間、無党派層の取り組みに注力してきた日本維新の会(以下、維新)や国民民主党は、そのような選択を取ることができるだろうか。
リスク要因を挙げだすと枚挙にいとまがない。
立憲民主党と国民民主党の強力な支持層である連合は、政治運動方針として「政権交代可能な二大政党的体制」を打ち出し、「二大政党的体制のもう一翼を担う、働く者・生活者の立場に立つ政治勢力の結集・拡大をめざす」ことを直近の運動方針にも採用し、国民民主党の自民党との連立に釘を刺してきた(連合もまた「癒着のない透明でクリーンな政治の実現」を打ち出している)。
確かに国民民主党はこの間労働組合と距離をおきつつ、独自の支持層を開拓してきたとはいえまだまだ不安定で、組織内議員も有している。直ちに連合との関係を断ち切ることはあまり現実的ではないだろう。そう考えてみると、野党にとって「自民党との接近」はそれほど簡単なことではないことがわかる。
公明党もプレッシャーは大きい。
単に連立を離脱するだけではなく、自民党との対立が激しくなっているからだ。公明党は幾つかの小選挙区からの撤退も口にするが、自民党からは公明党の斉藤代表の選挙区である広島3区に候補者擁立の声も上がっている。
維新は自民党との連立に際して、相当高いボールを投げているようだ。
公明党と連立解消することになった受け皿限定よりも厳しい、企業団体献金廃止が含まれている。自民党はこれが飲めるのであれば、そもそも公明党との連立解消には至っていないだろう。
必要な法案とて、成立の見通しはそれほど明るくない。維新はあくまで閣外での「協力」にとどまるつもりではないか。
「政権担当能力が不安だ」という声もある。しかし、結局、「政権担当能力」は政権を担当しないと身につけることはできない。政権は省庁よりも大きい。「予行練習」することすらできないのだ。その意味では自民党が「統治の知恵」を独占してきただけに、野党には常に「統治の知恵」がなく、圧倒的に不利だ。
政権担当能力論でいえば、野党にはいつまで経っても機会が回ってこないことになる。丸山眞男がいうところの「現実主義の『陥穽』」だ。
翻って、現状はどうか。
長く連立を通じて、部分的な「統治の知恵」と、連立維持のための「連立の知恵」を共有する公明党が連立を解消し、政策協議を含めて野党の側につく可能性を示唆するこんな好機は、いまを逃せば、次、いつ生じるかわかったものではない。
もちろん野党連合政権が誕生したとして、参議院では過半数に至らず、国民の信任を受けてもいない不安定な政権になる。
現状の政策の踏襲を基調としながら、各種三党合意を通じて国民からも一定の信任を得ていると思しきガソリン暫定税率の廃止、政治とカネ、足もとの物価高対策に注力し、目処がつき次第、直ちに解散すればよいのではないか(例えば野党になった自民党は
、ガソリン暫定税率廃止法案に反対の立場を取ったとして、その後、選挙を戦うことができるのだろうか)。
ガソリン暫定税率の廃止が成功し、自公の選挙協力が解消すると、自民党は大きく議席を失う公算だから、本格的に令和の政界再編が始まるのではないか。自民党が割れることや、野党再編も十分視野に入ってくる。
ちなみに、通説通り、幾つかの組み合わせにより高市新総理が誕生したとしても、両院で少数与党であることは変わらず、百戦錬磨のパートナーである公明党が離脱しており、その舵取りはそれほど楽観視できまい。
来年の通常国会で行き詰まることも大いに考えられる。解散に至るようなら、やはり日本政界の姿は大きく変わることだろう。早いか遅いかの問題にすら思えてくる。
当初10月21日が目された臨時国会の召集日すら、野党が否決したことで揺らぎ、首班指名選挙の日程ははっきりしないままだ。それが今の日本政界における自民党の力なのだ。
もし、来週、再来週あたりに再び野党連合政権が誕生するとすればこれは面白い。
連立の立ち上げに公明党が有する統治の知恵と連立の知恵を活用できる可能性があり、「09年の教訓」「93年の教訓」も反省的に活かすことができるという意味で、本格的非自民政権誕生の「三度目の正直」となるかもしれない。
もちろん「二度あることは三度ある」なのかもしれないが。
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(日本大学危機管理学部教授/東京科学大学特任教授 西田 亮介)
「海上に人が浮いている」成人とみられる女性の遺体見つかる 北九州
17日未明、北九州市小倉北区の海上で成人とみられる女性の遺体が見つかりました。
警察が身元の特定を急ぐとともに死亡した原因を調べています。
17日午前2時ごろ、北九州市小倉北区で釣り人から「海上に人が浮いている」と警察に通報がありました。
警察や消防が現場に駆けつけたところ、岸壁から約5メートル離れた海上に、女性がうつぶせ状態で浮いているのを発見。
女性は、引き上げられましたがその場で死亡が確認されました。
警察によりますと、女性は成人とみられ、目立った外傷や衣服の乱れなどはないということです。
警察は、女性の身元の特定を急ぐとともに死亡した原因を調べています。
ノコギリカメムシの「耳」と思われていた器官、実は共生菌を培養 菌糸で卵を防御
産業技術総合研究所などの研究チームは、カメムシの仲間である「ノコギリカメムシ」の雌の後脚にある構造が、これまで考えられていた鼓膜ではなく、敵から卵を守るために共生菌を培養する器官だったことを発見した。器官の発達や菌を塗布する行動などを組み合わせた高度な防御の仕組みで、共生関係の進化を考える上で興味深い。論文は17日、米科学誌サイエンスに掲載される。
ノコギリカメムシは日本に広く分布し、成虫は体長約1・5センチ。研究チームによると、雌の後脚の「脛節(けいせつ)」と呼ばれる部分にある平たい楕円(だえん)状の領域は、過去に鼓膜と報告されていたが、詳細に調べると多数の小さな穴があり、そこから菌が生えていた。菌は病原性が低く、脚の分泌物を栄養にして育つと考えられる。
雌は産卵直後、育てた菌を後脚で卵に塗りつける。繁茂した菌糸が卵を覆っても幼虫は問題なく孵化(ふか)できる一方、天敵である寄生蜂が卵の中に産卵しようとしても近づけず、卵が守られていた。チームは今後、雌が有用な菌を選ぶ仕組みなどの解明を目指すとしている。
鶴ヶ島老人ホーム2人殺害、容疑者は未明に侵入し1時間滞在…「暗証番号で解錠」「恨みはなかった」
埼玉県鶴ヶ島市の介護付き有料老人ホーム「若葉ナーシングホーム」で入所者の高齢女性2人が死亡した事件で、殺人容疑で逮捕された元職員の木村斗哉(とうや)容疑者(22)が15日未明に施設に侵入し、1時間ほど滞在していたことが捜査関係者への取材でわかった。当時、施設にいた職員は1人で、県警は職員が少ない時間帯を狙ったとみている。
木村容疑者が県警の調べに「4桁の暗証番号で出入り口の鍵を開けた」と供述していることも判明した。防犯カメラの映像から、県警は1階の職員用出入り口の電子ロックを解除したとみている。施設内にも電子ロックが複数あるが、同じ番号で解除できたという。
木村容疑者は2023年5月~24年7月、施設で働いていた。施設側は「暗証番号は変えていなかった」と説明している。
捜査関係者によると、木村容疑者は15日午前1時台、施設に侵入し、2時台に立ち去っていた。周辺の防犯カメラには、施設に入る前に自転車で走行し、近くで降りる姿も映っていた。
木村容疑者は15日午前8時40分過ぎ、施設から約250メートルの東武東上線若葉駅近くで職務質問を受け、身柄を確保された。施設から南東に約600メートルの路上で、木村容疑者のバッグや血のついたナイフなどが見つかり、殺人容疑で15日昼、緊急逮捕された。
木村容疑者は15日未明、施設5階の居室で入所者の小林登志子さん(89)を刃物で切りつけるなどして殺害した疑い。司法解剖の結果、死因は首を圧迫されたことによる窒息とみられ、絞められたような痕があった。
木村容疑者は4階居室で暮らしていた上井アキ子さん(89)の名前も挙げ、殺害への関与を認めている。
小林さんは23年1月、上井さんは22年6月に入所した。木村容疑者は2人と面識があったとみられ、「恨みはなかった」と供述しているという。
2人の上半身にはナイフで切られたとみられる傷が複数あった。施設内の防犯カメラにはナイフを持って歩く木村容疑者が映っていた。「事前に購入した」と供述しており、県警は計画性があったとみている。
県警は16日、木村容疑者をさいたま地検に送検した。
公明と国民民主が接近、「野党として政策実現」で思惑一致…自民と全面対決しきれない点も同じ構図
公明、国民民主両党が接近を強めている。公明は自民党との連立政権解消を決め、国民民主も自民と日本維新の会の政策協議入りを受け、連立入りに応じない姿勢を鮮明にした。野党の立場から政策実現を目指す思惑で双方は一致している。(田ノ上達也、薦田大和)
「国民民主とは団結し、連携を取りながら政策実現を図っていくと約束した」
公明の斉藤代表は16日の国民民主の玉木代表との会談後、記者団にこう述べ、政治改革や減税、教育などの分野で連携を強化していく考えを示した。玉木氏も記者団に「政策面含め、連携することで合意した」と語った。
会談では、公明が7月の参院選公約に掲げた政策に充てる財源を生み出す「政府系ファンド」の創設や科学技術予算の増加などの実現に向け、協議体を設置することで一致。国民民主が主張する所得税の非課税枠「年収の壁」引き上げについても連携を深めることを確認した。17日にも協議を始める方針だ。
両党はこれまでも政治改革を中心に共同歩調を取ってきた。3月には企業・団体献金の受取先を政党本部と都道府県単位の組織に限定する規制強化案をまとめた。政治資金を監査する第三者機関「政治資金監視委員会」の設置を巡っては、昨年の臨時国会で政策実現の手順などを定めるプログラム法を成立させており、具体化を急いでいる。
公明内では自民との連立解消に伴い、「存在感の低下は避けられない」(党ベテラン)との危機感が高まっている。国民民主も、維新が自民との連立に向けて政策協議を進めていることから、自民との連携の機運がしぼんだ。公明と国民民主は、政策実現力を維持するという点で利害が一致し、接近している格好だ。
両党は自民と維新に攻勢もかけている。維新が企業・団体献金の禁止を主張してきたことから、玉木氏は16日、「維新には(自民に)禁止を迫ってほしい」と要求した。もっとも、政策実現には自民との連携も求められ、16日には自民、国民民主両党の政調会長が年収の壁を巡って会談した。公明も同じ構図で、自民と全面的な対決姿勢は取りきれないのが実情だ。
両陛下と愛子さま、東京都慰霊堂を23日に訪問へ…ご一家の訪問は初
宮内庁は16日、天皇、皇后両陛下と長女愛子さまが戦後80年にあたり、今月23日に東京都慰霊堂(墨田区)を訪問されると発表した。同所には、関東大震災や東京大空襲などの死者の遺骨が納められている。宮内庁によると、ご一家の訪問は初めてで、当日は空襲の犠牲者の遺族らと懇談される。両陛下は、戦時中に空襲などで多くの尊い命が失われたことを痛ましく思われているという。
千葉県知事、切り取り記事「許可しない」投稿を修正 「遠慮して」に
千葉県の熊谷俊人知事が16日、自身の交流サイト(SNS)のアカウントに「一部を切り取り記事化するのは許可しません」と掲載していることは「適切ではなかった」として、文言を修正した。熊谷氏は投稿内容の一部が切り取られて本来の趣旨と異なる伝え方をされていると敏感になっていたが、報道機関から「威圧的だ」と指摘された。
熊谷氏はX(ツイッター)とフェイスブック(FB)のアカウントの自己紹介文に「一部を切り取り記事化するのは許可しません」と記載していた。記載を始めた時期は明らかにしていない。
熊谷氏は16日の定例会見でこの文言について問われ、「全体の趣旨と違う内容で記事化されるのを防ぐため」と説明。投稿内容を要約して報じる際は「私に許可を得てほしい」と注文した。記者から「威圧的と受け止められる可能性もある」と指摘されると、「報道の自由は理解している」と釈明した。
ただ、熊谷氏は約3時間後に再び報道陣の取材に応じた際、「現在の文章は適切ではない。検閲ではないかと思われたことは大変申し訳なく思う」と述べた。その後、XとFBの文章を「全体の趣旨と異なる形で一部を抜粋して記事化・紹介するのはご遠慮下さい」に修正した。【中村聡也】
警視庁の対応巡り都に賠償命令=外国人女性ら一部逆転勝訴―東京高裁
トラブルに駆け付けた警視庁の警察官の対応を巡り、南アジア出身の50代女性と日本国籍の長女(8)が東京都に計440万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が16日、東京高裁であった。萩本修裁判長は請求を棄却した一審東京地裁判決を変更し、計66万円の支払いを命じた。
判決によると、女性らは2021年6月、公園で見知らぬ男性から息子が女性の長女に蹴られたと詰め寄られた。事情聴取後、警察官は民事訴訟での利用を条件に男性に女性の住所や氏名、電話番号を伝えたが、男性はその後、SNSで女性の個人情報を記した多数の差別的な投稿をした。
萩本裁判長は、男性は現場で、差別意識から乱暴な言動を繰り返しており、個人情報を知れば誹謗(ひぼう)中傷をする危険があることを認識できたと指摘。「女性の承諾を踏まえても注意義務に違反し違法」と判断した。
女性側は、警察官が長女に「どうせお前が蹴った」などと発言したとも訴えたが、「警察官の行動として容易には想定し難い」として一審に続いて退けた。
判決後、都内で記者会見した女性側の代理人弁護士は「一部勝訴と言えるが、提訴の趣旨からすると全く満足のいくものではない」と話した。
警視庁の庄司博幸訟務課長の話 判決内容を精査した上で今後の対応を検討する。 [時事通信社]
【全文公開】維新・吉村代表が生出演、自民と政策協議“連立の条件”何が最重要?選挙区調整は?【Nスタ】
井上貴博キャスター: 日本維新の会・吉村洋文代表が中継で出演してくださいます。どうぞよろしくお願いいたします。
日本維新の会吉村洋文代表: よろしくお願いいたします。
社会保障と副首都、この2つは絶対条件
井上キャスター: 今日(16日)政策協議が行われましたが、やはりその模様を見ていても、政策面での溝、もちろんエネルギー・安全保障は近いというところは一貫していますけれども、一方で企業・団体献金、後は消費税についての溝は相当深いんだろうなというのを感じます。このあたりはどうされるのでしょうか。妥協していくことになるのでしょうか。
日本維新の会吉村洋文代表: この協議については、12項目かなり幅広く提案させていただきました。というのも今回、高市新総裁から、ある意味強い思いをもって、熱量を持って、国家の運営方針のあり方も含めて連立の打診を受けています。
そのため、一部分だけの話ではなく、国家運営をしていくという観点からすると、外交であったり、安全保障であったり、防衛であったり、非常に重要です。社会保障の問題も非常に重要ですし、物価高対策も非常に重要です。
私が強い思いを持っているのは副首都構想です。これは私も政治家として強い思いを、日本の成長のために必要だという思いを持っています。教育無償化もそうです。
非常に幅広い分野を今回協議いたしましたので、最終的には、当然すべてが合致するわけではありませんが、きちんと我々が納得できるものになるかどうかという協議をこの数日の間で詰めていきたいと思います。
明日(17日)また協議をすると聞いているので、なかなか一日でというのは難しいと思いますが、首班指名の日にちは決まっているので、スピード感を持ってやっていこうと思います。この数日間は胆力と判断力が重要になると思います。
井上キャスター: もちろん政策の優先順位があるということだと思いますし、すべての政策が一致するとも思っていません。
ですが、二つ細かく伺わせてください。企業・団体献金廃止は、やはり維新としては「既得権益の政治を壊すんだ」という旗印にしていた根幹の部分だと思います。ここを譲るとすると、維新の存在意義というものが瓦解してしまうのではないか。
消費税についても自民党とかなり違うものになってきています。この二点について、どういう落としどころをイメージされているのでしょうか。譲る、妥協するということでしょうか。
日本維新の会吉村洋文代表: 企業・団体献金の禁止については、他の政党と違って我々は実際に実行しています。それぐらいの強い思いを持って、企業・団体献金の禁止というのをこれまでやってきました。ただ、自民党とここについて溝が大きくあるというのは分かっています。というのも、公明党はまさにここで連立離脱したわけですから。考え方に大きな差はあるけれども、協議については真摯に進めていきたいと思っています。
消費税について、高市新総裁は「食品の消費税ゼロ」を主張した時期もありましたが、なかなか簡単にいくものではないということは分かっています。ただ私はこれはやはり必要だと思っているので、今日の時点でここというのはないですけれども、他の項目も含めて重要な政策はしっかりと詰めていきたいと思います。私が思う絶対条件は、社会保障、副首都。この二つが絶対条件です。
「企業・団体献金の廃止」合意できない場合は…
井上キャスター: 企業・団体献金の廃止で合意できなければ、連立はないと考えていいのでしょうか。
日本維新の会吉村洋文代表: トータルで考えていきます。
井上キャスター: 一歩引くこともあり得るということでしょうか。
日本維新の会吉村洋文代表: 他の項目によってトータルで考えていきます。
井上キャスター: この部分が維新の根幹のような気もしますが、そこが揺らいでしまいませんか?
日本維新の会吉村洋文代表: 他にも根幹の部分はたくさんあります。たとえば、議員定数削減もそうですが、そういったところも含めてやっていきます。
井上キャスター: そこは国民にも理解してもらえると。
日本維新の会吉村洋文代表: どこまで合意できるかにもよるとは思います。最終的には判断になりますが。
議員定数の削減も今回提言させてもらいました。議員定数の削減は国会議員として最もやりたくない改革だと思いますが、我々維新の会は実際にやってきました。そういったことも挙げていますので、非常に難しい合意になると思いますが、やっていきます。
井上キャスター: やはり一貫して全体でどうするんだというところですね。
TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん: 全体で考えると、それでも特に消費税などは自民党はおそらくゼロ回答でしょう。それに対して、たとえば継続協議というような落としどころが政治の世界ではありますが、そのような形で歩み寄るということは想定できるのでしょうか。
日本維新の会吉村洋文代表: 12項目あるので、改革をするとしたら、社会保障ひとつとっても大変です。簡単なことではありません。副首都構想についても、やはり首都圏だけに頼るのではなく、もうひとつ大きな軸を作ることは、日本にとって大きな構造改革ですので、簡単にいくものでもありません。
そのため、日本にとって本質的に必要なこと、そして我々が公約で掲げていること、特に、参議院選挙で公約に掲げた二つの柱は社会保障改革と副首都構想ですので、この二本の軸は絶対にぶれずにいきたいと思っています。
井上キャスター: 本質は人によって捉え方が変わると思います。たとえば、企業・団体献金の廃止を柱に据えて見ている方もいらっしゃいますし、消費税を柱にして見ている方もいらっしゃる。そこが合意できないで手を組むとなると、ただの数合わせじゃないかという批判についてはどう応じられますか。
日本維新の会吉村洋文代表: 全部の政策が完全一致だとしたら同じ政党ですよね。我々は違う政党です。
考えが違うところもあると思います。しかし、国家観であったり、経済政策であったり、本当に一緒にやっていけるかどうかは、我々の求める項目が非常に難しい項目もたくさんありますので、それについて自民党はどう考えるのか、高市総裁はどう考えるのか、高市総裁側も本当に難しい判断だと思いますが、その意見をしっかり聞いていきたいと思います。
星浩さん: 政治と金の問題で、公明党と国民民主党が具体的に、政党支部を限定するという案を出しています。これに維新が乗って、立憲が乗れば、数的には成立するというかなり具体的な動きがあります。そういう具体的な問題を進めてほしいというのは、むしろ国民のニーズだと思いますが、その辺りはいかがでしょうか。
日本維新の会吉村洋文代表: そのような国民の皆さんの声もあると思いますし、それ以外の声もあると思っております。
企業・団体献金の禁止について、公明党と国民民主党は前回、法案を出さなかったですよね。我々が出せ出せって言っても出さなかった。そして結論を得ることができず、ここまで来ています。だから一歩でも二歩でも前に進めることが、僕は重要だと思っています。これから真摯に様々な協議をしていこうと考えています。
議員定数の削減めぐり「腹が立ってしょうがない」
出水麻衣キャスター: 先ほど藤田共同代表が会見で、12項目のなかのいくつかは持ち帰る、消費税の減税と企業・団体献金の廃止という部分が折り合えていないと明言されていました。
このあともそこが1ミリも進まないなかで、再び総理指名選挙で高市さん(の名前)を書くとおっしゃっていますが、そこの気持ちに揺らぎはないのでしょうか。
日本維新の会吉村洋文代表: 今まだ協議中ですので、消費税と企業・団体献金の禁止について、考え方に溝があるのは間違いないところです。
ただ、それ以外の項目についても、先ほど申し上げた議員定数の削減なんて、自民党も民主党も約束しましたが、この間一切やってこなかったですから、僕は腹が立ってしょうがないんですよ。
維新の会として約束した議員定数の削減は、109から88まで実際に減らしました。もう大混乱になりましたが、それをやって、そこからさまざまな改革をやってきたというところもあります。
議員にとって最も嫌なのは議員定数削減ですが、僕はこういったところのほうに強い思いを持っています。
星浩さん: 連立と候補者調整についてお伺いします。
維新は大阪周辺から全国展開を進めてきて、大阪では全部勝ちましたが、それ以外のところで自民党と対決してきたわけです。今度、自民党と連立を組むとなると、自民党と対決した候補者たちは次から見捨てるということになるのでしょうか。
日本維新の会吉村洋文代表: いや、選挙区調整や選挙のことはまだ先の話だと思っています。まずは政策協議がまとまるかどうか、ここだと思います。政策がやっぱり大切ですから。そこが根本なので。
井上キャスター: 吉村さん、今日はどうもありがとうございました。
政策に溝があるという部分は認めている。これをどうするのか時間がないなかで、明日(17日)も協議を行うということですが、どう動いていくのでしょうか。
========== <プロフィール> 星浩さん TBSスペシャルコメンテーター 1955年生まれ 福島県出身 政治記者歴30年