「誰かがすべった跡があったから、行けると思った」。新潟県南魚沼市のスキー場で2026年1月、コース外を滑走した外国人客が遭難する事故が起きた。前出の言葉は、救助された外国人たちが、判でおしたように口にする言葉だ。
【画像】「決して安くない」コース外遭難…ルールを無視した代償
スキー場には多くの外国人観光客が訪れているが、ルールを逸脱した「コース外滑走」によるトラブルが頻発している。現場の警察やスキー場への取材からは毎週のように繰り返される救出劇と、意図的な立ち入りに対する苦悩が浮き彫りになった。
中国籍の観光客が5人、台湾出身の者1人がコースを外れ遭難
「中国人の友人が遭難したようだ」
1月25日午後2時47分に1本の110番通報が入った。通報者は遭難した当事者ではなく、相談を受けた知人だった。場所は新潟県南魚沼市の六日町八海山スキー場。コースとして管理されていないエリアに、迷い込んでしまったという。
同署によると、遭難していたのは30代から40代の男性6人。内訳は中国籍の外国人観光客が5人、台湾出身の者1人だった。奇妙なことに、彼らはもともと6人のグループだったわけではない。3人組のグループと、それぞれ単独ですべっていた3人が、コース外の同じ場所で偶然鉢合わせ、身動きが取れなくなって「6人の遭難者」となったのだ。
通報時点ですでに夕刻が迫っていた。冬山での夜間捜索は、救助隊にとっても二次遭難のリスクが高いため、警察は非情とも言える判断を下さざるを得なかった。
「今夜はもう山には入れない。そこで一泊しなさい」
警察は電話を通じ、雪に穴を掘って風雪をしのぐ「ビバーク」を指示した。6人は雪山の中で恐怖の一夜を過ごすことになった。
翌26日午前6時半、警察5人、消防6人、さらにスキー場パトロール隊を加えた捜索隊が出動した。午前8時40分に6人と接触した。
幸い全員にけがはなく、自力歩行が可能だったため、捜索隊が雪道を踏み固めて誘導し、午前11時54分、全員が徒歩で下山した。
なぜ彼らはコース外へ飛び出したのか。救助後の聴取に対し、彼らは異口同音にこう主張したという。
「誰かがすべった跡があったので、行けると思って行った」
「コース外だとは知らなかった」
しかし、南魚沼署はこの言い分に懐疑的だ。
「現場には『ここから先は入ってはいけない』と示すネットや規制線が張られています。彼らはその切れ目などから侵入している。警察官の肌感覚として、彼らが『わざと入りました』と認めて頭を下げることは絶対にありません」
同署関係者は、彼らは意図的にコース外滑走をしていると実質的に見ている。
同様の事案は今回の2日前、1月23日にも発生していた。
同じスキー場で20代の中国人男性1人が遭難し、翌24日朝に救助されている。この男性も「ふぶいて視界が悪く、気づいたらコースを外れていた」と釈明したが、担当者は「いくら視界が悪くても規制線は視認できるはずだ」と指摘する。
「毎週のように起きている」見えない遭難
警察が1月に公表した同署管内の遭難事案は3件(上記2件と、11日の自力下山1件)だ。しかし、これは氷山の一角に過ぎないと、同署関係者は明かす。
「警察が認知・出動していない事案を含めれば、毎週のように発生しています」
警察に通報が入る前にスキー場のパトロール隊が発見・救助し、事なきを得ているケースも少なくないという。
トラブルは新潟に限った話ではない。例えば、世界的スノーリゾートである北海道でも深刻化している。
1月26日午後6時30分ごろ、ニセコアンヌプリ国際スキー場とニセコモイワスキーリゾートの中間付近で「コース外でバックカントリーをしていた知人が身動きが取れなくなった」という110番通報があった。
遭難したのは41歳の中国人男性で、食料を持たずに夜の雪山に取り残された。その後、捜索に入った警察と消防により無事救助された。男性にケガはなかった。
北海道警によると、1月1日から21日までのわずか3週間で、道内のバックカントリーに伴う遭難者は29人に上る。そのうち約9割にあたる26人が外国人で、外国人観光客による遭難が突出して多い異常事態となっている。
スキー場のコース外滑走による遭難はそのうちどの程度の割合を占めるかは不明だが、関係者は「決して少なくない数字だ」と明かす。
背景にあるのは、やはり外国人観光客の増加だ。スキー場が多い都道府県の観光協会によると、特に中国系の観光客が増加傾向にあるという。
前出の八海山スキー場の担当者も取材に対し、「数字的なデータはすぐに出ないが、去年に比べて来場者に占める外国人の割合が増えている実感がある」と語る。
スキー場側によると、コース外に出る理由はさまざまだ。
「完全に(禁止区域だと)分かっていて行く」悪質な者もいれば、「初めて訪れて地形が分からず、他人のシュプール(滑走跡)につられて意図せず出てしまった」という者もいるという。
「本人が『道に迷った』と言えば、故意かどうかの内心までは確認できません」とスキー場担当者は明かす。
「バックカントリー」ではない、「禁止行為」である
一部の報道やSNSでは、こうしたコース外滑走を「バックカントリー」と呼ぶ向きもあるが、現場関係者はその表現に神経を尖らせている。
「『バックカントリー』という言葉は慎重に使ってほしい」
ある新潟県警の幹部はそう記者に釘を刺した。本来、バックカントリーとは登山届を提出し、雪崩対策などの装備を整えた上で、自己責任において手付かずの自然を楽しむ山岳アクティビティのことを指す。
「今回のように、レジャー気分で遊び半分にコース外に出て遭難した人たちと、真剣に取り組んでいる愛好家をごちゃ混ぜにすると、愛好家の方々からお叱りを受けます」(県警幹部)
八海山スキー場も同様のスタンスだ。同スキー場には、バックカントリーへ出るための専用ゲートや装備チェックの仕組みは存在しない。
「当スキー場はバックカントリーを推奨しておらず、基本的にはコース外滑走を禁止しています」(スキー場担当者)
ルールを無視した代償は、金銭的にも身体的にも高くつく。多くのスキー場では、コース外で救助を要請した場合、実費請求を行なっている。八海山スキー場も例外ではない。
「パトロール隊が出動すれば、規定に基づき救助費用を請求します」(スキー場担当者)
同スキー場のウェブサイトや場内の掲示板には、遭難捜索費用の負担について明記されている。前出県警幹部によれば、相場は「基本料金が20万円とされ、そのうえで隊員1人につき1時間2万円、スノーモービル出動なら3万円」といった額になることもあり、今回の6人にも相応の請求がなされる見込みだ。
しかし、金銭で解決できるならまだ良い方だ。スキー場担当者は「一番の危険は、命に関わる事故につながることです」と強調する。
コース外では携帯電話の電波が届かない場所や、バッテリー切れで位置特定ができなくなるケースも多い。そうなれば救助に向かうことさえできない。今回の6人のように、極寒の雪山で装備もないまま一晩を明かさなければならない事態も現実に起きている。
「誰かのすべった跡があったから」という安易な動機が、捜索隊を危険にさらし、多額の費用負担を招き、そして自身の命さえも脅かしている。インバウンド景気に沸く雪山の影で、安全とルールの境界線が揺らいでいる。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
投稿者「F.Krueger」のアーカイブ
森永ヒ素ミルク、二審も原告敗訴 賠償請求退ける
1955年に発生し、1万3千人超が被害を受けた「戦後最大の食品中毒」とされる森永ヒ素ミルク事件で、脳性まひになった女性(71)が進行する症状に対し救済が不十分だとして森永乳業(東京)に慰謝料など5500万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で大阪高裁(嶋末和秀裁判長)は29日、一審に続き請求を退けた。
一審大阪地裁判決は、不法行為から20年で賠償請求権が消滅する「除斥期間」が経過したとして請求を棄却していた。
森永乳業と被害者団体、国の3者は74年に救済団体「ひかり協会」(大阪)を設立し、森永乳業の負担で被害者に手当を支給している。
プロ野球広島の選手を送検 薬物エトミデート使用疑い
広島県警は29日、指定薬物のエトミデートを使用したとして、医薬品医療機器法違反の疑いで逮捕したプロ野球広島東洋カープの選手羽月隆太郎容疑者(25)=広島市中区=を送検した。
エトミデートは「ゾンビたばこ」などと呼ばれ、過剰摂取で手足がけいれんしたり、意識を失ったりする場合がある。容疑者は昨年12月16日ごろ、国内で若干量を使用した疑いで、今月27日に逮捕された。県警によると「使った覚えはありません」と容疑を否認している。
捜査関係者によると、容疑者の関係先からエトミデートとみられる薬物を含んだカートリッジが複数見つかったといい、県警は入手先などを調べている。
「お前らもう辞めちまえよ」と呆れ声も、社民党「お金がないんです!」衝撃の“カンパ動画”に批判
2月8日に投開票を迎える衆議院議員選挙。各陣営の活動が本格化する中、ある政党の投稿に批判の声が殺到している。
社民党の「カンパ乞い動画」に批判
社民党の福島瑞穂党首は、1月27日に東京・JR新宿駅前で衆院選の公示第一声に臨んだ。「今度の衆院選は国民の生活を顧みない、高市政権を退陣させる選挙だ。戦争への道をひた走る自民党政権を打倒する」と訴え、さらに「高市政権は受験シーズン、大雪の中で国会を開会し、施政方針演説をやらない、予算委員会もやらない、何にもやらないで解散した。自分勝手、暴走解散だ」と高市政権を厳しく批判。
併せて「憲法改悪か、護憲か。戦争か、平和か。国民が塗炭の苦しみを味わう社会か、それとも国民の生活を大事にする社会か。差別・排外主義か、共に生きられる人権のある社会か、それが問われる選挙だ」と、本選挙での争点を述べた。
「福島党首は熱い想いを訴えたようですが、内容は自民党政権潰しや高市政権批判がメインだったので、ネットの反応は冷ややかでした。社民党の存在感を示すためには、今回の選挙における党の政策を素直に訴えたほうが良かったようです」(政治ジャーナリスト)
また、同月25日放送の『日曜討論』(NHK系)に出演した社民党のラサール石井副党首の振る舞いにも、疑問の声が上がっている。『日曜討論』は、各党の代表者がテーマに沿って意見をぶつけ合う討論番組。しかし、ラサール氏は司会から物価高対策や外交・安全保障について問われても、テーブル上に視線を落として手元の原稿を読み続けるだけだった。
これには「カンペ読んでるだけやん」「原稿読むだけで精一杯という感じ。討論になってないけど大丈夫なの?」と、視聴者から批判の声が相次ぐ結果に。
そんな社民党を代表する2人は同月26日、党の公式Xに動画を投稿。
福島氏が「いよいよ衆議院選挙です!社民党、とにかくお金がないんです!あなたのカンパが頼りです」
とにこやかに呼びかけると、ラサール氏も
「1年4か月の間に3回も選挙をされてですね、もう、本当にお金がありません」
とアピールした。後半には“カンパのお願い”と題し、振込先を提示しながら2人で「よろしくお願いしま~す」と手を振り、動画は終了。
この動画を見た人たちからは、「国民に何を提供出来るか訴えるのではなく、このタイミングで金クレ動画出すのか」「支援者に金を無心する党が国民の生活をマネジメント出来るわけないだろ」「国民の生活助けるのが仕事なのに国民に金乞いしてどうすんのよ」「いよいよ衆議院選挙です!→お金が無いんです!→カンパ下さい! お前らもう辞めちまえよ」と、呆れ声が噴出。
「動画を出したことで、社民党はさらに批判を受ける結果になってしまいました。今回の選挙は国民の金銭的不安を解消できるかが大きな争点になるので、さすがにこのタイミングで出す動画ではなかったかもしれませんね」(前出・政治ジャーナリスト)
投開票まで残りわずか。窮地に立たされた社民党は、この選挙で生き残ることができるだろうか。
日本海側は積雪急増に警戒 午後は関東でも急な雪に注意
今日29日(木)は寒気が北日本や北陸を覆い雪が強まります。積雪の増加や視界不良などに警戒してください。午後は関東でも急な雪に注意が必要です。
再び強い寒気 大雪に警戒
今日29日(木)の朝は、上空5500m付近で-36℃以下の寒気が北日本から北陸付近まで南下し、日本海側では雪雲が発達しやすくなっています。
活発な雪雲が通過するタイミングでは、1時間に5~10cmの強い雪となる可能性があります。先日までの寒波の影響が残っている所で大雪となり影響が拡大するおそれがあるため警戒してください。
風も強まるため、路面状況に加え、視界の悪化にも十分注意が必要です。
▼7時現在の12時間降雪量
新潟県 能生:29cm
富山県 朝日:22cm
山形県 小国:21cm
石川県 珠洲:13cm
関東も急な雪に注意
関東は午後になると、南部を中心に雲が増えて、一部で雪や雨が降り出す見通しです。
夕方以降は内陸部や山沿いで雪の降り方が強まり、標高の高い所では積もるおそれがあります。
外出の際は折りたたみ傘を持ち、路面状況の変化にお気をつけください。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
高市早苗首相、“大義なき解散”の影響は皇族方にも “後任候補見つからず引退撤回”の皇室典範改正協議の中心メンバー・額賀福志郎氏は「加齢で記憶力に不安」
「代議士は選挙に落ちればただの人」とは永田町の格言だが、まさに政治家たちの運命を左右する戦いがスタートした。争点はただひとつ、高市早苗首相(64才)を信任するかどうか。しかし、勉強熱心なハードワーカーで知られる彼女にも、どうやら苦手なことがあるようで──。
「『働いて働いて働いて働いて働いてまいります』という首相のフレーズは、昨年の流行語になりましたが、いま永田町では『働かないまま、解散しちゃったね』と揶揄する声もある。実際、年明け以降は首相の出勤時間がどんどん遅くなっているのです」(全国紙政治部記者)
1月19日、記者会見した高市早苗首相は「高市早苗が、内閣総理大臣でいいのかどうか、いま、主権者たる国民の皆様に決めていただく、それしかない」と述べ、23日の通常国会冒頭で衆議院を解散する意向を正式表明。27日から真冬の選挙戦がスタートした。高支持率を背景に、奇襲作戦で議席奪還を目論む高市首相だが、早速、その頼みの綱にほころびが見えるという。
「公示直前の報道各社の世論調査では、軒並み支持率が下落。毎日新聞の調査では前回から10ポイント落とす結果となりました。やはり、解散の時期に否定的な意見が多いようです。首相は勝敗ラインを現状維持の『与党で過半数』に設定していますが、最低でも与党で安定多数の244議席は獲得したいというのが本音でしょう」(前出・全国紙政治部記者)
27日の宮城・福島を皮切りに、北海道、兵庫・徳島、大分・福岡と全国各地を遊説で飛び回る予定の高市首相。そのハードスケジュールに体が悲鳴を上げないか危惧する向きもある。
「ここ数年、高市さんの”激やせ”ぶりは永田町で話題でしたが、首相に就任し多くの国民が認識するようになりました。昔の服を着た際は、腕まわりや胴まわりがブカブカになっていることもある。関節リウマチの持病を抱えており、片足は人工関節を入れている。この寒さの中、朝から晩まで応援演説をこなすのは、体力的にかなりきついと、周囲は気を揉んでいます」(自民党関係者)
高市首相の”働き方”を巡っては、解散前から心配の声が聞こえていた。
「昨年末に執務場所である官邸と隣接する公邸に引っ越した高市首相ですが、仕事始め以降、出勤時間は遅くなる一方なんです。国会閉会中とはいえ、午前中の大半を公邸で過ごし、ようやく11時過ぎに官邸に出勤するケースも目立ちます。石破茂前首相の出邸時間は遅くても9時頃で、早いときは6時台のこともあった。それに比べると、高市首相の朝は随分とのんびりだなという印象です」(永田町関係者)
《京大卒でモテ系ファッションの才色兼備モデル》今井優里氏(25)、衆院選立候補ドタキャンの裏側「直感を信じる!」“意識高い系”だった大学時代
第51回衆議院選挙が公示される前夜の1月26日、国民民主党の公認を受けて大阪7区から出馬する予定だった今井優里氏(25)が立候補を突如辞退したことがわかった。国民民主党が公式X(旧Twitter)アカウントで〈一身上の都合により辞退したい旨、連絡がございました〉と報告した。
また、今井氏も自身のXを更新して、〈皆様のご期待、お時間など、無駄にすることになり大変申し訳ございません〉と謝罪。〈立候補をすることで、業務関係者に迷惑がかかってしまう恐れがあることが判明し、立候補を取りやめることにいたしました〉と説明した。
今井氏は大阪府出身。京都大学の医学部出身で、モデルとしても活動しており、立候補を表明した時点から、ネット上を中心に”才色兼備”と大きな注目が集まっていたが、まさかの”ドタキャン”という結果に終わった。
電撃辞退の詳しい経緯は明かされていないが、一体何があったのか。全国紙の政治部記者が語る。
「出馬にあたり、芸能活動に関連して何か問題が発生したようです。今井氏と共演歴のある実業家の堀江貴文氏は、〈本人言いにくいと思うんで私が聞いたこといいますけど〉と前置きした上で、出演CMをめぐり違約金が発生しかねない事態になったようだとしていましたが……。国民民主党の関係者と本人がよく確認していなかったのでしょうか」
今井氏は、学生時代から好奇心旺盛な”行動派”だったようだ。彼女を知る人物の証言。
「今井さんは、京大医学部の中でも人間健康科学科の出身です。人間健康科学科は、京大の理系学部の中では難易度的に狙い目とされ、卒業生は必ずしも医療職に就くとは限りません。そんな多彩な進路に魅力を感じる学生も多いようです。
今井さんも大学生時代から興味の幅が広く、特にビジネスへの関心が高かった。実際、京大を卒業した後は、フィットネス事業を手がける企業で働きながら、自分でもビジネスをしていました。
学生と企業の交流を目的としたカフェでバイトしていて、いわゆる”意識高い系”の学生だった。モテ系のファッションに身を包み、モデルの活動もして、とにかく行動力がありました」
今井氏は京大入学時、〈可愛すぎる新入生美女〉としてメディアの取材を受けており、そのなかで、〈「やる?」と誘われたことに対しては全部やりたいと思っています!〉と話していた。また、ビジネスパーソン向けのSNSのプロフィールには、〈直感を信じる!〉と記載されている。
持ち前の行動力があだとなり、公示直前のドタバタ劇へとつながってしまったのか。
スーパーで刻みネギ1パックを万引きし警備員に大ケガさせたか 28歳女を逮捕「全部間違っています」と否認
先月、名古屋市緑区のスーパーで刻みネギを万引きし、取り押さえようとした女性警備員に大ケガをさせた強盗致傷事件で、逃走していた28歳の女が逮捕されました。 警察によりますと、逮捕されたのは、緑区に住む無職・舟倉沙織容疑者(28)です。 舟倉容疑者は去年12月、緑区元徳重のスーパー「ピアゴラフーズコア徳重店」で刻みネギのパック1点を万引きし、取り押さえようとした女性警備員(59)を引き倒して足蹴りし、右足を骨折するなどの大ケガをさせた疑いが持たれています。 舟倉容疑者は逃走していましたが、防犯カメラ映像などで特定され逮捕に至りました。 調べに対して「全部間違っています」と容疑を否認しています。
駅名看板から雪庇が落下…通行客に直撃 首の打撲のけが JR苗穂駅
JR苗穂駅の北口にある駅名看板から雪庇が落下し、客1人がけがをしていたことがわかりました。
JR北海道によりますと、今月26日午後2時ごろ、札幌市東区にある苗穂駅北口に設置された駅名看板から雪庇が落下し、通行中の客に直撃したということです。
客は翌日病院を受診し首の打撲と診断されました。
落下した雪庇は、幅60センチ、高さ10センチ、厚さ10センチ、重さ900グラムと推定されています。
JR北海道は、降雪状況と駅からの情報をもとに雪下ろしを行っていて、26日は午前中に苗穂駅内の除雪作業をしましたが駅名看板の雪庇については確認していなかったということです。
JRは、駅施設の雪庇などの状況を監視をするとしています。
愛子さま、“母のドレスと叔母のティアラ”に込めた継承の心、佳子さまも体現「皇室のサステナブル」
1月18日、天皇、皇后両陛下と長女の愛子さまは、両国国技館で大相撲を観戦された。
叔母・黒田清子さんのティアラ
「当初は陛下のみとされていましたが、当日、会場には3つの椅子が用意されていました。“もしかして”という期待と緊張で見守っていると、陛下と一緒に雅子さまと愛子さまが登場されたのです」(皇室担当記者)
星取表を記入しながら、後方に座っていた日本相撲協会の八角信芳理事長に大きく身を乗り出して質問されていた愛子さま。『皇室の窓』(テレビ東京系)で放送作家を務めるつげのり子さんは、愛子さまの相撲好きについてこう振り返る。
「’06年、陛下が皇太子時代のお誕生日記者会見で、当時4歳だった愛子さまが力士の名前をフルネームで覚えていらっしゃるとお話しされていました。また、『だれだれに、星がついたよ、うれしいな』と五七調の文を作られたエピソードからも、相撲への深い愛情が伝わってきました」
天覧相撲での愛子さまのご様子とともに注目されたのが、着用されていた桜色の振り袖だ。
「学習院大学の卒業式でお召しになった振り袖と同じものでした。卒業式のときは袴で見えていなかった全体が見えて、金色の短冊の中に菊などの花々が描かれた華やかな文様は新年にふさわしい“晴れ着”でしたね」(つげさん)
ネット上では《お召し物を大切に着ていらっしゃるのはすてき》《同じ着物を二度も正装に使うとは素晴らしい》と絶賛の声が上がった。愛子さまの“ものを慈しむ心”は着物にとどまらない。
「女性皇族は成年を迎える際にティアラを新調されますが、愛子さまは当時、コロナ禍で苦しむ国民を思い、叔母の黒田清子さんのティアラを引き継ぐことを選ばれたのです。その後、今年の新年祝賀の儀まで、6年間ティアラの新調を辞退し続けていらっしゃいます。
また昨年の『歌会始の儀』では、雅子さまがかつて着用されたクリーム色のドレスを、愛子さまがお召しになられたことも話題になりました」(前出・皇室担当記者)
雅子さまから愛子さまへ
こうした慈しみの心は、代々受け継がれてきたものだ。
「’93年、当時、皇太子だった陛下とのご結婚にあたって、雅子さまは一般の結納にあたる『納采の儀』に着物で出席されました。その際の帯は、昭和天皇の后の香淳皇后から美智子さまへ、そして雅子さまへと譲られた由緒あるものでした。世代を超えて受け継がれていることがわかります」(つげさん)
親の着物を子が受け継ぐのは日本の伝統的な習慣だが、洋服を代々着用するというのは珍しい。ファッションジャーナリストの日置千弓さんは、皇室で洋服の継承文化が顕著になった背景をこのように解説する。
「美智子さまの時代はオートクチュールが主流で、一着一着がその方のためだけに作られた特別なものでした。
一方、雅子さまは外交官として活躍され、機能的で洗練された既製服をスマートに着こなす現代的な感覚をお持ちでした。いわば雅子さまが、上質なものを代々大切に使うという今の時代に通じる合理的な精神を、皇室に持ち込まれたといえるでしょう。そこに現代の“サステナブル”な意識が重なり、母から子へと受け継ぐ新しい継承文化が生まれたのではないでしょうか」
洋服を受け継ぐこと自体、日本独自の文化だという。昨年の「歌会始の儀」の愛子さまのドレスについては、
「愛子さまと雅子さまは体形も異なるので、おそらくお直しをされているはず。雅子さまは大ぶりのパールを合わせて華やかに、愛子さまは小ぶりのパールで初々しく。同じ一着でも、着る人によって雰囲気が変わり、新たに生まれ変わったような印象を与えてくれます」(日置さん)
日置さんは、このドレスからも、雅子さまと愛子さまにこんな会話があったのではないかと推察する。
「おそらく宮内庁ではお洋服や小物を写真などで整理されているのでしょう。“お母さまの持ち物で使えるものはないかしら”と親子で相談されるお姿を想像すると非常に微笑ましいですね」
紀子さまから眞子さん、そして佳子さまへ
こうした意識は天皇家に限ったことではない。1月9日に行われた「講書始の儀」で秋篠宮家の次女、佳子さまがお召しになったドレスは、過去に母の紀子さまや姉の眞子さんも公務で着用されたことのあるものだった。
「お召しになっているドレスは構造上、仕立て直しが非常に難しいのですが、骨格の異なるお三方の着こなしを拝見すると、その都度丁寧にサイズを調整されていることがうかがえます。手間を惜しまず、母娘だけでなく姉妹間でも大切に受け継がれるその姿勢には、現代の私たちも学ぶべきものが多いと感じます」(日置さん)
母から子へ、姉から妹へと受け継がれるのは形があるものだけではないようだ。
「昨年9月、悠仁さまの成年式では、佳子さまは子さんがペルーとボリビアを訪れた最後の海外公務で着ていたワンピースをお召しになりました。それは出席できなかった眞子さんが、すぐそばで見守っているかのようでした。
また、愛子さまが雅子さまのバッグを身につけられたのも、’24年の初めての単独公務に臨まれた際のことでした。さらに、翌年の『歌会始の儀』に初めて出席されたときにお召しだったのも、雅子さまから譲り受けたドレスでした。大切な節目に服や小物に込められた“思い”とともに、その重責を引き継いでいらっしゃるのかもしれません」(前出・皇室担当記者)
長年、皇室のファッションを見続けてきた日置さんは、昨今の変化をこう結ぶ。
「服を代々受け継ぐという精神が、現代のサステナブルの価値観と共鳴し、女性皇族の新しいスタイルとして定着していることは大変喜ばしいこと」
お召し物や小物、アクセサリーなど、そこに込められた“思い”は、次世代へと受け継がれていく。
つげ のり子 西武文理大学非常勤講師。愛子さまご誕生以来、皇室番組に携わり、現在テレビ東京・BSテレ東で放送中の『皇室の窓』で構成を担当。著書に『素顔の美智子さま』など