2日午後3時頃、神戸市灘区摩耶山町の摩耶ロープウェー「星の駅」に停車中のゴンドラ(定員25人)内で異臭が発生した。乗客6人が気分不良を訴え、通報で駆けつけた救急隊員の手当てを受けたが、いずれも症状は軽いという。
兵庫県警灘署などによると、乗客2人のズボンや靴にオレンジ色で刺激臭のする液体がかかっていた。同署は液体の成分や付着した経緯などを調べている。
ゴンドラは約25人が乗車。出発のためにドアを閉めたところ、複数の客から「異臭がする」との申し出があり、乗客を降ろしたという。
投稿者「F.Krueger」のアーカイブ
80歳母親の口元に粘着テープを巻いて殺害しようとした疑い 56歳女を逮捕 「母に落ち着いてほしかっただけ」と一部否認
80歳の母親の口元に粘着テープを巻いて殺害しようとしたとして、56歳の娘が殺人未遂の疑いで逮捕されました。
警察によりますと、奈良県斑鳩町の無職井上恭子容疑者(56)は1日午後11時ごろ、自宅の居間で80歳の母親の口元や両手両足に粘着テープを巻き付け殺害しようとした疑いが持たれています。
母親は2日午前5時ごろ、ソファに横たわっているところを井上容疑者の夫に発見され、病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。
調べに対し、井上容疑者は、母親と薬を飲む時間をめぐって口論になったと説明していて、「母に落ち着いてほしかっただけで、殺害しようと思ってしたことではありません」と容疑を一部否認しているということです。
母親は普段ケアハウスに入居していて、年末から一時的に帰宅していたということです。
警察は井上容疑者が粘着テープを巻き付けたことと母親の死亡との因果関係を慎重に調べています。
20代~30代男性の変死体を筑後川で発見 4日前には付近で水難事故 関連調べる
2日午後、佐賀市諸富町を流れる筑後川の河川内で、20代~30代の男性の遺体が見つかりました。
付近では12月29日に水難事故が発生し男性が行方不明となっていて、警察が関連を調べています。
2日午後4時半ごろ、佐賀市諸富町の筑後川で、20代~30代とみられる男性の遺体が発見されました。
男性に目立った外傷はないということです。
この付近では、12月29日に「橋から人が落ちた。20歳代男」という通報があり、消防と警察が転落したとみられる男性を探していましたが、行方が分かっていません。
その後、男性の会社関係者が2日、船で捜索していたところ、遺体が見つかったということです。
警察は事件と事故の両面で捜査し、29日の水難事故との関連も調べています。
参院と都議に衆院も?石破首相は可能性否定せず…公明が夏の“トリプル選挙”に危機感「試練の巳年」
公明党が今夏の参院選と東京都議選に衆院解散が重なる“トリプル選挙”の気配に危機感を募らせている。連立を組む石破茂首相(自民党総裁)が年の瀬のテレビ出演で衆参同日選の可能性を否定しなかったためだ。年明け早々からの政局ムードに「試練の巳(み)年」(公明関係者)という12年に1度の事情がかぶり、同党内からは「休日返上で備えを急ぐしかない」との悲壮な覚悟が漂う。
「政治とカネの問題で『何をやってるんだ』とお叱りを受けてきた。先の臨時国会でも努力を重ねたが、今年も一人一人の声を受けとめて政治改革と信頼回復にしっかり取り組んでいく」
2日、横浜市のJR桜木町駅前で公明神奈川県本部が開いた新春街頭演説。夏の参院選で3期目を目指す佐々木さやか氏(神奈川選挙区)は訴えた。
県本部は3日にも同市内で西田実仁党幹事長の街頭演説を予定。新春街頭は恒例だが三が日に2日間にわたって行うのは異例だ。同党横浜市議は「選挙が多いのならその分、立ち上がりを早くするだけ」と話す。
公明にとって都議選は「結党のきっかけとなった」とされ、国政選挙ばりの重要選挙だ。参院は任期6年だが3年ごとに半数改選、都議は4年が任期。“最小公倍数”である12年に1度の巳年には両選挙が重なる。しかも時期はほぼ同じの真夏。今年は同党の試練の年となるが、「もともとうちはダブル選。そこへ解散ならトリプル選になってしまう」とのぼやきが関係者間から漏れるゆえんだ。
死体遺棄の疑いで逮捕の自衛隊員「飲食代ガソリン代パチスロ代に使った」死亡した叔父の通帳から200万円を引き出していたか
福岡県柳川市の民家に叔父の遺体を放置したとして逮捕された陸上自衛隊の技官の男が、叔父の通帳から現金18万円を不正に引き出していたとして再逮捕されました。
詐欺などの疑いで逮捕されたのは、福岡県柳川市に住む陸上自衛隊・前川原駐屯地所属の技官・古賀雄二容疑者(58)です。
古賀容疑者は、去年8月、柳川市内の金融機関で、叔父が死亡したにもかかわらず生存しているように装って払戻請求書を偽造し、叔父名義の通帳から現金18万円を不正に引き出した疑いが持たれています。
取り調べに対して古賀容疑者は、「お金に困っていた」「飲食代やガソリン代、パチスロ代に使った」と話し、容疑を認めているということです。
警察によりますと古賀容疑者は2か月に1度振り込まれる年金を引き出していて、これまでに叔父が死亡したとみられる1年以上前から合わせて200万円ほどの現金を不正に引き出したとみられています。
古賀容疑者は、叔父(70代)の遺体を民家に放置したとして先月、死体遺棄の疑いで逮捕されています。
羽田事故1年、なぜ最悪の事態免れたか 主脚無事で機体横転せず 乗客、乗員の指示に従う
羽田空港で昨年1月、日本航空と海上保安庁の航空機が衝突した事故は、旅客機の乗員乗客379人が全員脱出に成功した。運輸安全委員会が昨年末に公表した経過報告は「安全設計の想定を大きく超える」事故だったと分析した。2日で事故発生から1年。なぜ旅客機の乗員乗客は全員脱出できたのか。背景を報告書から読み解く。
昨年1月の事故では日航機は滑走路に接地した直後、前方に止まった海保機に乗り上げ、制御不能のまま約1700メートル滑走した。左右両エンジンは海保機の主翼にぶつかり損傷を受けたが、主脚が無事だったため、機体は横転しなかった。
衝突した2機の位置関係や機体構造の違いから、日航機のコックピットや客室にその後の非常脱出に支障が出るほどの損壊がなかったことも幸いした。事故の衝撃で身動きができなくなる負傷者もおらず、多くの乗客が機長や客室乗務員の指示に従い、冷静に行動した。379人が脱出したのは衝突から11分後、非常脱出の開始から7分後だった。
火災は両エンジンと主脚格納室付近から発生した。非常脱出中は客室内の延焼は免れたが、後方付近は相当量の煙が充満し視界も悪かった。全員が脱出した直後に客室内にも燃え広がり、約8時間半後に鎮火した。
炎上した日航機は、エアバスの最新鋭機A350-900型。軽量で強度も高い炭素繊維と樹脂の複合材を機体全体の53%に使用している。アルミ合金を多用した従来機と同等の耐久性、耐火性を持ち、ロールス・ロイス社製エンジンを搭載したことでも知られる。
ただ、羽田事故では燃えた複合材の粉塵(ふんじん)に、多くの消防士や鎮火後に現場入りした安全委の調査官がさらされた。粉塵防護の装備品も持っていなかった。経過報告によると、短期的には健康への影響も懸念されるという。
安全委は、被害軽減の観点から①2機の損傷状況②日航機による非常脱出③消火・救難-の状況分析を今後も進める。報告書は、事故が安全設計上の想定を大きく超えていたと指摘した上で「諸条件が違えば人的被害が拡大していた可能性がある」と分析した。(白岩賢太)
避難所情報共有のID利用せず 46都道府県、防災システム
内閣府が地震や津波などの災害時に備え、国と都道府県・市町村で避難所の状況を共有するため全国の指定避難所を特定するために割り振った共通IDについて、長崎県を除く46都道府県が利用していないことが2日、各都道府県への取材で分かった。
共通IDは2022年に内閣府が整備。都道府県は自前の防災情報システムを改修する必要があるなどとして当面の対応を見送っている。大規模災害時の避難所の状況共有に遅れが生じ、自衛隊や災害派遣医療チーム(DMAT)などと一体となった救助・支援態勢の構築に時間がかかる可能性もある。
共通IDは「全国共通避難所・避難場所ID」。約7万4千カ所の指定避難所と約11万2千カ所の指定緊急避難場所に割り振った。
共通IDを使うことで指定避難所などの場所が特定され、国の防災システムと都道府県の防災システムが情報を共有しやすくなる。具体的には市町村が都道府県のシステムに避難所の開設時期や避難者の人数などを入力すると、国や県が情報を瞬時に把握できるため救助や支援に役立つ。
<独自>緊急時の管制手順、「着陸復行」システム優先に 羽田事故受け国交省がルール化へ
国土交通省は、航空機の滑走路誤進入を防ぐ監視システムが切迫時に警報アラートを出した際、管制官が直ちに「着陸復行(ゴーアラウンド)」をパイロットに指示する管制手順をルール化する方針を固めた。航空管制は人間の目視が基本だが、緊急時に限りシステムの異常検知を優先する。同省は関係規則を改正し、来年度中の運用開始を目指す。
2日に発生から1年を迎えた羽田航空機衝突事故では、誤進入を知らせる注意喚起が管制官の卓上画面に1分以上表示されていたが、これに気づいていなかったことが運輸安全委員会の調査で判明した。管制官がシステムの注意喚起に気づき着陸のやり直しを指示していれば、事故を回避できた可能性もある。
システムの名称は「滑走路占有監視支援機能」。過去に相次いだ誤進入事案の対策として平成22年度以降、国内主要7空港で順次導入されてきたが、羽田事故を受けて異常検知を音で知らせる聴覚的機能を追加。来年度中には、より切迫した状況下で警報アラートを発動する仕様が追加され、発動時には自動音声で「ゴーアラウンド」とパイロットに伝える。
ただ、この場合、管制官の指示が自動音声より遅れて発出されることが想定され、パイロットもどちらの指示に従うべきか迷う恐れがある。このため国交省は管制指示の混同を避けるため、管制手順のルール化が必要と判断した。
具体的には、管制手順を記した航空保安業務規程を見直し、「警報が発動した場合、直ちに着陸復行等を指示する」などと明記。緊急時の対応としてルール化する。
「安全で幸せな1年に」明治神宮、初詣でにぎわう 外国人観光客も
新年を迎え、2日も各地の神社は初詣客でにぎわった。明治神宮(東京都渋谷区)でも多くの参拝客が無病息災や家内安全を願った。
例年正月の時期に300万人が訪れるという明治神宮は新型コロナウイルス禍で参拝客が減少したが、コロナが落ち着き外国人観光客などが増え、コロナ禍前の水準に人出が戻りつつあるという。この日も境内まで長蛇の列をつくって手を合わせたり、お守りや縁起物を求めたりする人たちであふれていた。
神奈川県の会社員、山中宏樹さん(40)は「人が多いと思ったが、参拝はスムーズにできた。この1年は子どもとの時間を大切にしたい」と生後10カ月の長男を抱えながら話した。
ベトナム人留学生のブ・ミン・アインさん(23)は戦争や紛争が続く国際情勢を心配し「多くの国の人が安全で幸せに過ごせる年になってほしい」と願った。【宮城裕也】
青森空港が一時停電、大雪による倒木で高圧線が切断…6便が欠航
青森市の青森空港で2日午前10時55分頃、停電が発生した。同空港管理事務所などによると、停電は午後4時頃に解消したが、空港内では一時、2か所ある保安検査場のうち、1か所が使用できない状況となった。
東北電力ネットワークによると、停電は大雪による倒木で高圧線が切断されたためで、空港周辺の住宅など計約70戸でも停電が発生したという。
空港周辺は大雪に見舞われており、この日同空港を発着する6便の欠航が決まっている。