栃木・那須町長の当選無効=全票再点検で逆転―県選管

栃木県選挙管理委員会は12日、現職・平山幸宏町長が1票差で勝利した3月22日投開票の同県那須町長選について、平山氏の当選を無効とする裁決を発表した。次点だった新人・小山田典之氏の異議申し立てを受け、全票を再点検した結果、小山田氏が2票上回ると判断した。首長選を巡っては、茨城県神栖市長選でも県選管が4月、現職の当選を無効とする判断を示している。
同町長選投開票時点の得票数は平山氏5099票に対し、小山田氏5098票。小山田氏側は町選管に異議を申し立てたものの平山氏勝利は変わらず、県選管に審査を申し立てていた。
審査の結果、小山田氏が5106票となり、平山氏の5104票を2票上回った。両氏の下の名前を「平山のりゆき」「小山田ゆきひろ」と取り違えて誤記した投票用紙を県選管が有効と判断し、複数票がそれぞれに上積みされるなどしたことで逆転した。
裁決に不服がある場合、30日以内に東京高裁に訴訟を提起できる。裁決を受け、平山氏は「内容を精査し、訴訟を起こすか検討する」とのコメントを出した。 [時事通信社]

物流センターの井戸水からPFAS検出 指針の1200倍 千葉

千葉県市原市は12日、素材大手「AGC」の千葉物流センター(同市五井金杉2)の敷地内で採取された井戸水から、国の指針値の最大1200倍に当たる有機フッ素化合物(PFAS)の一種が検出されたと発表した。
市によると、井戸は飲用には使われていないという。市が物流センター周辺に設置した観測用井戸の検査でも指針値を超える値が検出されており、市は周辺の民家に井戸がないか確認する。
市によると、AGCが昨年7月、敷地内の井戸2カ所で指針値(PFOS、PFOAの合計値が水1リットル当たり50ナノグラム)を超える値を検出したと市に報告した。外部機関が詳しく分析したところ、1リットル当たり6万ナノグラム、同3900ナノグラムを検出した。
これを受けて、市が近くの公園に観測用井戸を設置して水質調査したところ、同1600ナノグラムの値が検出された。【宮田哲】

「人殺しやないか」兵庫県知事の会見でフリー記者が発言 斎藤知事が名誉毀損の疑いで刑事告訴

兵庫県の斎藤元彦知事が、記者会見中の発言で名誉を傷つけられたとしてフリージャーナリストの男性を刑事告訴しました。 フリージャーナリストの男性は、今月3日の斎藤知事の定例記者会見で、知事の疑惑を告発する文書を作成し、その後亡くなった元県民局長の懲戒処分をめぐる別の記者の質疑応答の最中に「人殺しやないかお前は」などと発言していました。 知事の代理人弁護士によりますと、この発言について兵庫県警生田署に名誉棄損の疑いで刑事告訴し、9日付で受理されたということです。 斎藤知事は当時の会見で「発言を取り消さない限り退室する」などとしたうえで、記者会見を今後開かない可能性にも言及していました。 一方、兵庫県政記者クラブはフリージャーナリストの男性について、会見中に不規則な発言があったとして、翌週の定例会見から当面の間、出入り禁止の処分にしています。

禁止薬剤、調製時混入の可能性=10代患者死亡で報告書―埼玉県立小児医療センター

埼玉県立小児医療センター(さいたま市)で、抗がん剤の「髄腔(ずいくう)内注射」を受けた患者1人が死亡するなどした問題で、同センターの医療事故調査委員会は12日、報告書の概要を公表した。患者の髄液から髄腔内注射で使用が禁じられている抗がん剤「ビンクリスチン」が検出されたことについて、薬の調製時に混入した可能性は否定できないとした。
報告書は、髄腔内注射薬の調製時にビンクリスチンとの分離がなされていない工程があったと指摘。混入を防ぐ観点からは、作業環境として十分とは言い難い状況だったとした。
再発防止策として、髄腔内への投与が禁じられる抗がん剤との分離や薬剤師2人によるダブルチェック体制の導入などを提言した。
記者会見した岡明病院長は「院内でも話し合うなどし、意識を変えていかないといけないと強く思う」と話した。事案発生後、中止している髄腔内注射の再開については「(さいたま市の)保健所や県と相談していく」とした。 [時事通信社]

「名大祭」の自衛隊ブース、中止に 実行委「見立て甘かった」

名古屋大の「名大祭」で13日に予定されていた自衛隊ブースが、急きょ出展中止となったことが判明した。学生でつくる実行委員会が明かした。出展を巡っては、名大職員組合が12日に「名大祭の開催趣旨から外れる」などとして中止を求める声明を出していた。
自衛隊ブースは、実行委メンバーが「災害派遣などの活動を知ってほしい」との思いで初めて誘致。高機動車の展示や防災知識の紹介を予定し、大学からも承認されていた。
一方、職員組合は12日、「自衛隊の本質が軍事組織であることを覆い隠し、学生や地域住民に『かっこよさ』や『安心感』を植え付ける一面的な宣伝活動だ」などとして中止を求める声明を出した。
実行委によると、大学側から同日、「声明が出た以上、安全に開催される保証がない」として中止を求められたという。実行委は取材に「(全企画が中止になった)東大の五月祭のようになる恐れもあり少しでもリスクを取り除きたい。見立てが甘かった」と話した。【川瀬慎一朗】

国への賠償命令確定=立証活動の違法認定、双方控訴せず―名古屋

検察官が証拠を故意に隠したため詐欺罪で有罪判決を受けたとして、その後に無罪が確定した名古屋市の男性(63)が国に損害賠償を求めた訴訟で、名古屋地検は12日、国に110万円の賠償を命じた名古屋地裁判決について、控訴しない方針を明らかにした。男性側も控訴せず、賠償命令が確定した。
地裁は5月29日の判決で、証拠が起訴内容と矛盾することを把握できたのに検察官が訴因変更などの対応を取らなかったのは違法と判断した。
地検は「控訴審で判決を覆すほどの新たな主張や立証が見当たらない」と説明。男性は「この判決で冤罪(えんざい)防止に役立つ有意義な方向に進むことを切に願う」とコメントした。 [時事通信社]

高級かんきつ中国流出疑い 農水省がブランド保護の新機関設立へ

約20年かけて愛媛県が開発した高級かんきつが中国に流出したとみられる問題で、鈴木憲和農相は12日の閣議後記者会見で「愛媛県と緊密に連携して海外流出の抑止に取り組む」と述べた。農林水産省は、日本で開発された独自ブランド品種の保護を強化し海外に無断で流出させないよう、今夏に官民連携の機関を設立する。
高級かんきつは愛媛県が開発した「紅プリンセス(品種名・愛媛果試第48号)」。鈴木氏は「昨年、類似の名称の苗木が中国で販売されている事実を把握して、愛媛県とも共有をしている」と明らかにした。
産地にちなんだブランド農産品を守る「地理的表示」を巡っては、農水省は現在、海外での模倣品の調査をしている。模倣品の情報を確認したら、ブランド品種を開発した県や研究機関などへ情報提供するなどの対策をしている。
さらに、電子商取引(EC)サイトで模倣品が取引されていれば、運営者に削除要請をしている。
鈴木氏は今回の中国への流出疑いも「この(対策の)一環で把握できた」と話した。
また、ブランド品種を保護するために設立する官民連携の機関では、ブランド品種を開発した県や研究機関に代わり、海外への品種登録の出願や海外契約、無断栽培者への損害賠償請求などを進める。【鶴見泰寿】

〈17歳女子高生殺害〉「河原で花火をして復縁迫り、断られ…」これまで何度も迫っていた茶髪の塗装工(19)は仕事も転々…父は「朝4時に警察が来た」「普通の子として育ててきた」

〈〈相模原・17歳女子高生殺害〉「復縁を迫ったが断られ…」首を絞めて殺害? 元交際相手で19歳容疑者の父は「交際していたことも知らなかった」「トラブル聞いてない」〉から続く
神奈川県相模原市の相模川河川敷で座間市の高校3年生・佐藤唯来(ゆら)さん(17)が殺害された事件で、県警が殺人容疑で逮捕した元交際相手の自称塗装工の男(19)=相模原市南区=の横顔が取材で浮かび上がってきた。男は佐藤さんが通う県立高校のOBで、SNSを通じて交際関係に発展したが、まもなく解消され、復縁をしつこく迫っていたという。
《画像》「復縁を迫ったが…」逮捕された茶髪で塗装工の19歳“元カレ”の画像、父親は「どこにでもいる普通の子」と語っていた
SNSで出会ったセンパイ、事件当日に最初は花火をしていた
殺害現場や男の住む相模原市南区と座間市は隣接しており、佐藤さんと男の生活圏は重なっていたとみられる。社会部記者が解説する。
「2人は県立高校の同窓で2学年離れていますが、在学中は面識がなかったとみられます。男はTikTokの動画で佐藤さんの存在を知り、メッセージ機能を利用して『告白』、交際にこぎつけた。
しかし、交際関係は佐藤さんの申し出でまもなく解消され、納得できない男がたびたび呼び出しては復縁を迫っていたようです。事件のあった10日夜もそうした流れで、男は県警の取り調べに『最初は花火をしていた』と供述しており、実際に河川敷で花火の痕跡があったようです」
楽しい思い出でも語らおうと思ったのだろうか。しかし、真っ暗な河川敷での花火作戦は佐藤さんの冷めた心に再び火を灯すことはなかったようだ。
男は粗暴でイキがるようなタイプではなかったという。男の自宅アパート近くに住む女性はこう話した。
「あのお宅はお父さんもお母さんもごく普通で、会えば挨拶もするしっかりした方たちですよ。捕まった子は19歳の男の子でしょ? その子なら朝早く私服で出かけていくけど、会えばいつもニコニコと挨拶もしてくれる子ですよ」
「1年で3回ほど転職をしています」
別の女性住民は、容疑者が乳飲み子の頃から家族ぐるみで付き合いがあったという。
「私はあの子が赤ん坊の頃から知っているし、今もつき合いがありますけど本当に優しくていい子ですよ。だから今度の事件も、とっさのことだったんじゃないかとしか思えません……。
小さい頃は家の前で水遊びをしたりするのをよく見かけて、話もよくしました。その頃は、言葉遣いが悪かったり汚かったりしたら叱ったりもしましたが、素直に言うことを聞いてくれました。
地元の中学を出て、高校に進学したけど中退をしてしまったと聞いています。家の前で友達と一緒にいたりすることはたまにあったけど、暴力沙汰を起こしたり警察のお世話になった記憶もありません。
高校の時にできた彼女が家に遊びに来ているという話は聞いたことがありますが、実際に一緒にいるところは見たことありません。最後に彼を見たのは数日前の朝、仕事に出かけるところですよ。いつもの通りでした。最近女性問題で悩んでいるとも聞いたことなかったしね」
男の父親は12日、自宅で集英社オンラインの取材に応じた。
「息子は高校2年生の最初に中退しました。進級はできましたが勉強についていけなかったとか、先生と合わなかったとかが理由です。その後、土木・建築系の仕事を始めましたが、どれも1年とは続かず、3回ほど転職をしています。
今の塗装系の仕事は半年以上続いています。自分なりに働き先を探して、応募して面接を受けたみたいです。朝7時には自転車で勤務先に出かけ、夕方に帰ってきていました。
納期が近く忙しくなると帰りが夜遅くなることもありました。バイクの免許はありませんが、機械いじりは好きだったので、興味はあったかと思います」
「中学ではバドミントン部に所属していたが…」
父親は息子と佐藤さんが交際していたことは、全く知らなかったという。
「親から見て、いたって普通の子どもでした。事件のあった10日朝も仕事に出かけ、私が午後8時過ぎに帰宅したときには姿が見えず、12時前ぐらいに玄関がガシャっと開いたので、息子が帰ってきたんだと確認できました。
花火に行くことは知りませんでした。刑事さんが11日午前4時ごろに『とにかく話を聞きたい』と来られて、寝ていた息子を起こしました。そして外に連れていかれました」
プライベートに関しては、容疑者が父との会話で話題にすることはほとんどなかったという。
「ここ数年、思春期ならではというか、親に対する言葉遣いもそうだし、行動にしてもそうだし、年相応の感じではあったかなとは思います。タバコは吸っていましたが、タトゥーを入れたりはしていません。
妹とは普通に接していて仲良かったと思います。あと家にはお金を入れてくれていました。プライベートや交友関係は本当にわからないんですよね。でも、帰りが遅くなるときは連絡もくれるし、ご飯も朝は家でちゃんと食べてました。
(今回の事件は)理解もできないし、想像もつかなかったことですよね。補導歴など前歴などもありません。暴走族など非行グループへ参加したこともないはずです。でも、(免許なしに)バイクに乗っていたことも知らないし、私たちの知らないところで何していたかはわかんないです」
容疑者は、高校では勉強についていけずに中退したが、中学時代は活発だったようだ。父はこう続けた。
「中学ではバドミントン部に所属していて、頑張っていたそうです。学校も真面目に通っていました。高校に入ってからはアルバイトを始めたので、部活にも所属しませんでした。どこにでもいる、いたって普通の子なんです。そう育ててきましたから」
いたって「普通」の “先輩”につきまとわれ、ついには未来を奪われた佐藤さん。二人の間に何があったのか、捜査の進展が待たれる。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

6歳男児の遺体を川で発見 放課後デイ活動中に行方不明 静岡

静岡県磐田市で5月下旬、「放課後デイサービス」施設を利用する男児(6)が、職員が引率する戸外活動中に行方不明になり、近くの川で発見後に死亡が確認されたことが分かった。死因は水死とみられる。発見場所は、行方不明前にいた公園の横を流れる川の上流で、磐田署は、事件と事故の両面で調べている。
消防によると、5月26日午後4時ごろ、磐田市中田の川で男児が浮いていると通報があり、救急搬送先の病院で死亡が確認された。関係者によると、男児はこの日、障害のある子どもが利用する「放課後デイサービス」施設の職員の引率で、他の子ども数人とともにJR豊田町駅近くの公園に来ていて行方が分からなくなった。
公園の西隣には、県袋井土木事務所管理の川が流れている。男児が発見されたのは、公園の北側を東西に走るJR東海道線の線路を越えた川の上流部で、線路には柵、橋の下には流入する水路などがあり、公園からは柵を越えるか道路を遠回りする必要がある。
また、発見現場は、土手から階段で容易に川面に降りられるようになっていた。流量は多く、水流も速い場所だ。袋井土木事務所は「今回の事故との関係性は不明だが、階段の利用実態を確認のうえ、必要に応じて対策を講じていきたい」と話している。
男児が利用していた放課後デイサービスを運営する掛川市の会社は「戸外活動支援中に死亡事故が発生したことを重く受け止め、再発防止に努めていく」とコメントしている。【照山哲史】

天皇陛下発言「コメント控える」=木原官房長官

木原稔官房長官は12日の記者会見で、天皇陛下が皇族数確保に関する与野党の動きを巡り「国民の皆さんの理解が得られるものとなることを望んでおります」と述べられたことについて、「コメントは差し控える」と語った。その上で「今は法案骨子の作成に注力したい」と述べ、皇室典範改正案の策定作業を急ぐ考えを重ねて示した。
天皇陛下は11日の記者会見で「立法府の総意」がまとまったことを踏まえ、制度に関する事項の言及は控えるとした上で発言した。 [時事通信社]