行方不明者の捜索中に逃走し、再訓練を経て現場に復帰した兵庫県警の警察犬「クレバ号」(シェパード、雄2歳)が、復帰4日目の7日、行方不明者を発見した。県警は12日、活躍をたたえて表彰した。
クレバ号は昨年10月、県内の山中で行方不明者の捜索中に鑑識課員が握るリードを振り切って逃走。2日後に現場付近の山中で見つかった。一時、引退も検討されたが、全国から激励の電話やメールが多数寄せられ、約3か月間の再訓練後、今月4日に復帰した。
県警によると、クレバ号は7日午後、80歳代の女性の捜索に参加。においなどから神戸市中央区の路上で女性を見つけた。出動からわずか45分後だったという。女性にけがはなかった。
神戸市中央区の葺合署での表彰式では、骨の形をした犬用のガムが贈られた=写真=。県警鑑識課の担当者は「今後もクレバとともに訓練に励み、事件捜査などに貢献したい」と話した。
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このままだと尖閣諸島は奪われる
古森義久(ジャーナリスト・麗澤大学特別教授)
「古森義久の内外透視」
【まとめ】
・中国・海警法施行で米専門家が日本に警告。
・敏速で実質ある対抗措置なければ、中国は必ず尖閣奪取進める。
・日本は、主権のためのリスク冒す意欲を誇示せねば、負ける。
中国が日本固有の領土の沖縄県石垣市の尖閣諸島への武力攻勢をまた一段と高めてきた。
中国海警の武装艦艇による尖閣周辺の日本領海への侵入は頻度を増す。そのうえにこの2月1日には中国は一方的な国内法「海警法」を施行して、この日本領海でも海警艦艇に武器使用を認めるという侵略的な姿勢を強めた。
日本はどう対応すべきなのか。
日本では政府首脳も含めて具体的な対策を明確に語る識者は皆無に等しい。日本の主権の一部を武力で奪われるという事態が目の前に迫っているのに、文字通りの右往左往なのだ。言葉のうえでは「遺憾」「懸念」「許さない」「国際世論に訴えて」という空疎な表現だけが飛びかう。だが具体策の提案は出てこない。
そこでアメリカ側の専門家に意見を聞いてみた。本来はアメリカがいかに同盟国であっても主題は日本の主権、日本の領土なのである。だから他国に依存すること自体が正道ではないだろう。
だが悲しいことに、いまの日本は自国の防衛をアメリカという他国に頼っている。尖閣諸島の防衛も同様である。菅義偉首相がバイデン新大統領との電話会談でまっさきに「アメリカは尖閣諸島に日米安保条約第五条が適用されるとみなしている」という言葉をとりつけ、大きな安堵をみせたのもその現実の反映だった。
だからアメリカ側の見解は重要なのである。
▲写真 尖閣諸島周辺において領海侵入を繰り返す中国海警局の公船(海上保安庁提供) 出典:令和元年版 防衛白書
「日本が実質のある対抗措置を敏速にとって押し返さなければ、中国は必ず尖閣諸島の日本の主権の奪取をさらに進めてくる」
アメリカの中国海洋戦略研究の権威トシ・ヨシハラ氏が中国の最近の海警法施行についてこんな警告を発した。
ヨシハラ氏といえば海軍大学校の教授を長年務め、いまはワシントンの安全保障研究の大手機関「戦略予算評価センター」(CSBA)の上級研究員である。中国に精通した日系米人学者としてとくに中国の海洋戦略の研究では全米でも第一人者の定評がある。
▲写真 トシ・ヨシハラ氏 出典:「戦略予算評価センター(CSBA)」ホームページ
尖閣問題についてもヨシハラ氏は中国側の戦略目標を単に領土の軍事拡張だけでなく東シナ海の制覇から米軍の行動の封じ込めと特徴づけてきた。昨年は尖閣に関する一連の研究報告書で、中国海軍の戦力が日本の海上自衛隊を大幅に上回った結果、中国側では尖閣の軍事奪取も米軍の介入を阻んだまま達成できるという思考が強くなったことを指摘していた。
ヨシハラ氏はその報告で中国軍が尖閣諸島を4日足らずで完全に軍事占拠できるという具体的な作戦案を中国側の軍事専門家2人が公表したことも伝えていた。
ヨシハラ氏のこのあたりの報告や見解は一冊の単行本として2020年10月に日本でも出版された。『中国海軍vs.海上自衛隊』(ビジネス社)という書である。海上幕僚長だった武居智久氏が鮮やかな翻訳と説得力のある解説を担当していた。
そうした研究実績を有するヨシハラ氏に中国の今回の海警法施行についての見解を問うてみた。尖閣の究極の防衛をアメリカに依存する日本にとって米側の対応は致命的な比重を持つからだ。
ヨシハラ氏は以下の骨子を語った。
「国内法を使って対外的な領土の主張の拡大を進めることは中国の常套手段だといえる。南シナ海の全域や尖閣諸島の領有権を一方的に主張した1992年の領海法、台湾への武力行使とその領土奪取を正当化した2005年の反分裂国家法などはその代表例だ」
「その一方、国際政治では国家の主権と武力行使の権利は緊密に結ばれている。中国が自国の主権内とみなす領域の防衛に武力を使うと宣言すること自体はその現実に合っている。ただし今回の措置は日本が年来、主張してきた尖閣諸島の主権を侵害して、その一部を削り取るサラミ作戦だといえる」
「中国は海警法施行により情勢を決定的に変えうるレッドラインを露骨に越えることなしに日本の立場を突き崩す措置をとった。その措置には尖閣情勢全体を不安定にする危険もあるわけだが、中国はそのリスクを計算の上でこの行動に出たのだ」
「もし日本が遺憾や懸念を表明するだけで、押し返しのための実質的な行動をなにもとらなければ、中国は尖閣の日本の主権を奪うための次のサラミ作戦を必ずとってくる。国家主権のためのリスクをとるという点で中国が日本より強い意欲を有する限り、日本はこの争いで負けていくだろう。それを防ぐには日本もリスクを冒す意欲を誇示せねばならない」
なんとも深刻な警告である。
尖閣諸島の施政権は明白に日本側が保ち、その防衛には自国も出動すると言明している同盟国の超党派の専門家の見解なのだ。
そのヨシハラ氏は中国の尖閣への攻勢が軍事を中心としながらも行政、法律、外交、情報、メディアなどの総合要素を含んでの日本に対する闘争だとも強調したのだった。
日本が敏速に実効のある対抗措置を取らなければ、中国は確実に次のサラミ切りに出てくる。そしてその先にあるのは尖閣諸島の軍事的な奪取であることは明白なのである。こんな状況をまさに国難というのだろう。
だがわが日本の政府も与党も、そして野党もこの国難には背を向けたという感じなのだ。
トップ写真:尖閣諸島の魚釣島 出典:海洋政策研究所 島嶼資料センター
イノシシに襲われ男性死亡=狩猟中、わなから逃げ―兵庫
12日午前7時55分ごろ、兵庫県洲本市池内の山林で、狩猟中の男性から「友人がイノシシに襲われた」と119番があった。襲われたのは同県南あわじ市の無職梅本文男さん(79)で、搬送先の病院で死亡が確認された。
県警洲本署によると、梅本さんは仲間と2人で、わなに掛かったイノシシを仕留めようとしたところ、イノシシがわなを抜けて梅本さんに体当たりした。梅本さんは腕や脚をかまれ、深さ約1メートルの用水路に転落して約50メートル引きずられた。搬送時に意識がなく、窒息死とみられる。
駆け付けた消防隊員が放水すると、イノシシは逃走した。体長約1メートル、約70キロの雄とみられ、同署はパトロールするなどして住民に注意を呼び掛けている。
[時事通信社]
総務省、首相長男側と会食12回 幹部4人、交通費・贈答品も受領
衆院予算委員会は12日午前、2021年度予算案に関する一般質疑を実施した。総務省は、菅義偉首相の長男らによる接待が報じられた幹部4人が長男側と会食した回数について、現時点の調査で16年から延べ12回に及ぶと説明。昨年12月に集中した直近の会食では、いずれもタクシーチケットと贈答品を受け取っていたとも明らかにした。
首相の長男が勤務する放送事業会社「東北新社」の子会社は、総務省から衛星基幹放送事業者の認定を受けている。直近の会食では長男と子会社社長が同席。昨年12月は衛星放送の更新時期で、放送行政などを所管する幹部が直前に接待を受けたことになる。
埼玉の交番に刃物男、交通相談員に切りつける…「警察官殺そうと思った」
12日午前11時10分頃、埼玉県志木市の東武東上線志木駅東口にある同県警朝霞署志木駅東口交番で、交番相談員の男性(65)が男に刃物で複数回にわたり切りつけられた。男性は左腕に大けがをしたが、命に別条はないという。男は同県新座市東北、無職加藤耕太郎容疑者(21)で、交番にいた同署員がその場で取り押さえ、殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。調べに対し、「警察官を殺そうと思った」などと供述しているという。
発表によると、加藤容疑者は遺失物の届け出を装って同交番を訪ね、カウンター越しに対応した男性がメモを取ろうと後ろを向いた際、バッグから取り出した文化包丁(刃渡り約16センチ)で切りつけ、殺害しようとした疑い。身柄を取り押さえられた際、「殺してやる」などと話していたという。
小池知事は森会長辞任に高笑い!発言コロコロも計算ずく“機を見るに敏”の本領発揮
東京都の小池知事は五輪組織委員会の森会長の辞意について、11日のぶら下がり取材では「携帯電話にご連絡をいただきましたが、内容は申し上げません」と言葉少なだったが、“天敵”を駆逐して内心はニンマリだろう。
女性蔑視発言を謝罪するはずの会見で悪態をついた森会長の外堀は、じわじわと埋められていった。ボランティアや聖火ランナーの辞退が続出し、IOC(国際オリンピック委員会)も「極めて不適切」と手のひら返し。そこへダメ押ししたのが小池知事だった。17日に予定されているIOC、政府、都、組織委の4者トップ会談をめぐって10日、「ポジティブな発信にならないと思うので、私は出席することはないと思う」と切り捨てたのだ。
小池知事は当初、森会長の失言を「話が長いのは人による」と静観の構えだったが、半日後に「重要な時期に困惑している」と言い、5日には「絶句した。あってはならない発言」と非難のトーンを次第にアップ。機を見るに敏の本領を発揮した計算ずくの発言だったという。
「五輪開催モードにスイッチが入った知事は当初、騒ぎ立てない方がいいと大人の対応をしたのですが、その結果、現場は大混乱。都庁に抗議が殺到し、ボランティア辞退の問い合わせはやまず、スポンサーも怒り出して収拾がつかず、ネガティブ情報は山積み。森会長が退かなければ開催が遠のくと判断し、言葉を選びながら追い詰める方針に転換したのです」(都幹部)
その結果が「出席しない」発言だ。直接的に「辞任」に言及することなく、それでも、「森会長である限り、4者会談には出席できない」と暗に森会長に退場を迫ったのだ。
■小池知事の唯一の誤算は会長の後任人事
2人の因縁は衆院議員時代の小池氏が籍を置いた清和会までさかのぼる。派閥のボスの顔に何度も泥を塗った小池氏を森氏は毛嫌い。小池氏が都知事就任後も、競技会場の移転などをめぐってバトルを繰り広げた。
「知事の唯一の誤算は会長の後任人事。森会長との間に入り、気遣ってくれる組織委副会長の遠藤元五輪相の昇格を期待していたようです」(前出の都幹部)
森会長は手記「遺書」に〈私は今、二つの恐怖と闘っているようなものです。一つはガンであり、一つは小池都知事の刃です〉などと、小池知事への恨みつらみを書き連ねていた。先見の明を生かせなかったのは老いからか。
ファイザー製のワクチンが成田に到着、午後に承認の可否を判断
米製薬大手ファイザーが申請した新型コロナウイルスのワクチンが12日、成田空港に到着した。
このワクチンについては、厚生労働省が同日、薬事・食品衛生審議会の部会を開き、承認の可否を判断する。認められれば、国内初の新型コロナのワクチンとなる。厚労省が特例承認し、来週にも医療従事者を対象に先行接種を始める。
約4万人を対象に行われた国際的な臨床試験では、新型コロナの発症者を95%減らす効果が示された。部会では、このデータに、日本人160人を対象にした国内の臨床試験データも加え、承認の可否を判断する。
ファイザーのワクチンは原則2回、上腕の筋肉に接種する。承認後、厚労省は国立病院機構などの医師や看護師ら1万~2万人を対象に先行接種を行い、接種後の健康状態を調べる。65歳以上の高齢者への接種は4月1日以降となる見込み。臨床試験のデータが少ない16歳未満の人は当面接種の対象外とする方針だ。
原発は「明るい未来ではなく、破滅でした」 推進標語作者の苦悩
東京電力福島第1原発の爆発事故で、今も住民の帰還が果たせぬ福島県双葉町。その駅前商店街の入り口に、かつて、原発を推進する幅16メートルの看板が掲げられていた。
「原子力 明るい未来のエネルギー」。看板に記された標語の作者は、大沼勇治さん、44歳。町を挙げての公募に応募し、優秀賞に輝いた1988年は、坊主頭の小学校の6年生だった。
「看板の下を通る度に誇らしい思いでした」
大沼さんの述懐だ。
それが、あの日を境に一転した。無人の町に残された広告塔は、「原発の安全神話」を逆照射する遺構として、メディアに繰り返し登場した。
そして、今月半ば。茨城県の自宅から、里帰りした大沼さんは、今に至る思いを口にした。
「放射能に汚染された故郷が解体されていく姿を、事故が投げかけた教訓とともに子供たちに伝えていくことが、私にできる務めだと思います」
飛散する放射能から逃れるように、妊娠7カ月の妻と町を去ってから、里帰りを重ねること101回。取り壊されていく故郷の町並みや山河を、写真に記録してきた。
震災後、夫婦は親類のいる愛知県に避難した。2児を授かり、7年前に茨城に新居を構えた。
「初めての里帰り」は、震災の年の夏。愛知から車を運転し、往復1200キロの長旅だった。
各地の避難先からやって来た町民が内陸の町で合流し、防護服を身につけてバスに分乗。2時間に限定された滞在中に、物が散乱した家から結婚指輪と祖父母の位牌(いはい)と、思い出が詰まったアルバムを持ち帰った。
「バスが看板の下を通る時、標語の作者だと気づかれないように、身をすくめていました」
愛知の新聞に「福島からの避難者」と紹介され、ネット上で中傷の言葉が飛び交っていた。
<原発マネーでいい思いをしたくせに、自業自得><愛知まで逃げて来た>。他人の目に敏感になっていた時期だった。
「憤りと怒りと悔いが交錯して。出産間もない妻には、同じ思いはさせたくなかった」。ネットカフェに通い、自宅でふさぎ込んでいる姿を、妻は記憶する。
反原発の集会に、夫婦で顔を出したのは、翌春だった。「双葉からの避難者です」と、いきなりマイクを手渡された。
「あの標語を作った本人です。原発がもたらしたのは、明るい未来ではなく、破滅でした」
カミングアウトしたことで、出会いが生まれ、さまざまな社会問題にまなざしが向いた。全国各地から声がかかり、語り始めたのはそれからだ。
それでも中傷は続き、落ち込むこともあった。「つらい時は、休めばいいのよ」。そんな時は、妻の言葉に救われた。
「看板を撤去」との報に、看板の下で抗議のプラカードを掲げたのは6年前。大沼さんの「51回目の里帰り」だった。
後日「保存」に賛同する6502人の署名を町に提出。標語の文字板は保管され、「伝承施設ができたら、展示する」との言質を得た。
「100回目」の昨秋の里帰りは、小学3年と1年の息子が加わった。
「避難した子がいじめにあったとの報道もあって、家で原発の話は控えてきました。でも、標語を作った年齢に、息子が近づく中で、私の故郷を見せておきたいと、思い立ちました」「原発の話は難しかったけれど、魚釣りや小学校の思い出は、目を輝かせて聞いてくれました」
これは、旅の終わりのパパの感想。傍らから、ママが言葉を添えた。
「この人、本当に故郷が好きなんですよ」
そんな大沼さんに、年明け早々にニュースが届いた。
町にオープンした原子力災害伝承館の敷地に、県が看板の展示を検討中、との報道だった。
大沼さんは今月18日、知事に、要請書を送っている。そこには、こんな思いが綴(つづ)ってある。
<二度と同じ悲劇を繰り返さない為に、看板をできる限り、当時のままの形で残してほしい>【萩尾信也】
義経ゆかりの鎌倉の寺で火災、1棟が全焼…江ノ電20本運休
12日午前5時55分頃、神奈川県鎌倉市腰越の満福寺で、「火が上がっている」と通行人から110番があった。県警によると、敷地内にある多目的施設「
義経庵
( ぎけいあん ) 」1棟が全焼し、別の棟の一部も焼けた。本堂に被害はなかった。男性僧侶(26)が逃げる際に転倒し、軽傷を負った。
源義経が宿泊し、兄、頼朝との和解のために手紙を書いた寺として知られる。火は約4時間後に消し止められたが、近くを通る江ノ島電鉄が上下線計20本運休したほか、最大約1時間25分遅れ、約4700人に影響した。
五輪組織委は透明性もった対応を=森会長辞意巡り加藤官房長官
[東京 12日 ロイター] – 加藤勝信官房長官は12日閣議後の会見で、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が本日午後に辞意を表明する見通しであることについて、政府としては組織委員会は独立した法人であるから人事を含めて自ら判断すべきものであり、透明性ある形で対応すべきだとの認識を示した。
加藤長官は、組織委員会からまだ正式発表は無いとして「本日午後、合同懇談会が予定されていると承知しており、政府としてそれを見守っている状態」だとした。また、森会長から菅義偉首相に辞意の報告などがあったかどうかについては「承知していない」と述べた。
(中川泉 )