原人も現代人と同じように大変な育児をしていたのかも―。ジャワ原人の化石で現代人に特有の「頭の骨のゆがみ」を発見したとの研究結果を、東大などのチームが29日、英科学誌に発表した。現生人類は脳の大型化に伴い未成熟なまま出生するようになったとされるが、原人も未熟な状態の赤ちゃんを出産していた可能性があり、進化解明の鍵となりそうだ。
人類の乳児は他の霊長類に比べて未熟な期間が長く、首が据わらず頭の骨も柔らかい。そのため寝かす際に向き癖があると、頭骨がゆがむ「変形性斜頭症」が生じることがある。
チームは、ゴリラなどの類人猿約千頭と、現代人の乳児を含む約500人の頭骨で垂直と水平方向の非対称の程度を測定。その結果、類人猿に比べて現代人はゆがみが大きかった。
さらに原人6人の化石を解析。約11万年前と年代不詳のジャワ原人2人と、約6万年前のフロレス原人1人で、生前に生じたとみられる現代人と同程度の強いゆがみが確認された。共通祖先から推定すると、約100万年前には、現代人と同様に未熟な状態で出産していた可能性がある。
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地震影響で水道水に「にごり」発生 霧島市・いちき串木野市では給水活動 鹿児島
きのう28日の地震の影響で鹿児島県内では水道水ににごりが発生しているところがあります。
●霧島市によりますと
隼人町で20世帯、横川町の一部の地域でにごりが発生しているということです。
復旧作業が進み解消傾向ではあるものの飲用は控えてほしいため、隼人町ではビジネスホテル寿季で横川町では生牟田活性化センター、古城公民館、北薗公民館でいずれも午前9時から給水活動を行うということです。
なお、霧島町の一部でのにごりは解消しました。
●いちき串木野市では
冠岳、生福、大薗地域でにごりが発生しているということです。
生活用水としては使用できますが飲用は控えてほしいということで午前8時30分から旧生冠中学校に給水車を配備するということです。
熊本地震の死者13人か 高市首相「お悔やみを申し上げる」 建物や道路にも大規模な被害
熊本県で28日に発生した地震で、高市早苗首相は29日、この地震に関連する疑いがある死者は同日午前8時半時点で13人に上ると語った。官邸で記者団に明らかにした。
首相は「お亡くなりになった方に哀悼の誠をささげるとともに、謹んでご遺族の皆さまにお悔やみを申し上げる」と述べた。人的被害、建物倒壊、火災や道路の損壊など大規模な被害が確認されていると説明した。
自民、政府と対応を協議
自民党は29日、緊急の幹部会合を開き、鈴木俊一幹事長が「政府や地元自治体と連携しながら、当面の救助活動、被災者支援、被災地の復旧に必要な対策を後押ししていく」と述べた。政府から状況を聴取し、対応を協議した。
会合には、小林鷹之政調会長や有村治子総務会長らも出席した。
「落下傘部隊 死亡率」と検索履歴 マンションの外壁つたいベランダから侵入窃盗か 男を逮捕
マンションの一室に侵入し、現金などを盗んだとして、警視庁石神井署は窃盗と住居侵入の疑いで、東京都北区浮間の職業不詳、黒井修司容疑者(60)を逮捕した。調べに対し、「記憶にありません」などと否認している。
逮捕容疑は、4月13日、東京都練馬区下石神井のマンション居室2世帯に侵入し、現金計2万4000円が入った封筒5枚やリュックサックなど計8点(時価計約5万円)を盗んだとしている。
石神井署によると、黒井容疑者は防犯カメラを避けるため、地下駐車場から非常階段を上り、建物の外壁をつたってベランダから侵入したとみられる。マンションの防犯カメラには姿が映っておらず、周辺の映像から関与が浮上した。押収した容疑者の携帯電話には「落下傘部隊 死亡率」と検索した履歴が残っていたという。
熊本各所で断水 宇城市豊野町・八代市・氷川町・天草市などで断水確認 熊本市でも断水地域あり JR九州 博多から鹿児島中央までの全線で運転を見合わせ
きのう熊本県で発生した最大震度7を観測した地震で、ライフラインも打撃を受けています。
県によりますと、きのう午後10時時点で宇城市豊野町や八代市、氷川町、天草市などで断水を確認しています。
熊本市でも断水している地域があり、「火の君文化センター」や力合小学校など、南区の10か所で午後7時まで給水活動をしています。
続いて交通に関する情報です。JR九州によりますと、午前8時現在で博多から鹿児島中央までの全線で運転を見合わせています。
熊本空港では午前6時半時点できょうは通常通り運航する予定ですが、航空会社によっては欠航便もあることから、「それぞれの航空会社のホームページなどで情報を確認してほしい」としています。
また、ネクスコ西日本によりますと、午前8時時点で九州自動車道の益城熊本空港インターチェンジと、えびのインターチェンジの間の上下線で通行止めになっています。
「漢字が読めず」生活保護費を不正受給容疑 フィリピン国籍の女を逮捕
収入を過少に申告して生活保護費をだまし取ったとして、警視庁葛飾署は詐欺の疑いでフィリピン国籍で東京都葛飾区青戸の職業不詳、金磯ジョイこと、カネイソ・マリア・ニダ・ジョイ・アダン容疑者(60)を逮捕した。調べに「漢字が読めず、書類に名前を書かされただけ」と容疑を否認している。
逮捕容疑は令和5年6~11月、2社から就労収入を得ていたにもかかわらず、葛飾区役所に就労先を1社のみとする虚偽の申告を行い、生活保護費計約25万円をだまし取ったとしている。
葛飾署によると、容疑者は不正受給を繰り返したとして区から指導を受けていた。区の職員に対しては「悪いことをしたとは思っていない」と話していたという。昨年4月に区が同署に相談し、捜査していた。
【ライフライン情報】給水所・ガソリンスタンド・店舗・災害ごみなど(29日午前10時30分時点)
令和8年熊本地震、ライフラインなどの生活情報です。(29日午前10時30分時点)
【断水】
熊本県によりますと、29日午前7時半現在で八代市や氷川町、宇城市など8市町の約5万7000戸が断水しています。
■給水所(29日午前8時半現在)
▼八代市 太田郷コミュニティセンター
八代第二中学校
代陽コミュニティセンター
鏡コミュニティセンター
千丁コミュニティセンター
▼氷川町 氷川町役場本庁
宮原振興局
▼熊本市 火の君文化センター
力合小学校
城南小学校
飽田南小学校
隈庄小学校
豊田小学校
力合西小学校
天明中学校
富合中学校
御幸小学校
▼甲佐町 船津地区河川防災ステーション
津志田公民館
北原地区シーエスアイ駐車場
▼嘉島町 町民体育館駐車場
【停電】
県内では、八代市や宇城市を中心に約3万5000戸で停電しています。(29日午前9時半時点)
八代市では、学校に設置された避難所の多くは電気が通りエアコンが効いているということです。
【ガソリンスタンド】
熊本市内に10店舗ある「肥後石油」は、スタッフが給油を行う店舗ではガソリンが若干あるということで、現在も営業しています。
また、八代市毘舎丸町にある「ENEOSセルフ八代北SS」では、通常通りガソリンの給油を行っているということですが、渋滞が発生しています。ガソリンがなくなった場合は、一度営業を中止するということです。
【店舗】
▼鶴屋百貨店 安全点検のため29日は臨時休業
▼COCOSA 29日は休業
▼アミュプラザくまもと 29日は休業
▼県内のゆめタウンやゆめマート・ゆめモール 29日は全店で休業。30日以降は未定
【通信障害】
▼NTTドコモ 宇城市と八代市
▼KDDI 八代市、人吉市、宇城市、美里町の一部
▼ソフトバンク 八代市、菊池市、宇城市、美里町、甲佐町、山都町の一部エリアで利用できない、または利用しづらくなっています
【災害ごみ】
熊本市は29日から災害ごみの特別収集を行います。「燃えるもの」と「燃えないもの」に分けて、それぞれ45リットルまでの透明ごみ袋に入れ、普段のごみステーションに出してください。
テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンは、地震で被害を受けたものに限り無料で回収されます。
【り災証明】
熊本市は、住宅のり災証明書について電子のマイナポータル申請で受け付けを始めました。窓口での申請は7月30日からです。
鉄骨むき出し、床に建材散乱 爆発起きたイオンモール熊本内部の映像を警察庁が公開
熊本県で28日に起きた最大震度7の地震で、爆発が起きて死者2人が確認された「イオンモール熊本」(同県嘉島町)について、警察庁は29日、建物内部の捜索状況を撮影した動画を公開した。
警察庁によると、動画は29日午前8時半ごろに撮影されたもので、長さは1分4秒。映像では、鉄骨がむき出しになり、床に建材が散乱している様子が確認できる。
イオンモール熊本では施設内にいた約200人の避難直後に爆発が発生。10人程度の安否不明者が閉じ込められているとみられ、2人の死亡が確認された。
「中に戻っていく人いた、心配」 店員語るイオンモール熊本爆発
地震後に爆発が起きた熊本県嘉島町のイオンモール熊本では、閉じ込められたとみられる多数の人の救助活動が夜通し続いた。関係者は安否不明者の無事を祈り、建物の外に避難して爆発を免れた1階洋服店の女性従業員(23)は「できるだけ多くの人に生き残ってほしい」と声を震わせた。
折れ曲がった多数の鉄骨
29日午前7時過ぎ、救助活動に加わった広島県警の隊員ら約10人がヘルメット姿で建物内に入った。
白い外壁がはがれ落ちた建物はむき出しになった骨組みや、折れ曲がった多数の鉄骨が、爆風の衝撃のすさまじさを物語っていた。敷地内の案内板は倒れ、建物から数十メートル離れた道路でもコンクリートのがれきが散乱し、吹き飛ばされたとみられるひしゃげた看板が植木に引っかかっていた。
従業員専用出入り口付近で爆発?
1階洋服店で働いていた女性従業員によると、立っていられないほどの横揺れは1分近く続き、マネキンや洋服をさげるラックが次々となぎ倒された。店内には女性を含む従業員3人と客1人がいて、揺れが収まると一緒に出入り口から避難した。その後、従業員専用出入り口付近に移動し、30分ほど待機していたところ、イオン本社から、営業中止の連絡と、従業員宛てに帰宅を促す指示があり、建物から約200メートルのアパートに帰宅した。
余震が続いていたため、すぐに逃げられるように玄関に待機していた時、突然「バーン」という落雷のような大きな音が聞こえた。すぐに外に出ると、周辺は白煙で真っ白な状態だった。爆発は女性が待機していた従業員専用出入り口付近で起きたとみられる。
LINEでいまだ既読つかない知人
女性によるとイオンモールで働く従業員は、災害時は客の誘導を率先するように指導されていた。女性は「私が建物外に避難した時も、他の店員が避難誘導している様子があった。安全確認のためなのか、中に戻っていく人も見られたので、(爆発の)被害に遭っていないか心配だ」と声を詰まらせた。
熊本市中央区の会社員男性(48)は、イオンモール2階のアパレル店で働く30代の知人女性にLINE(ライン)でこれまでに約50通のメッセージを送り、安否を尋ねているが、いまだに既読がつかないという。「無事でいてほしい。短文でもいいから返事があれば」。男性は祈るように話した。【栗栖由喜】
熊本市長、台湾出張帰途の機上で地震知る 代替着陸…福岡市消防ヘリで帰庁「連携に感謝」
熊本市の大西一史市長は28日、熊本県で最大震度7の地震発生の速報を、台湾出張の帰路だったチャイナエアラインの機内で知った。飛行機は熊本空港の滑走路閉鎖のため福岡空港に代替着陸。大西氏は福岡市消防局のヘリで熊本市役所に急行し、災害対応に当たっている。
大西氏は経済セミナー出席などのため台湾を訪れていた。28日午後5時ごろ、帰りの機上でX(旧ツイッター)に「熊本で震度7の地震との情報を飛行機のWi-Fiがやっとつながり確認しました。詳しい情報は分かりませんが、どうか皆さん揺れは続くと思いますので警戒して身を守る行動をとって下さい。災害対策本部と連絡が取れました。皆さん落ち着いて助け合って行動して下さい」と投稿した。
その後、福岡市の高島宗一郎市長の手配で、熊本に向かう福岡市消防局のヘリに便乗し、「高島市長はじめ福岡市民の皆さんありがとうございます。そしてチャイナエアライン、福岡空港関係者の皆さんの連携に心から感謝します」と謝意を述べた。
ヘリは午後8時過ぎに熊本県庁のヘリポートに着陸。大西氏は消防の緊急車両で市役所に戻り、木原稔官房長官や小泉進次郎防衛相に電話で支援を要請した。29日も対応に追われている。
大西氏は平成28年の熊本地震での対応を経験し、指定都市市長会副会長(危機管理担当)や全国市長会防災対策特別委員長を務めている。