麻生太郎氏が「皇室典範」改正を急ぐ理由は…“日本会議の30年の集い”に間に合わせたいから

【永田町番外地】#85
皇室典範の改正案は10日、アッという間に衆院を通過してしまった。
当欄で指摘してきたように、天皇皇統の支配をもくろむ自民党副総裁の麻生太郎氏と、「愛子天皇」の誕生を阻止したい美智子上皇后の思惑通りの展開だ。
それにしても国民にとって不可解なのは、特段急ぐ必要のない法改正を、なぜ最優先してまでゴリ押しするのかというナゾではないだろうか。別に皇室典範が改正されようがされまいが、物価上昇に歯止めがかかり国民生活がよくなるわけではないから、なおさらだ。
麻生氏が皇室典範改正を急いだ大きな理由の一つは、9月24日に開催される“日本会議・日本会議国会議員懇談会設立30年記念の集い”だ。その集まりに間に合わせたかったというのがホントのところのようだ。
日本会議が戦後憲法の見直しや今回の皇室典範改正案を強力に推進する日本最大の右派・保守系の政治圧力団体であることは周知のとおり。麻生氏はかつてこれを支援する議員懇談会の会長を務め、現在は特別顧問。メンバーには自民、維新をはじめ、野党の国民、中道、立憲民主などを含め290人ほどが名を連ねている。ちなみに日本会議の現会長は故・安倍晋三元首相のスピーチライターを務めた谷口智彦元内閣審議官。議員懇談会は安倍元首相の父君・晋太郎の外相秘書から政界に転身し、先の自民党総裁選で高市推薦人の代表を務めた古屋圭司氏が会長である。
「東京プリンスホテルに2000人の参加を予定しており、会費は1人1万5000円。売り上げはザッと3000万円となりますが、実際には個々の議員が裁く分も含めると、この2倍3倍のカネが動きそうです」(全国紙デスク)
まさか安倍派伝統のパー券裏金事件の二の舞いにはならないだろうが、今国会で皇室典範改正案が成立すれば、パーティー収入の爆上がりは間違いなく、会場はワールドカップのごとく、勝利の雄たけびで大いに盛り上がるに違いない。
「麻生さんにとっては皇室典範改正もさることながら、戦後自民党が一貫して掲げる自主憲法制定を自分の手で成し遂げたいとの思いが強い。しかも安保世代の生粋の自民党政治家ですから、国民世論の反発、批判や罵詈雑言に本人はますます意固地になるようです」(前出のデスク)
怖いものなし、いさめる術なき麻生氏の暴走政治は当面続きそうだ。
(特命記者X)

「空気を読まない」山本太郎氏の持ち味が裏目に出た引退会見 どこか中途半端だった引き際

「れいわ新選組の山本太郎氏が記者会見するらしい」。こんな情報が流れたのは7月9日午後。ほどなく党から案内が出て、山本氏は午後7時前に国会近くの会議室で、執行部メンバーとともに会見に臨んだ。
山本氏をめぐっては、昨年10月9日に大分市内の東九州自動車道を車で走行中、制限速度時速80キロのところを69キロ超の時速149キロで走行。「速度違反自動取締装置(オービス)」に速度超過で検挙され、今年4月20日付で罰金9万円の刑事処分、同5月15日付で免許停止(90日)の処分を受けた。幹事長による厳重注意処分とした党の発表から約1週間。ようやくご本人が説明するのかと会場に向かうと、メインで語られたのは山本氏の代表辞任と政界引退表明、党名変更を含む党の「解党的出直し」と、事実上の一枚看板だった山本体制の終了だった。
病気治療に専念するとして今年1月21日に議員辞職を表明した山本氏だが、代表職にはとどまっていた。2月の衆院選の街頭演説では「身体を治し、妖怪だらけの国会に戻って鬼退治をしたい」と国政復帰に意欲的だったが、会見ではこの間の治療の結果、「数値が思わしくない状態」として、自身の健康を優先するとした。地方選挙への出馬も「ないな」と否定した。
正直、戸惑った。スピード違反をめぐる問題で、病気治療中の山本氏が公の場で対応するのはこの日が初めて。党の案内にも「スピード違反について」とあり、記者に説明を求められることは分かっていただろう。実際には、スピード違反問題を超える山本氏個人の立場と党体制の、劇的な変化というトピックも語られ、そちらにより関心が集まった。質疑応答では、スピード違反やこれも週刊誌が報じた党の秘書給与をめぐる疑惑の話題と、山本氏の政界引退、党体制に関する質問がごった煮となり、会見の「本質」が見えにくくなったように思う。
スピード違反を起こした後の昨年12月の代表選に山本氏は立候補し、3選された。大分県警への出頭は、議員辞職表明の翌日とも伝えられ、その後の週刊誌報道で一連の問題が表面化した。報道を受けても山本氏は会見などは開かず、高井崇志幹事長は、まだ処分が確定していないことを理由にしていた。当時、いずれ山本氏は説明するのか問うと、高井氏は「何らかの対応はすると聴いている」と述べていたが、その後も沈黙は続き、この日の会見は結局、免停の処分からも2カ月がたっていた。
「空気を読まない」。山本氏が自身やれいわの「持ち味」としてアピールしてきたことだ。「空気を読まない人間が国会に入れば、緊張感のない国会に緊張感が生まれないわけがない」と、党の存在意義の重要な要素として語ってきた。ただ、結果的に政治家として最後になった今回の山本氏の記者会見は、「空気を読まない」持ち味が裏目に出たように感じる。さまざまな話題をごった煮にせず、節目節目で説明した方がよかったのではないだろうか。党側は、党内手続きもあり結果的に山本氏の説明機会も遅れたと説明したが、党のトップにとって重要な局面では、現実的に空気を読んでいくことも必要だったのではないかと感じる。
2013年参院選東京選挙区で初当選した山本氏は、小沢一郎氏と組んだ「生活の党と山本太郎となかまたち」の共同代表に就任したり、衆院議員と参院議員を行き来するなど、永田町の空気とは一風異なる手法だった。れいわは、元号が「令和」に代わった2019年、4月10日に単身で旗揚げを表明。今では総理大臣も減税を「悲願」とする消費税の「廃止」を当初から掲げ、同年の参院選で躍進した。当時、街頭演説を取材するたびに聴衆が増え、「小泉劇場」とは違った、有権者の怒りを受け止める形の「山本劇場」と実感したことを覚えている。
山本氏は「空気を読まない」とは言っていたが、以前取材した自民党関係者は「突拍子のないように見えて現実的な人」と評し、「たいした策士」と話す人もいた。相手の懐に入り込み、自民党の重鎮議員とも交流があった。山本氏自身、9日の会見で「全然関係ないところから永田町に乗り込み空回りに近い状態が続いていたが、『もっとこう言えば官僚からいい答弁をもらえる』とか『この問題を絶対放置しちゃだめだ』とか、そういう応援の仕方をしてくださる心ある方(議員)はいらっしゃった。国会でさまざまなことを学ばせてもらった」と、振り返っていた。
永田町特有の押し引きも踏まえ、「一枚看板」として党を引っ張ってきたが、高市政権となり、空気は激変。れいわは今回の衆院選で、比例復活の1議席をとるのが精いっぱいだった。
そんな中で党のリセットをはかる山本氏は、新体制について「山本がいた時よりもっといいグループを」と訴えたが、一枚看板の山本氏が不在となる党の今後は不透明だ。「空中分解してしまうのではないか」と指摘する政界関係者も少なくない。
政界引退は事前に周囲に相談せず、議員として多くを学んだ小沢氏には近く報告に行くという。よくも悪くも永田町に「異風」を吹かせた山本氏の、引き際。どこか中途半端に感じられたのは、残念だった。【中山知子】

女性警察官に暴行し鼻の骨折ったか 自称・会社役員逮捕

女性警察官に暴行し鼻の骨を折るなどの重傷を負わせたとして、自称・会社役員の男が逮捕されました。
警察によりますと、長内茂宣容疑者は11日早朝、千葉県松戸市の自宅前で女性警察官の顔を殴るなどし、鼻の骨を折るなどの重傷を負わせた疑いがもたれています。
酒に酔った長内容疑者を乗せたタクシーの運転手から「客が寝込んでいる」と通報があり、駆けつけた女性警察官が声をかけたところ、長内容疑者が突然つかみかかり、路上で暴行を加えたとみられています。
長内容疑者は「事実無根です。私の性格上、自分から先に手を出すことは絶対にありません」と容疑を否認しているということです。

訓練中のヘリコプターから金属片落下か… 飛行後の点検で発覚 北海道函館市

第一管区海上保安本部・函館航空基地は2026年7月11日、北海道函館市の函館空港を離着陸したヘリコプターの飛行後の点検で、金属片の一部が脱落していたことがわかったと発表しました。
飛行中に部品が落下した可能性があるということです。
函館航空基地によりますと、部品の落下があったヘリコプターは、操縦訓練のため、11日午後2時4分に函館空港を離陸し、南側の海上などを飛行した後、午後3時12分に函館空港に着陸しました。
飛行前の点検では特に異常は見られなかったということです。
落下した金属片は、回転翼の振動抑制のための「インボードトリムタブ」という部品で、6枚あるうちの1枚が落下したということです。
大きさは、縦約3センチメートル、横約15センチメートル、厚さ約1.2ミリメートルで、重さは約15グラムです。
これまでに部品は見つかっておらず、けが人などの被害は確認されていません。
第一管区海上保安部・函館航空基地は、今後も飛行前・飛行後の点検を徹底するとしています。

違法薬物コカイン取引の名目でボディーチェックか 555万円路上強盗 大阪市都島区

大阪市都島区の路上で起きた強盗傷害事件で、逮捕された男らは、違法薬物の取引名目で被害者にボディーチェックをした際に、犯行に及んだとみられることがわかりました。
12日朝、送検された清水辰彦容疑者(30)は6月13日、大阪市都島区の路上で、24歳の男性を警棒のようなモノで殴るなどして重傷を負わせ、現金約555万円が入ったバッグを奪った疑いが持たれています。

この事件では、大学生の山下雄大被告(22)も逮捕・起訴されています。その後の警察への取材で、犯行グループは違法薬物のコカインの取引名目で被害者にボディチェックをした際に、突然、羽交い締めにして暴行を加えたとみられることがわかりました。
現場には他にも事件に関わった人物がいて、警察が行方を追っています。

【レベル4土砂災害危険警報】北海道・士幌町、陸別町に発表 14:42時点

気象台は、12日午後2時42分に、レベル4土砂災害危険警報を士幌町、陸別町に発表しました。
十勝地方では、土砂災害に厳重に警戒してください。
【土砂災害警報(発表中)】 ■士幌町 ●レベル4土砂災害危険警報【発表】
■鹿追町 ●レベル2土砂災害注意報
■新得町 ●レベル2土砂災害注意報
■足寄町 ●レベル2土砂災害注意報
■陸別町 ●レベル4土砂災害危険警報【発表】

自転車運転の女性(40)が大型トラックにひかれ死亡 トラック運転手を過失運転傷害の疑いで現行犯逮捕 自転車チャイルドシートに同乗の6歳娘は軽傷 埼玉・草加市

埼玉県草加市で、大型トラックを運転中、自転車を巻き込み、乗っていた女性にけがをさせたとして63歳の男が逮捕されました。女性はその後、死亡しています。
きのう午後3時半ごろ、草加市青柳の交差点で、左折しようとした大型トラックが横断歩道を直進していた自転車を巻き込みました。
この事故で、自転車に乗っていた内山楓羽花さん(40)が死亡しました。また、チャイルドシートに乗っていた内山さんの6歳の娘も軽いけがをしました。
警察は、大型トラックを運転していた吉岡忠幸容疑者(63)を現行犯逮捕しました。
調べに対し、吉岡容疑者は容疑を認めているということです。

会津若松市で車同士の事故 軽乗用車の助手席に乗っていた中学生1人が死亡 2人が重軽傷

11日夕方、会津若松市で車同士の事故があり、乗っていた中学生が死亡、2人が重軽傷を負いました。
事故があったのは会津若松市一箕町の県道で、11日午後5時すぎ、軽乗用車と対向する中型トラックが正面衝突しました。
この事故で、3人がけがをして病院に搬送され、軽乗用車の助手席に乗っていた市内の中学一年生の男性(12)が搬送先の病院で亡くなりました。
軽乗用車を運転していた中学生の親族の男性(71)が骨折の重傷、中型トラックを運転していた男性(45)は軽傷とみられています。
警察は、どちらかが対向車線にはみ出した可能性も含めて事故の詳しい原因を調べています。

「ジェットで波に飛んで吹き飛ばされた」水上バイクから男女3人転落 16歳女性が行方不明 男性2人は40歳16歳の親子 事故当時 現場付近では波浪注意報

各地で水難事故が相次いでいます。千葉県の夷隅川の河口で水上バイクに乗っていた男女3人がバイクから転落し、16歳の女性が行方不明となっています。
消防によりますと、午前10時半ごろ、夷隅川の河口で「水上バイクを3人乗り中に1人が行方不明になった」と通報がありました。
水上バイクに乗っていたのは40歳と16歳の男性の親子、そして16歳の女性のあわせて3人で、警察によりますと、水上バイクから投げ出された3人は波消しブロックにつかまっていましたが、その後、女性の姿が見えなくなったということです。
目撃者 「女性と男性がジェットで波に飛んで、そのまま吹き飛ばされる」
事故当時、現場付近では波浪注意報が出されていました。

「助けて助けて助けて」「既読だけでも」消費者金融に追われた高野健一被告が「最上あい」に送っていた“返済懇願LINE”…450万円の貯金が底を突いた「度重なる無心」【高田馬場刺殺・公判】

東京都新宿区の路上で2025年3月、ライブ配信をしていた佐藤愛里さん(当時22)を刺殺したとして、殺人罪などで起訴されている高野健一被告(44)。東京地裁で開かれていた公判は、検察官が懲役20年を求刑して結審した。
佐藤さんは「最上あい」名義でスマホ配信アプリで配信活動をしていた。高野被告はそのリスナーで、直接の連絡先を交換するなど、関係性は良好に思われた2人。しかし出会いから半年強、佐藤さんが高野被告に「私に会いたい?」と尋ねてから、関係が急速に悪化していく。
両者に何があったのか。裁判で明らかになったLINEのやり取りなどを中心に、裁判を傍聴していたライターの普通氏が詳報する。【前後編の後編。前編から読む】
「無理やりシャンパン入れさせられた」
2022年8月、佐藤さんが「私に会いたい?」とメッセージを送る。実はこの以前にも、佐藤さんと会うチャンスはあったが、高野被告に踏ん切りがつかなかった。「会ったら嫌われるんじゃないか」という思いがあったようだ。しかし、メッセージや通話を半年以上交わすなかで、会いたい思いが勝った。
佐藤さんは山形県のキャバクラ店で働いていた。高野被告は当時、栃木県に住んでいたが、それでも向かった。結局4回出向いて、店舗で合計77万円を費やした。現地までの交通費、宿泊費、佐藤さんへのプレゼント代金、食事代などもかさんだ。
後に高野被告が供述する通り、この費消は自らが納得して払ったもので、事件の心情とは直接的には関係がないのかもしれない。しかし、間違いなく歯車は悪い方に進み始めていた。
初めて佐藤さんとキャバクラ店で対面したのちの9月8日、佐藤さんから連絡が入る。
「ホント申し訳ないんだけど、日雇い先にカバン忘れちゃって、ちょい貸してもらえる? 明日、明後日には取りに行けるから」
高野被告は4万円を佐藤さんに振り込む。
その後、「スマートフォンが止まる」「キャバクラで無理やりシャンパン入れさせられた」など、様々な理由で金を要求された。佐藤さんは、緊急性を高めるように、風俗店勤務の可能性や、暴力を受ける恐れが絡んでいるなどを匂わすこともあった。
高野被告も「俺と愛里の仲やろ」「また足りなくなったら言ってな」「愛里の力になりたいから大丈夫」などと疑う様子もない。
また、筆者がメモできた範囲において、佐藤さんからのメッセージは、2回目の無心から「返す」という意味合いの記載を一切していなかったように思う。さらに、無心する際は懇願するような態度を見せるも、高野被告が貸す姿勢を見せると「早めのほうが助かる」、振り込み額が1日の限度額を超えたあとには「他の通帳からはいける?」などのメッセージを送っていた。