富山交番襲撃、二審も遺族敗訴=県の賠償責任認めず―名古屋高裁支部

富山市の交番で2018年、警察官が刺殺され、奪われた拳銃で警備員中村信一さん=当時(68)=が射殺された事件で、富山県警の初動対応が不十分だったとして、中村さんの妻が県に約2600万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が2日、名古屋高裁金沢支部であった。大野和明裁判長は請求を退けた一審富山地裁判決を支持し、原告側の控訴を棄却した。
交番が襲撃された後、周辺住民への警告を出さなかった県警の対応に違法性があるかが争点だった。
大野裁判長は、襲撃対象となったのは警察官で、中村さんが撃たれたのも警察官と誤認されたためだと指摘。拳銃を奪った男が交番を出て住宅街に向かった時点では、周辺住民に危険が迫っていたとは認められないとした。
その上で、県警は警察官を現場に向かわせることしかできなかったとして、初動対応について「賠償責任を認めることはできない」と結論付けた。中村さんが射殺された原因は「警備員の制服を着ていたために警察官と誤認された被害者の不運にあるというほかない」とした。
判決後に記者会見した中村さんの妻は「予想していた判決で、やっぱりかという感じだ」と話した。 [時事通信社]

木原長官「日本側に責任があるかのような発言は受け入れられない」 プーチン氏の発言受け日本反論

ロシアのプーチン大統領は2日、「日露関係の悪化はすべて日本の責任」と述べ、北方領土をめぐる問題は決着済みとの認識を改めて示しました。
これに対し、木原官房長官は先ほど、「現下の厳しい日露関係は、ロシアによるウクライナ侵略に起因しており、日本側に責任があるかのような発言は受け入れることができない」と強く反論しました。一方で、「北方四島の帰属の問題を解決して、平和条約を締結する方針に変わりはない」とも強調しています。

女子生徒と性行為、約25年前の事案で都立高男性教諭を懲戒免職に 東京都教育委員会

東京都教育委員会は2日、約25年前に当時の勤務高の女子生徒と性行為を行ったとして、23区内の都立高の男性主任教諭(53)を懲戒免職処分にしたと発表した。
都教委によると、平成13年11月ごろ~16年3月ごろに教諭の自宅で、当時勤務していた都立高の女性生徒と性行為を行った。女性から申告があり、都教委が直近数カ月以内に事案を把握し、双方に聞き取りを行ったという。教諭は「自分の行為で被害者を傷つけることとなり申し訳ない」と話しているという。
また、昨年10月に通勤中の電車内で女性の太ももを服の上から触ったとして、特別支援学校の男性主任教諭(48)を停職6カ月としたと発表。同じ電車に乗り合わせた警察官に取り押さえられ発覚し、今年2月に不起訴処分となったという。教諭は「生徒や保護者の信頼を失う行為だったと反省している」などと説明し、2日付で依願退職した。
都教委はこれらの事案に「あってはならないこと。引き続き厳正に対処する」とコメントした。

自民が女性弁護士擁立を調整 コンプラ専門、横浜市長選

山中竹春市長の辞職に伴う10月18日投開票の横浜市長選で、自民党が川崎汽船の社外取締役などを務める弁護士の原沢敦美氏(59)を擁立する方向で調整していることが2日、複数の関係者への取材で分かった。企業法務でコンプライアンスの専門家として活動しており、地元経済界が中心となって各党に候補者調整を呼びかけている。
パワハラ問題で辞意を表明した山中氏は、出馬は「未定」として態度を明らかにしていない。大半の後援会幹部が辞任するなど既に支援者の離反が進んでいるが、5年間の市政運営を評価する声もある。
関係者によると、自民市連幹部らは3日に原沢氏と面会し、出馬の意向を確認する。

立民党員、AI画像で成り済まし投稿=田名部氏「組織的関与ない」

立憲民主党の田名部匡代幹事長は2日の記者会見で、栃木県連に所属する男性党員が架空の女性に成り済まし、X(旧ツイッター)に政治活動などを投稿していたと明らかにした。県連によると、本人が作成を認め、既にアカウントを削除。投稿に用いた女性の画像は、生成AI(人工知能)で作成したという。
田名部氏は「党の組織的な関与は一切ない」と強調。「党の名称が付された投稿に女性の尊厳を深く傷つけかねない内容が含まれていた。心からおわびする」と謝罪した。 [時事通信社]

「夢も希望も断たれた…」 埼玉栄高死亡事故で遺族が学校側提訴 管理体制の杜撰さ指摘

埼玉栄高(さいたま市)で令和6年、男子生徒4人が乗ったグラウンド整備用の車が横転し、助手席の生徒=当時(17)=が死亡した事故で、生徒の遺族が、同校を運営する学校法人佐藤栄学園(同市)などに計約1億3660万円の損害賠償を求める訴訟をさいたま地裁に起こした。1日付。2日、県庁で記者会見した遺族側は学校側の管理体制の杜撰(ずさん)さを指摘し、不信感をあらわにした。
事故は6年11月16日深夜に発生。無免許の男子生徒が運転する車が、同校グラウンドののり面に乗り上げて横転し、助手席にいた男子生徒が死亡した。
原告側は訴状で、車の管理体制の不備を指摘。車の鍵を無施錠の車内に置く運用が常態化し、誰でも鍵にアクセスして運転が可能な状態だったとした。また、事故の約1カ月前にも車が破損する横転事故が起きていたが、学校側は調査や再発防止措置を講じなかったなどと主張している。
提訴を受け、記者会見に臨んだ死亡した男子生徒の母親は「息子は夢を持って頑張っていたが、その夢も希望も断たれた」と苦しい胸の内を吐露。父親は「なぜ子供がこんなことになってしまったのか、その真実を知りたい」と訴えた。
佐藤栄学園は「訴状が届いたら、内容を精査し、適切に対応したい」とコメントしている。

トクリュウのスマホを遠隔解析へ、裁判所の許可状が要件…警察庁有識者検討会が提言骨子

「匿名・流動型犯罪グループ(匿流(トクリュウ))」のスマートフォンを遠隔解析する行政措置の導入に向け、警察庁の有識者検討会は2日、裁判官から事前に許可状を取ることなどを実施要件とする提言の骨子を取りまとめた。遠隔解析の運用は緊急性の高い重大犯罪に限定し、適正性の確保を図る。
導入には警察官職務執行法の改正が必要で、同庁は提言がまとまり次第、検討を本格化させる方針だ。
匿流は強盗や詐欺などの連絡に秘匿性の高い通信アプリを悪用して身元を隠しており、同庁は8月、これを打ち破る手法の導入に向けた検討会を設置した。
遠隔解析は憲法の保障する「通信の秘密」に関わるため、ITやサイバー分野の専門家らは法的・技術的な課題の議論を重ねた。
骨子では、重大な犯罪が発生する危険性が高い場合、警察官が被害防止を講じる責務を警職法に明記することを提言した。その上で遠隔解析の実施要件を明確化し、適正性を担保した。
具体的には、強盗などの被害が切迫する場合に限り、事前に裁判官から許可状を取得した上で、匿流の実行役や指示役らのスマホの解析を始める制度とする。解析担当官は、警察庁長官が指名した警察官に限定する。
遠隔解析で取得する情報は強盗の標的にされている住民の氏名や住所、実行役の人数などの情報のほか、詐欺電話の名簿や振込先情報も想定される。被害防止に不要な情報を取得した場合は、全て消去する。
対象者に察知されずに端末を解析する制度であることを踏まえ、透明性の確保も図る。対象者には事後的に通知し、管轄する公安委員会に報告するという。
骨子では遠隔解析で適正に得られた情報を捜査に役立てることは「許容される」と指摘。「悲惨な被害者を生まないための対策が急務」と意義を強調した。

【速報】和菓子屋店主殺害事件「私の知る限り、両親がこのような酷い目に遭う理由が一つも見当たりません」長男がコメント(山口・美祢市)

8月28日、山口県美祢市の和菓子店で店主の男性の遺体が見つかった殺人事件で、2日夜、亡くなった店主の長男がコメントを出しました。
コメントでは「私の知る限り、両親がこのような酷い目に遭う理由が一つも見当たりません」、「最初の発見時は驚きすぎて、現実味がなく淡々と捜査に協力しながら過ごせてまいりましたが、日が経つにつれ、発見前日の木曜日の夕方に、少しでも顔を出せていれば、もしかしたら事件は防げたかもと思うようになり、長男として不甲斐なさと喪失感に日に日に苛まされています」と気持ちをつづっています。
この事件は8月28日夕方、美祢市伊佐町の和菓子店兼住宅で、この家に住む齊藤一正さん(80)が頭から血を流して倒れているのが見つかり、その場で死亡が確認されたものです。
70代の妻も頭の骨を折る重傷を負っていて警察では殺人事件として、捜査を進めています。
初めに捜査機関の方々、連日猛暑の中必死に活動されている事、大変ありがとうございます。
また、周辺地域の皆様、職場関係、友人知人関係、その他多くの皆様に多大なるご心配・ご迷惑をおかけしております。大変申しわけございません。9/1(火)正午に無事に父をお見送りすることができました。私の知る限り、両親がこのような酷い目に遭う理由が一つも見当たりません。
最初の発見時は驚き過ぎて現実味がなく淡々と捜査に協力しながら過ごせてまいりましたが、日が経つにつれ、発見前日の木曜日の夕方に少しでも顔を出せていれば もしかしたら事件は防げたかもと思うようになり、長男として不甲斐なさと喪失感に日に日に苛まされています。
我々家族はショックを受けております。ですがなるべく普段どおりの生活を送っていく事が大事だと自分らも父もそう願っている事と思います。報道関係の方も大変でしょうが、警察の方とも連携しながら犯人逮捕・犯罪抑止につながる正しい報道をよろしくお願いします。
長男
【お詫び】
一時、誤字がありました、お詫びいたします。現在は修正しております。
亡くなった齊藤一正さんは老舗和菓子店の3代目。祖父「宇一さん」が作り始めたことから名付けられた看板商品「宇いち饅頭」は、美祢の銘菓として長年、親しまれてきました。

児童相談の内容を郵送で流出させたか 大阪・羽曳野市の生活福祉課職員の50歳男を逮捕

大阪府羽曳野市で市に寄せられた、子どもに関する相談内容を流出させ、市の業務を妨害したとして、50歳の羽曳野市職員が逮捕されました。 偽計業務妨害と地方公務員法違反の疑いで2日に逮捕されたのは、羽曳野市生活福祉課の主幹・野上伸一容疑者(50)です。 警察によりますと、野上容疑者は今年1月上旬から4月中旬にかけて、市に寄せられた児童相談に関する情報を対象の子どもがいる26世帯に郵送して情報を漏らし、その後の事実確認などで市の業務を妨害した疑いが持たれています。 羽曳野市によりますと、郵送された書面には児童相談歴のある各家庭の個人名や住所、当時の相談内容などの個人情報が記されていて、いずれも差出人は匿名だったということです。1月上旬に書面が届いた家庭から市に相談があり、情報の流出が発覚しました。 その後、警察が書面を投函したとみられるポスト周辺での防犯カメラの捜査やパソコンなどの解析で、野上容疑者の関与が浮上し、逮捕に至ったということです。 野上容疑者は調べに対し、「私はやっていません」と容疑を否認しています。警察は情報の入手経路や動機について詳しく調べています。 羽曳野市の山入端創市長は「職員の一層の綱紀粛正とともに、情報管理の徹底を図り、市政に対する信頼回復に全力で取り組んでまいります」とコメントしています。

万引き注意したコンビニ店員の顔面に熱々のスープ 無職の55歳女「逮捕を逃れるため」 京都・舞鶴市

万引きを注意され、店員に熱いスープをかけた疑いです。 事後強盗の疑いで現行犯逮捕されたのは、京都府舞鶴市に住む無職の55歳の女です。 女は2日午前5時半ごろ、舞鶴市内のコンビニエンスストアで塩など食料品3点を盗み、店を出たところで店員の男性に万引きを指摘されると、持っていたスープパスタのスープを店員の顔面にかけた疑いが持たれています。 スープパスタは女が事件直前に同じ店で購入したもので、店内で熱湯が注がれていましたが、店員にけがはありません。110番通報を受けて駆けつけた警察官が、女を現行犯逮捕しました。 警察の調べに対し容疑を認めていて、「逮捕を逃れるために店員にスープをかけた」などと話しているということです。