路上で男性の肩をハンマーで殴ったとして、京都府警南署は14日、傷害の疑いで、京都市南区唐橋琵琶町の無職、近藤錬八朗(れんぱちろう)容疑者(28)を再逮捕した。おおむね容疑を認めているという。
逮捕容疑は7月26日午後9時ごろ、同区内のコンビニエンスストア前の路上で、会社員の男性(21)=右京区=の右肩をハンマーで殴り、右肩甲部挫傷を負わせたとしている。
容疑者は、この事件の直後に店内で別の女性の右側頭部を同じハンマーで殴って重傷を負わせたとして、傷害容疑で現行犯逮捕されていた。同署によると、容疑者と被害者2人に面識がなく、無差別に襲った可能性があるとみて、詳しい動機などを調べている。
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不明男性、クマと格闘後に林に引きずり込まれたか 北海道・羅臼岳
14日午前11時10分ごろ、北海道斜里町の知床半島にある羅臼岳(標高1661メートル)で、「友人がヒグマに襲われた」と110番があった。襲われた20代の男性は、クマに登山道から林へと引きずり込まれたといい、行方不明。安否は分かっていない。捜索は14日夕方に打ち切られ、15日午前5時に再開する。
道警によると、男性は2人で登山中で、20代の同行者の200メートルほど前を歩いていたという。同行者の説明では、下山中の標高550メートル付近で名前を叫ばれたため駆け寄ると、クマと格闘している男性が両太ももから出血し、その後、林に引きずり込まれた。同行者にけがはなかった。
道警は現場付近で男性を捜索。同行者を含めた40人以上の登山客については、現場近くからヘリコプターによる救助作業を進めた。
知床半島は世界自然遺産で知られ、羅臼岳は半島の最高峰。12日にも登山道で登山客が至近距離でヒグマに遭遇したとして、斜里町はホームページで「7月以降、人を忌避しないヒグマが度々目撃されています」と注意を呼びかけていた。
道内では7月に南部の福島町の住宅街で男性がヒグマに襲われて死亡。4月にも美唄市の山林でハンターの男性が重傷を負っている。【本多竹志、和田幸栞、谷口拓未】
目撃者「止めたら何されるか…」56歳男性に対する傷害致死容疑で逮捕の22歳男 2人に金銭巡るトラブルか
愛知県岩倉市のアパートで男性の遺体が見つかった事件。逮捕された男は、男性との間に金銭をめぐるトラブルがあったという趣旨の供述をしていることがわかりました。
■男性の顔を瓶で複数回殴ったか…金銭めぐるトラブルの供述も
名古屋市南区の会社員・木山隼人容疑者(22)は、今月11日から13日までの間に、自宅などで加藤宏之さん(56)の頭や顔を瓶で複数回殴るなどの暴行を加え、死亡させた疑いで逮捕され、容疑を認めています。
加藤さんは、木山容疑者が管理人を務める無料低額宿泊所に住んでいたことがありましたが、その後の捜査関係者などへの取材で、木山容疑者が「金銭をめぐるトラブルがあった」という趣旨の供述をしていることがわかりました。
■目撃者「止めたら何されるか、殺されたら嫌だし」
木山容疑者の知人で、13日の暴行を目撃し、警察に通報したという男性は…。
通報した男性: 「(2人は)問題をかかえていました、お金のことで。詐欺まがいのことを加藤さんがやっていて、それで木山容疑者が怒っちゃって、一方的に殴りつけて、被害者(加藤さん)も『やめてください、ごめんなさい』って謝っているんです。自分も止めればよかったけど、止めたら何されるか、殺されたら嫌だし」
木山容疑者は自宅で加藤さんに暴行を加えた後、岩倉市のアパートまで車で移動し、さらに暴行を加えたとみられていて、警察は動機などを調べています。
自民、衆院で海外視察自粛 野党との交流放棄に不満も
自民党は今夏、衆院各委員会で恒例の海外視察への参加を自粛した。通常国会での野党との激しい対立を踏まえ、与野党連れ立っての視察は望ましくないと執行部が判断した。ただ党内からは、衆参両院で少数与党の苦境にある中「野党議員との貴重な交流の機会を放棄するものだ」(中堅)と不満の声が漏れる。
衆院事務局によると、各委員会や審査会は毎年海外視察をしており、今年も10以上の予定がある。
通常国会会期末には、ガソリン暫定税率の廃止法案を巡り与野党間の攻防が激化。野党は自民の衆院財務金融委員長を解任した。反発した自民の坂本哲志国対委員長は「地元活動重視」を名目に、衆院の海外視察を見送る方針とした。
自民のある衆院委員長は「野党とけんかしたからボイコットするなんて、子供じみている」と批判。自民関係者は「少数与党下、野党との政策調整に影響しかねない」と懸念する。
自民執行部は、参院では与野党の摩擦が少ないとして参院の海外視察は容認した。別の関係者は「衆院だけ駄目というのも、一貫性が全くない」と判断に疑問を呈した。
なぜ見送り?石破総理「戦後80年談話」要因の一つは自民党内からの反発“安倍総理(当時)の70年談話を上書きするのではとの懸念” あす(15日)終戦の日
石破総理はあす、終戦の日に合わせた戦後80年の総理談話の発表を見送る方針です。その背景には、いま石破総理が党内で置かれている苦しい立場も関係しているようです。
あす迎える終戦の日。都内では、戦争の記憶を次の世代に伝える催しに多くの人が訪れていました。
50代男性 「私もそうですけれども、やっぱり豊かな時代に育っている。戦争時代のつらかった話とか、聞く機会は減ってきているのかな」
小学5年生 「昔の兵隊さんの皆さんがどういう気持ちとか、家族がどういう気持ちで兵隊さんの無事を願っていたとかが、やっぱり心にしみて伝わりました。戦争はやっぱりせずに、みんなで平和に暮らしていくべきだと思います」
過去の戦争を振り返り、未来へどう伝えていくか。政府はこれまで、終戦の日に合わせ、「総理談話」という形で見解を示してきました。
総理談話とは、国の重要な事柄に関する総理の公式見解のこと。閣議決定して発表されます。戦後をめぐる総理談話を初めて閣議決定したのは、1995年、村山総理の時です。
村山富市総理(当時) 「痛切な反省の意を表し、心からのおわびの気持ちを表明いたします」
先の大戦への「反省」と「おわび」。それは、戦後60年、70年の談話でも引き継がれてきました。
戦後80年の節目を迎える今年。石破総理は…
石破総理 「形式はともかくとして、この風化というものをさけるために、そして、戦争というものを二度と起こさないためのそういうような発出というものは、私は必要だと思っています」
こう話すものの、総理談話の発出は見送り、個人的な見解を出すことにとどめる見通しです。
見送る要因の一つが、党内からの反発です。特に、当時の安倍総理が出した70年談話を“上書きするのではないか”という懸念があがっているのです。
安倍晋三総理(当時) 「あの戦争に何ら関わりのない私たちの子や孫、そして、その先の世代の子どもたちに謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません」
自民党 保守系議員 「安倍総理の70年談話で、次の世代に謝罪させることをやめようとなった。10年ごとに出す必要はない」
関係者によりますと、石破総理は周囲に対し、70年談話の歴史認識を“上書きするつもりはない”という意向を示しているということです。
では、どのようなメッセージを出そうとしているのでしょうか。被爆地・広島でおこなった会見で、その一端を明かしていました。
石破総理 「どうすれば戦争が起こらないのかということを50・60・70年談話を踏まえました上で、私として考えてまいりたい」
今後、どのような形式でいつ公表するか、検討を進めることにしています。
訓練中の海保機、能登空港滑走路にプロペラ接触…重大インシデントに認定
海上保安庁の中型飛行機が能登空港(石川県輪島市)での訓練中にプロペラを滑走路に接触させたとして、国土交通省は14日、航空法に基づき、事故につながりかねない重大インシデントに認定したと発表した。乗組員にけがはなかった。運輸安全委員会が原因を調査する。
国交省と海保によると、新潟航空基地所属「MA863(とき1号)」(乗組員6人、ビーチクラフト式B300型機)は13日午後1時49分、能登空港を離陸し、「タッチ・アンド・ゴー」と呼ばれる連続離着陸訓練を約20分間実施。この間に左主翼のプロペラの先端が滑走路に接触したとみられる。
同機は午後3時49分に新潟空港に着陸し、飛行後の点検中にプロペラ4枚の先端に損傷が判明した。
福岡・宗像沖と熊本市の川で遺体見つかる 大雨の安否不明者か
10、11日に記録的な大雨に見舞われた熊本、福岡両県で14日、相次いで遺体が見つかった。
熊本県警熊本南署によると、熊本市南区富合町杉島の緑川で14日午後、女性の遺体が見つかった。今回の大雨で同県甲佐町の60代女性が安否不明となっており、関連を調べている。女性は11日午前5時ごろに車で勤務先に向かって以降、連絡が取れていない。
福岡県宗像市沖では14日午前、成人男性の遺体が浮いているのが見つかった。同市沖では13日にも成人女性の遺体が見つかっており、門司海上保安部などが遺体の身元を調べている。同県福津市では10日に男女2人が川に流されたと通報があり、捜索が続いていた。
大雨による死者は熊本県で3人、安否不明者は熊本県で2人、福岡県で2人。【中村敦茂、橋本勝利】
何者かが埋めたか…国の史跡・池上曽根遺跡から「大量の樹木」発掘調査中に発見 大阪・和泉市
国の史跡で発掘中に大量の樹木が見つかりました。何者かが埋めたとみられています。
遺跡で見つかった大量の樹木。大阪府和泉市によりますと、去年6月、和泉市と泉大津市にまたがる池上曽根遺跡で発掘調査中、樹木が埋まっているのが見つかったということです。
市が調べたところ、東西約28m、南北約18mの範囲で地面が数か所、深さ2mほど掘られていて、数年以内に伐採されたとみられる大量の樹木が埋まっていたということです。
池上曽根遺跡は弥生時代の大規模な集落跡で、1976年に国の史跡に指定されています。
遺跡にはフェンスなどはなく、市は何者かが大量の樹木を埋めたとみて、警察に被害の相談をしているということです。
「カニ食べに視察に行く」姶良市・湯元市長 記録的大雨の翌日にフェイスブックで不適切投稿 鹿児島
大雨により一人が亡くなり、今も断水が続く鹿児島県姶良市の湯元敏浩市長が、自身の「フェイスブック」で不適切な投稿をしていたことが分かりました。
姶良市によりますと、湯元市長は今月9日、断水で入浴できない市民のため市が無料開放した温泉について、SNSのフェイスブックで投稿しました。
この内容に関する市長の知人から届いたメッセージに対し、「冬はカニ食べに視察に行きますね。そのときは飲みましょう」などと返信したということです。
湯元市長の家族から指摘があり、9日中に投稿を削除したということですが、市にはきのう13日までに「不適切であり得ない発言」など、4件の意見が寄せられたということです。
湯元市長は投稿について謝罪し、「災害対応をしているときに不適切だった。不快に思われた市民に心からお詫びしたい」などとコメントしています。
「普通のクマとは違う行動」20代男性が薮に引きずり込まれ安否不明 あす捜索へ 北海道羅臼岳
北海道・知床半島にそびえる標高1661メートルの羅臼岳。
8月14日午前11時すぎ、登山客から緊迫の110番通報がありました。
「友人がヒグマに襲われた」
襲われたのは登山客の20代男性です。
通報者の男性と2人でいたところクマに襲われ、やぶの中に引きずりこまれたとみられています。
男性が襲われたのは標高550メートル付近で、通報した男性は逃げて無事でしたが、襲われた男性の安否はわかっていません。
(五百住アナウンサー)「救助隊が登山客を救助しています」
羅臼岳は現在、入山口が規制されていて、警察などのヘリコプターがほかの残された登山客を救出しています。
知床財団によりますと、羅臼岳の登山道では12日朝も登山客がクマに遭遇し付きまとわれていて、7月以降、人を怖がらないクマが相次いで目撃されていました。
クマの生態に詳しい専門家はー
(北大大学院獣医学研究院 坪田敏男教授)「羅臼岳は知床半島の中心にある山で登山者も多いし、ヒグマが多い中で登山者がたくさんいても事故が起こらないということでいい事例と思っていたんですけど、そこで人身被害が起こったのはショックでした。一般的にはヒグマは人を避けてくれる動物で、こちらの存在を先に知らせればクマが逃げてくれるのが常識。普通のクマとは違う行動を示していた、行動が変容していたクマだと思います。警鐘を鳴らしていたと思うが、できればそこは避ける、登山しない方が良かったと思う」
警察は安全を考慮して14日の捜索を断念、15日は午前5時から捜索する予定です。
今回の被害をまとめました。
14日午前11時すぎ、斜里警察署に「友人がヒグマに襲われた」と110番通報がありました。
現場は羅臼岳の標高550メートル付近で、襲われたのは20代の男性です。
警察によりますと、襲われた男性と友人は2人で午前5時から登山をしていて、下山する途中で被害にあったということです。
襲われた男性は友人の200メートルほど前を歩いていたところ、クマに襲われました。
友人が近づいてクマを追い払おうとしましたが、男性は登山道から林の方へクマに引っ張られていったということです。
その際、男性が太もものあたりから出血していたのを友人が確認していますが、現在も安否は分かっていません。