京都で竹林への落書きが相次いでいます。有名な観光名所・伏見稲荷近くの竹林でも被害が確認され、「許せない」との声も上がっています。
京都の観光地「伏見稲荷大社」。有名な「千本鳥居」に通じ、多くの観光客が通る道にある竹林で、今、ある問題が起きています。
記者 「ご覧ください。こちらには落書きが多く書かれてしまっています」
竹に文字や数字が刻まれるなど“落書き”が相次いでいるというのです。
記者 「こちらの竹には、英語のようなもののほかに漢字のような文字も書いてあります」
ほかにも…
記者 「マジックで書かれている落書きもあります」
さらに、こんなところまで!
記者 「2メートル以上の高さまで落書きがされています」
この竹林の所有者は…
竹林を所有する中村晃さん 「わたしの先祖代々の後を継いでいる竹林なんです。こういうところに落書きがずっと続いています。(Q.傷の修復は?)それはもうできませんね。このままずっと残ります」
竹林への落書きは少なくとも100本以上におよぶと言います。柵が設けられている場所もありますが、乗り越えて刻んだと思われる落書きも。
別の場所の竹林の管理者も憤りを隠せません。
竹林を管理する原田正史さん 「悪質ですよね。見た目が悪いのと、竹がかわいそうという気がしますね」
観光客も…
大阪からの観光客 「カッターかなんかで神様の山を汚している。それはね、本当に良くないことだから許されない。神聖な場所を傷つけてほしくないです」
実は去年も、京都の別の観光地で被害が…
記者(去年10月) 「地面から小石を拾って、そのまま竹に何かを書こうとしています」
嵐山の「竹林の小径」でも落書き被害が相次ぎ、市などは試験的に一部の竹を伐採するなど対応に追われていました。ただ、伏見稲荷周辺の山々は個人所有の土地が多く、伐採には人件費などのコストがかかり、現実的ではないといいます。
竹林を所有する中村晃さん 「手が回らないと思います、個人的所有者としては。(落書きは)困ったもんとしか言いようがない」
京都市は「竹を傷つける行為は犯罪だと引き続き発信し、地域と協議しながら対応を考えていきたい」としています。
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玉城沖縄知事、安保文書改定巡り懸念=小泉防衛相は南西強化に理解要請
小泉進次郎防衛相は8日、沖縄県庁を訪れ、玉城デニー知事と就任後初めて会談した。小泉氏は「安全保障環境は急速かつ複雑に変化している」と述べ、南西諸島の防衛体制強化に理解を要請。玉城氏は政府が年内を目指す安全保障関連3文書改定について「大変懸念している」と述べ、沖縄の基地負担増加につなげないようくぎを刺した。
小泉氏は安保環境に関し「中国は東シナ海や太平洋で活動を活発化させ、ロシアも活発な軍事活動を継続している」と指摘。玉城氏は3文書改定に絡み「非核三原則は堅持すべきだ」とも語った。
小泉氏は米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、県の理解を改めて要請。玉城氏は「辺野古(移設)は基地負担の(本土との)格差を固定化するものだ」と語り、移設を断念して県との対話で問題解決を探るよう要求した。 [時事通信社]
生活保護、再度の減額改定 政府方針に原告側が不服申し立てへ
国が過去に実施した最大10%の生活保護費の減額を違法として取り消した最高裁判決を巡る対応で政府が再度の減額改定をすることに対し、訴訟の原告団は8日、自治体に生活保護法に基づく不服審査請求を申し立てる方針を固めた。
関係者によると、原告以外の受給者にも呼びかけ、1万人規模による申し立てを目指す。申し立てが棄却や却下された場合、減額改定の取り消しを求めて提訴することも視野に入れる。
国は2013~15年、生活保護費のうち食費や光熱費などに充てる「生活扶助」の基準額を減額した。この際に用いた物価の下落率を基にした「デフレ調整」について、最高裁は昨年6月、国の専門家部会に諮られていないなどとして違法と判断し、減額を取り消した。
判決を受け、厚生労働省は判決で適法とされた生活保護世帯と一般の低所得世帯の生活費を比べて見直す「ゆがみ調整」を再度実施した上で、当時の低所得世帯の消費実態を基に2・49%の減額調整を行う対応方針を決めた。訴訟の原告には新たな減額調整分を「特別給付金」として別途積み増して給付する。
原告側は、最高裁判決が取り消した減額よりも前の基準との差額を支給するよう求めており、反発している。原告団は8日のオンライン会議で国の方針に対して不服を申し立てる方針を確認した。
原告らは申し立ての理由として、再度の減額は生活保護法が禁じる「不利益変更の禁止」に当たるほか、紛争の蒸し返しになるとしている。【肥沼直寛】
警官に車で突進、殺人未遂容疑=男逮捕、ボンネット乗せ700メートル―大阪府警
交通取り締まり中の警察官に向かって車を突進させて殺害しようとしたとして、大阪府警捜査1課は8日、殺人未遂容疑などで、住居不詳、無職久保泰範容疑者(40)を逮捕した。「やったことは間違いないが、殺意はない」と供述しているという。
同課によると、久保容疑者は警察官をボンネットに乗せたまま約700メートルを走行。警察官は手や膝をけがしたが軽傷だった。
逮捕容疑は7日午後5時25分ごろ、大阪府岸和田市宮本町の商店街で、交通取り締まり中の府警岸和田署の男性巡査部長(31)に向かって車を急発進。ボンネットの上に乗った巡査部長を蛇行運転や急ブレーキをかけて振り落とし、けがをさせた疑い。
当時商店街は車の通行が禁止されていた。巡査部長が久保容疑者に車の停止を求め誘導しようとしたところ、急発進したという。車は貝塚市内の空き地で発見された。久保容疑者の家族名義で、同容疑者は無免許だったという。 [時事通信社]
マンションに血まみれの男性遺体=首や腹に複数の刺し傷―殺人事件で捜査本部設置・警視庁
8日午前10時40分ごろ、東京都大田区大森北のマンション一室で「友人宅を訪問したが応答がない」と110番があった。駆け付けた警察官が、室内で40代の住人とみられる男性が大量の血を流して死亡しているのを発見。男性の首や腹、太ももなどには刃物によるとみられる刺し傷があり、血が付着した足跡が複数確認された。警視庁捜査1課は殺人事件として大森署に捜査本部を設置し、死因や詳しい状況を調べている。
捜査本部によると、現場は2DKで、男性はダイニングキッチンの床の上でうつぶせの状態で倒れていた。パーカーに下着姿で、ズボンははいていなかった。玄関や廊下に血痕があったが、室内を物色された形跡は確認されていない。玄関や窓は施錠されていた。
男性の遺体には少なくとも5カ所に約2~3センチの刺し傷があり、失血死の可能性があるという。凶器とみられる刃物は見つかっていない。
男性の友人2人が、食事の約束の時間になっても男性が現れなかったため、午前9時40分ごろにマンションを訪問。呼び鈴を押したが応答はなく、室内から電話の着信音やテレビの音がしたため、マンション管理人を通じて110番した。
防犯カメラには、男性が7日午後7時前に帰宅する様子が映っていた。
現場はJR大森駅から南東に約500メートルの住宅街。 [時事通信社]
G7大半が不動産取引規制 外国人の購入、時限的禁止も
政府が外国人による土地取得の厳格化に向けて実施した調査で、先進7カ国(G7)の大半が安全保障上の脅威などを理由に、自国民や外国人の不動産取引、利用を制限していることが、8日分かった。時限的に、外国人の不動産購入を原則禁止している例もある。高市政権は各国の事例も参考に土地取得ルールの見直しを進め、月内をめどに外国人政策の総合的対応策をまとめる方針だ。
日本は2022年、土地利用規制法を全面施行し、安保上重要な施設の周辺や国境離島での土地利用を規制している。一方で農地法などが定める例外を除き、不動産取得を制限する規定はない。
調査によると、米国は永住者を除く外国人による軍事施設周辺の不動産取得を審査、問題があれば禁じる。カナダは大都市圏で永住者でない外国人の住宅用不動産購入を時限的に禁じ、英国は自国民、外国人を問わず安保上のリスクがあれば取引中止を命じる。イタリアは自国民、外国人を問わず防衛施設周辺で所有権や事業権の制限が可能だ。フランスも国防や遺産保存などを理由にした規制がある。
ドローンの国内量産化へ助成、年8万台の体制整備目指す…政府方針
政府は、経済安全保障推進法に基づく特定重要物資に追加指定した「ドローン(無人航空機)」の国産化支援に乗り出す。国内での利用拡大が見込まれているが、現在は大半を中国など海外製に依存している。国内での安定供給に向け、研究開発や設備投資に必要な費用の最大50%を助成し、2030年時点で8万台の生産体制を整備する。
支援対象は、消防など災害用のほか、橋や道路などのインフラ点検や、農薬散布など農業分野で使われるドローンを想定している。機体だけでなく、モーターや電池など主要部品の生産設備も含める方針だ。
経済産業省が年度内にも公募を開始し、応募企業の生産計画などを審査して認定する。国内のサプライチェーン(供給網)強化に向け、部品の共通化で価格競争力を高める提案なども支援対象とする。
25年度補正予算には、今後3年間の補助を念頭に関連費用として139億円を計上した。26年に基金を設けて支援体制を整える。
国内には本格的なドローンの量産拠点がなく、少量生産が主体とみられ、「供給の9割以上を中国メーカーが占めている」(関係者)のが現状だ。業界団体の日本産業用無人航空機工業会が加盟73社に実施した調査では、24年の国内生産は年間計約1000台程度にとどまる。
航空法に基づき国に登録された100グラム以上の無人航空機は、25年3月末時点で44・7万台と、登録制度が始まった22年6月(21・3万台)から倍増しており、今後も利用拡大が見込まれている。
「人生被害」証言公開 ハンセン病家族訴訟10年
国の隔離政策で深刻な差別を受けたハンセン病元患者の家族が熊本地裁に集団提訴してから10年となるのを前に、東京都東村山市の国立ハンセン病資料館は、家族4人の証言を映像やパネルで紹介する特別展を24日から開催する。「人生被害」を受けた家族の貴重な証言に触れられる。
熊本地裁は2019年、国に賠償を命じた。判決は、家族が就学・就労拒否、結婚差別など「個人の尊厳に関わる『人生被害』を受けた」と認定した。
特別展では、父親が発症して療養所に収容され「おまえはこじきだ」といじめられたとする赤塚興一さんの証言や、患者だった母親が療養所から帰宅した際、祖父が「毒薬を飲んで自殺しろと迫った」という奥晴海さんの証言を紹介する。
政府、中国に撤回要求=軍民両用品禁輸に抗議
日本政府は、中国政府による軍民両用(デュアルユース)品の対日輸出禁止措置について「決して許容できない」(木原稔官房長官)として中国側に抗議し、撤回を求めた。具体的な措置内容の把握も急ぎ、日本企業への影響を踏まえ対応を検討する方針だ。
中国商務省が6日に発表した禁輸措置を受け、木原氏は7日の記者会見で「わが国のみをターゲットにした今般の措置は国際的な慣行と大きく異なり、極めて遺憾だ」と表明。外務省の金井正彰アジア大洋州局長は6日、在日中国大使館の施泳次席公使に抗議し、撤回を要求した。
政府は具体的な規制対象の特定や日本経済への影響について精査・分析を進めている。規制対象には軍事関連機器などで使用される半導体やレアアース(希土類)が含まれる可能性も指摘されている。中国は2010年、沖縄県・尖閣諸島沖での漁船衝突事件後、レアアースの対日輸出を事実上停止した。
木原氏は会見で、今回の中国側の措置にレアアースが含まれるかどうかを問われ「対象はまだ不明瞭な状況だ」と述べた。「どの産業にどういう影響があるか精査・分析し、必要な対応を検討する」と語った。 [時事通信社]
中部電力浜岡原発のデータ不正問題、再稼働を見据えた国への要望活動を取りやめ…関係自治体から失望の声相次ぐ
浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)の再稼働に向けた原子力規制委員会の審査で、中部電力がデータを操作して説明した疑いがあると発表したことを受けて、周辺自治体が早期再稼働を見据えて今月下旬に行う予定だった国への要望活動を取りやめたことが、関係者への取材で分かった。関係自治体や県内経済界からは、失望や懸念の声が相次ぎ、影響が広がっている。(菱沼隆雄、榎田翔太)
「これまで中部電力に、安全性と信頼性の確保を繰り返し発言してきた中、極めて深刻な事態であると認識している」
浜岡原発が立地する御前崎市の下村勝市長は6日、市役所で記者会見を開き、険しい表情で語った。下村市長は「エネルギー供給の観点から原発が重要であるという認識は今も変わっていない」としつつ、「大前提の安全性が揺らがないことが最も大切だ。地域の信頼なくして再稼働は難しい。御前崎市だけではなく、広い範囲から信頼される状況を作り出す必要がある」と強調した。
同市議会では近く、臨時の原子力対策特別委員会を開き、中部電から説明を受けるという。
浜岡原発では年内にも審査に合格する期待が高かったために、原発から半径10キロ圏内の4市(御前崎、牧之原、菊川、掛川)で構成する「浜岡原発安全等対策協議会」(4市対協)は今月下旬、財務省などに対し、避難道整備に向けた財政支援に関する要望活動を行う方向で調整していた。
関係者によると、東名高速道路にスマートインターチェンジの新設などを求める予定だったというが、今回の発表を受け、当面の見送りを決めたという。
早期再稼働を期待していた経済界からも、不安な声が相次ぐ。
県西部では、金融機関関係者が「原発への期待は製造業を中心に高く、(中部電も)原発のイメージアップに力を入れてきたのに逆戻りだ」と話した。ウナギ養殖関係者も「原発が再稼働されれば、電気代が安くなると期待していただけに残念でならない」と肩を落とした。
静岡商工会議所の幹部は「静岡県を含めた中部電力管内で、電力の安定供給に支障を来すことを危惧している」とコメントした。
藤枝市長「意図的な不正であれば、大きな裏切り行為」
浜岡原発から半径約30キロ・メートル圏内にある「緊急時防護措置準備区域」(UPZ)に位置する自治体の首長らからも厳しい意見が上がった。主なコメントは以下の通り。
藤枝市・北村正平市長「仮に意図的に不正が行われていれば、市民への大きな裏切り行為だ。(第三者委員会で)しっかり調査していただき、我々にも説明をお願いしたい」
島田市・染谷絹代市長「不正なデータ操作の事実があれば、中部電への信頼を根底から覆すもので遺憾に思う。再稼働の審査をやり直すことまで考えなければならないかもしれない」
掛川市・久保田崇市長「地域との信頼関係を失墜させる重大な事案。徹底的な調査を行い、結果がまとまり次第、掛川市や地域への説明を求める」
牧之原市・杉本基久雄市長「外部の目から見ても弁明の余地はない」
菊川市・長谷川寛彦市長「組織に対する信用をも失墜しかねない」
木原稔・官房長官「原子力施設の安全性の確保と事業者に対する国民の信頼性確保が大前提だ。安全性に対する国民の信頼を揺るがしかねないものであり、あってはならないこと」