大みそかから1日未明にかけて、東京都内では火災が相次ぎ、計4人が死亡した。
昨年12月31日午後5時頃、墨田区押上の住宅から出火し、周辺の住宅を含め計10棟約400平方メートルを焼いた。住宅の焼け跡から2人の遺体が見つかり、警視庁が身元の確認を進めている。
同日午後8時55分頃には、江東区北砂の住宅から出火し、2階建て約50平方メートルを全焼した。1階から住人とみられる80歳代くらいの女性が救助されたが、搬送先の病院で死亡が確認された。
1日午前0時35分頃には、板橋区大原町のマンションから出火、3階の一室約25平方メートルを焼いた。住人とみられる60歳代くらいの女性が救助されたが、病院で死亡が確認された。
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悠仁さま和装で天皇皇后両陛下や上皇ご夫妻に新年のあいさつ 今年4月から筑波大学進学
秋篠宮家の長男・悠仁さまは、新年にあたって、天皇皇后両陛下にあいさつをするため、皇居を訪問されました。
きょう午前9時半ごろ、和装の悠仁さまは姉の次女・佳子さまとともに、にこやかに手を振りながら、皇居・正門から入られました。
悠仁さまがカメラの前に姿を見せられるのは、去年12月の筑波大学合格発表後、初めてです。
皇居では、午前中から「新年祝賀の儀」が行われていますが、悠仁さまは成年式を終えていないため、宮中の行事には出席せず、ほかの皇族方とは別室で両陛下にあいさつされました。
その後、悠仁さまは祖父母にあたる上皇ご夫妻にもあいさつをするため、お住まいの仙洞御所を訪問されました。
悠仁さまは今年3月に筑波大学付属高校を卒業し、4月から筑波大学生命環境学群の生物学類に進学されます。
「地震に洪水、大変な1年だった」 被災地の神社に初詣客、新年の安寧と復興の進展祈る
能登半島地震の発生から1年となった1日午前、地震で甚大な被害を受けた石川県輪島市河井町の重蔵神社には初詣客が姿を見せ、今年1年の安寧と被災地の復興を祈っていた。
神社近くに実家があり、家族とともに初詣に訪れた同県中能登町の濱口拓斗さん(33)は「昨年は地震に洪水があり、大変な一年だった」と振り返った。1年前の地震は実家に帰省直後に被災。半壊した実家は現在、リフォーム中という。
仕事は土木関係で、現在は隣の珠洲市内で復興に携わる。「輪島に若い人が戻ってきてほしい。周りは家がなくなって寂しいし、街が盛り上がらない」と被災地の行く末を心配していた。(泰道光司)
週間天気予報 Uターンラッシュに寒気強まる
4日頃に寒気ピーク Uターン影響注意
年始は5日(日)頃にかけて冬型の気圧配置が強弱を繰り返します。寒気の流れ込みのピークは4日(土)頃で、このタイミングでは北日本だけでなく北陸や山陰なども寒気の影響を受け、日本海側を中心に一時風雪が強まる可能性があります。Uターンラッシュに影響がでる可能性があるためご予定のある方はご注意ください。
太平洋側は晴れる日が多いものの、東日本や東北では1月3日(金)頃に気圧の谷の影響を受けて雲が広がる見通しです。4日未明に見頃となる「しぶんぎ座流星群」の観測にも影響がありそうです。
仕事始めの頃に低気圧が通過か
仕事始めの方が多い6日(月)頃に、低気圧が日本海と太平洋をそれぞれ東進し、冬型の際に晴れることが多い地域でも天気が崩れる可能性があります。寒気の流れ込みは弱まるため、東日本や西日本の平地では雪ではなく雨の見込みです。
7日(火)になると再び冬型の気圧配置となるため寒気が流れ込み始めます。降水の範囲や雪や雨かの予想が難しくなっていますので、今後の情報にご注意ください。
日々の気温差にも注意
北日本ではしばらく気温が平年並みか低めの日が続く予想です。初詣などにおいでの際は例年以上に寒さがつらくなりそうです。
東日本や西日本は3日(金)頃までは平年並みか高めですが、4日(土)~5日(日)は平年より低い所もありそうです。晴れる日の朝は一段と冷え込みが強まり、西日本の市街地でも0℃前後まで最低気温が下がる可能性もあります。路面凍結などにご注意ください。
また、6日(月)~7日(火)には所により気温が上がる可能性があります。日々の寒暖差にもご注意ください。
「半歩ずつ」でも前に 能登半島地震から1年 輪島で追悼式
最大震度7を観測し、500人以上が死亡した能登半島地震は1日、発生から1年を迎えた。石川県は同日、同県輪島市の日本航空学園能登空港キャンパスで、地震と9月の能登豪雨の追悼式を開催し、遺族や被災自治体関係者、石破茂首相ら計445人が参列した。地震発生時刻の午後4時10分に合わせて黙とうをささげた。
馳浩知事は式辞で「ご遺族の悲しみは計り知れず、胸が締め付けられる」と哀悼を表明。全国からの支援に謝意を示すとともに、「このたびの複合災害は復旧・復興への道のりがいかに長く険しいものかという事実を突き付けている」とし、復興への決意を新たにした。
石破首相は「被災者の恒久的な住まいの確保、災害廃棄物処理の加速、インフラの本格的復旧、地域産業の再生など取り組むべき課題はまだ数多く残されている。被災者一人一人の気持ちを受け止め、生活となりわいの再建、被災地の創造的復興に政府一丸となって取り組んでいく」と述べた。
発生当時に在任中だった岸田文雄前首相は被災地視察を振り返り、「すさまじい地震の爪痕に被害の甚大さを実感し、避難生活の過酷さを痛感した。ボランティアや医療・福祉関係者の方々の尽力に勇気付けられた」と話した。
遺族を代表して、地震による家屋倒壊で父洋一さん(当時82歳)を亡くした小林由紀子さん(53)=同県穴水町=があいさつに臨み、「突然の出来事に悲しみ、絶望感にうちひしがれた」と振り返った。洋一さんから受け継いだ衣料品店ががれきの山に変わった被災状況や、店の営業再開を振り返り、「半歩ずつですが、夫と共にこの店を守り抜く。それが父への感謝であり、地域の皆さんへの恩返しだと考えている」と語った。
能登半島地震は、帰省した人も含めた一家だんらんの新年を直撃した。2024年12月27日時点で504人が犠牲となり(うち災害関連死276人)、2人が行方不明のままだ。県内だけで住家被害は全壊約6000棟を含めて約10万棟に及び、土砂崩れ、津波、液状化などさまざまな被害が発生。過疎高齢化が進む地域の状況を深刻化させ、日本が直面する諸課題を浮き彫りにした。
24年9月21日には能登半島北部を中心に豪雨に見舞われ、16人が亡くなった。多くの家屋や地震の被災者向けの仮設住宅が浸水するなど、復興途上の被災地にさらなる打撃となった。【深尾昭寛、国本ようこ】
愛子さま、白いドレス姿で上皇ご夫妻に新年のごあいさつ
天皇、皇后両陛下の長女、敬宮(としのみや)愛子さまは1日、新年のお祝いのあいさつのため、上皇ご夫妻のお住まいである赤坂御用地の仙洞(せんとう)御所(東京都港区)を訪問された。
午後2時50分ごろ、御用地に入る際には、愛子さまは白いドレスにティアラ(宝冠)をつけた正装姿で、車の窓を開け、沿道の人ににこやかに応じられた。愛子さまは昨年12月23日の上皇さまのお誕生日の際、インフルエンザ感染が判明し、お祝いのあいさつを見合わせられていた。
仙洞御所にはこの日、秋篠宮ご夫妻、愛子さま、ご夫妻の次女の佳子さまをはじめとする皇族方が足を運ばれた。
能登半島地震1年 いまも広がる液状化被害「でもやっぱりここがいい」生活再建目指す住民の葛藤《新潟》
能登半島から1年。液状化の影響などにより新潟市は1万7000棟以上の住宅が被害を受けました。西区では現在も液状化の被害が広がっている地域もあり、住民たちは葛藤を抱えながら生活の再建を目指しています。
いつもなら、我が家で穏やかに過ごしていた年末年始。
しかし・・・
〈松田正彦さん〉
「いい家だったんですけど。そこに住めないというのは精神的になんでなんだって思うぐらいになりますね」
新潟市西区に住む松田正彦さんです。
いま暮らしているのは空き家となっていた実家・・・
1年前の地震が生活を大きく変えました。
松田さんの自宅は寺尾地区の高台にあります。
15年ほど前に建て替えた際に地盤を強化していたため、家屋の被害はほとんどありませんでしたが、地震の揺れにより駐車場が隆起・・・
庭は大きく沈みました。
そして、今も亀裂や陥没などの被害が広がっているといいます。
〈松田正彦さん〉
「家内は本当に目の前で地盤の揺れているのを見たので、亀裂をみんな見ちゃって。ショックで『もうここに住みたくない』って最初はそう言ったんですけど。『でもやっぱりここがいい』って。『できたら早くここに戻ってきたい』って言ってる」
市民団体が西区の約7700世帯を対象に独自のアンケートを行ったところ、約500世帯は去年8月時点で「現在も変化が続いている」と回答しました。
新潟市は液状化対策を検討しようと、被害の大きかった地区で地盤の調査を始めていますが、対策工事の着手までには早くても2年から3年はかかるとしています。
松田さんの自宅がある寺尾地区は地域一体で地盤を直す必要性が指摘されていす。
このため松田さんは、対策工事がどうなるのか分かるまで修理を踏み切れずにいます。
今後地盤がさらに動き、被害が自宅まで及ぶのではないか・・・
そう心配しています。
〈松田正彦さん〉
「行政の力を借りて、エリアでみなさん協力してもらって、地盤を固めるような処置をしてもらうのが一番ベスト。ここへとにかく戻ってきて、子どもたちとか孫がここで一緒に遊べるような形でつくりたいと思うのが今の気持ちです」
能登半島地震から1年。
思い出を刻んできた我が家に、いつ戻ってこられるのか。
もどかしさを募らせています。
入浴介助を受けていた89歳女性、全身やけどで死亡…千葉県市川市の特別養護老人ホーム
12月31日午後2時5分頃、千葉県市川市大町の特別養護老人ホーム「なごみ」で、入浴介助を受けていた入居者の女性(89)が全身にやけどを負い、搬送先の病院で死亡した。
県警の発表によると、入浴介助は職員2人が担当し、浴槽内の湯の温度が高かったと説明しているという。県警は、湯の温度管理が不十分だった可能性もあるとみて、当時の状況を詳しく調べている。
石破首相「大連立も選択肢」
石破茂首相は1日放送のラジオ番組で少数与党の打開策に関し、「大連立をする選択肢はあるだろう」との認識を示した。政権の安定に大連立も想定しているのか問われて答えた。首相は「何のためにというのがない大連立は、一歩間違うと大政翼賛会になってしまう。そこは気を付けないといけない」とも語った。
番組は先月24日に収録された。衆院解散については「内閣と衆院の言っていることに齟齬(そご)が生じたら、国民主権の原理原則で国民に問うてみようということだ」と述べた。
[時事通信社]
路上でベトナム人男性刺され重傷 殺人未遂容疑でベトナム国籍の男女2人逮捕 残る2人の行方追う 大阪・西成区
大阪市西成区の路上で先月、ベトナム人の男性が何者かに刺されて大けがをした事件で、警察は27歳のベトナム人の男女を逮捕しました。
殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、いずれもベトナム国籍のフィン・タン・フォン容疑者(27)と、グエン・ティ・フェン・チャン容疑者(27)の男女2人です。
警察によりますと、フィン容疑者らは先月27日夜、大阪市西成区津守の路上で、知人のベトナム人男性(25)の背中などを刃物のようなもので複数回刺すなどし、殺害しようとした疑いが持たれています。
警察は2人の認否について明らかにしていません。
現場付近の防犯カメラにはフィン容疑者らとみられる男女4人が男性を追いかける様子が映っていて、警察は現場から逃走した他のベトナム人2人の行方を追っています。