九州北部で線状降水帯が相次いで発生し、熊本市内でも10日夜~11日午前、雨の影響で道路の冠水や車の水没などが相次いだ。
熊本市西区では11日未明、マンションの駐車場が冠水し車が水没している様子が確認された。撮影した近くに住む会社員の男性(40)によると、10日午後11時ごろに市中心部から車で帰る際、道路は冠水していたといい、「タイヤまで水につかりながら帰宅した。ワイパーが効かないレベルの雨量だった。自宅周辺には立ち往生した車もある。被害が広がらなければいいが」と話した。【平川昌範】
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【天気予報】東海地方は あす8月12日にかけて大雨に注意(1時間ごとの雨の予想) 14日(木)以降暑さ戻り熱中症に注意(11日午前11時45分現在)
東海地方はあす8月12日にかけて大雨になり、土砂災害や河川の増水などに注意が必要です。
正午前の岐阜県高山市は弱い雨ですが、これまでに、高山市など岐阜県山間部は、断続的に激しい雨が降り、大雨になっています。先ほど、岐阜県内に出されていた、大雨警報は解除されましたが、引き続き土砂災害などに、注意が必要です。
名古屋市内の様子です。名古屋市内も雨が降ったりやんだりしています。東海地方は、午後も断続的に雨が降り、愛知県や岐阜県の山間部を中心に、大雨になるでしょう。
予想最高気温は、名古屋で29度などと各地で30度以下ですが、梅雨が戻ったかのように、ムシムシじめじめしそうです。
雨の予想です。この後も、断続的に、活発な雨雲がかかり、激しい雨が降るでしょう。落雷にもお気を付けください。雨はあす12日明け方までがピークで、局地的には、道路が川のようになるほど非常に激しい雨の降る所がある見込みです。
週間予報です。東海地方は、あすまで雨が降るでしょう。引き続き土砂災害や河川の増水などに、注意してください。14日木曜以降は、次第に晴れ間が戻りますが、暑さも戻りそうです。お盆期間中は、熱中症にもお気を付けください。
紀子さまと佳子さま、広島の平和記念公園で供花…原爆養護ホームでは「お体をお大事になさってください」と入園者を気遣われる
秋篠宮妃紀子さまと次女の佳子さまは11日、広島市中区の平和記念公園を訪れ、原爆死没者慰霊碑に供花された。お二人は雨の中、傘をさし合いながらそれぞれ深々と一礼し、供花台に花束を手向けられた。その後、公園内にある「原爆の子の像」や像のそばにある折り鶴の展示ブースを見て回られた。
続いて、同区の原爆養護ホーム「舟入むつみ園」を訪れ、入園者約40人と懇談された。お二人は入園者が作った折り紙を手に取って交流し、「暑い日が続いているので、お体をお大事になさってください」と体調を気遣われていた。
【速報】11日に開催予定だった「保津川花火大会」中止が決定 河川増水で花火筒の設置場所が浸水
8月11日夜に京都府亀岡市で開催される予定だった、「京都・保津川花火大会」の中止が決まりました。
京都・保津川花火大会は8月11日の午後7時半から、亀岡市で開催される予定でしたが、11日午前に中止が決定されました。
実行委員会は中止の理由について、「河川の増水により、花火筒の設置場所が浸水したため」としていて、「延期ではない(=別日での開催はない)」としています。
実行委員会は、観覧チケットの返金対応を行うとしていて、「紙チケットや購入時のレシートを捨てないでください」と呼びかけています。
大会では、1万3千発の花火の打ち上げや、500機のドローンによるショーなどが予定されていました。
【大雨情報】全国的に大雨なぜ「雨はいつまで?」熊本県の大雨特別警報は警報に【雨のシミュレーション11日(月祝)~14日(木)】「大雨に関する情報」気象庁発表を詳細に
まるで梅雨末期 九州で記録的大雨
前線が黄海付近から西日本の日本海側を通って日本の東へのびており、前線上の低気圧が日本海を東北東に進んでいます。前線は、12日(火)にかけて西日本の日本海側から東北地方に停滞するでしょう。11日(月祝)は九州を中心に大雨が降り、特に熊本県では大雨特別警報が発表され(午後4時前に警報に切り替え)、これまでに経験したことのないような大雨となっています。11日(月祝)~14日(木)《雨シミュレーション》、《大雨・洪水警報の可能性がある地域》を、画像で掲載しています。
梅雨明けもしたのに 台風でもないのに なぜ大雨
大雨の原因は、前線に流れ込む湿った空気に加え、「前線上の低気圧に向かって湿った風が集まってしまい、そのため、低気圧周辺で活発な雨雲が次々と発生」するからです。前線が停滞し、その前線上を低気圧が移動していくことにより、全国的に大雨の予想となっています。(他に地形的な要因も考えられます)
[雨の予想]
北日本から西日本では、雷を伴い非常に激しい雨や猛烈な雨が降り、大雨となる所があるでしょう。
11日(祝)18時~12日(火)18時に予想される24時間降水量は多い所で
東北地方 80ミリ
関東甲信地方 150ミリ
北陸地方 150ミリ
東海地方 200ミリ
近畿地方 100ミリ
中国地方 100ミリ
四国地方 120ミリ
九州北部地方 200ミリ
12日(火)18時~13日(水)18時に予想される24時間降水量は多い所で
北陸地方 100ミリ
線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。
線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性のある地域と期間は、次のとおりです【長崎県】11日(祝)夜遅くから12日(火)朝にかけて
【地図で確認】大雨警報・洪水警報の可能性がある地域は?
梅雨明け後の8月に、台風が原因でない雨で、警報級の可能性【高】が多く県で予想されているのは珍しいと思います。
大雨警報・洪水警報だけでなく「土砂災害警戒情報」「記録的短時間大雨情報」「顕著な大雨に関する情報」が発表される可能性があります。今後発表する防災気象情報に留意してください。地元自治体が発表する避難情報などもこまめにチェックしておきましょう。
雨のシミュレーション11日(月祝)~14日(木)
活発な雨雲が多くの地点で予想されています。お盆休みの里帰りなどの交通機関への影響や、車の運転に気を付けてください。画像で確認できます。
「夫が穴に足を突っ込んでけが」公園の遊歩道が深さ1.5メートル陥没 散歩中の男性が転倒しけが 神戸市などが原因を調べる方針
10日夕方、神戸市長田区の公園で遊歩道が陥没し、散歩中の男性がけがをしました。
10日午後5時ごろ、長田区の大丸山公園の遊歩道で「夫が穴に足を突っ込んでけがをした」と警察に通報がありました。
警察によりますと、40代の男性が散歩中に地面が陥没して転倒し、右足のひざや左足のすねに擦り傷を負ったということです。
神戸市によりますと、穴の大きさは直径約30センチ、深さ約1.5メートルで、遊歩道は砂利を固めて舗装されていました。
穴は人為的に掘られたものではないとみられ、市などが陥没の原因を調べる方針です。
熊本・美里で土砂崩れ 現場から男性1人救助 九州大雨
前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で九州北部で線状降水帯が相次いで発生し、気象庁は11日未明、熊本県玉名市と長洲町に大雨特別警報を発表した。早朝から朝にかけて、同県八代市、宇城市、氷川町、上天草市、天草市にも発出した。
熊本県美里町では土砂崩れが発生し男性(65)が巻き込まれたが救助された。男性は意識があり、会話もできる状態という。
24時間の降水量は、熊本県玉名市406・0ミリ▽同県山都町362・5ミリ▽熊本市中央区329・0ミリ▽長崎県雲仙市306・5ミリ――を観測した。気象庁は、熊本県で昼過ぎにかけて線状降水帯が発生する恐れがあるとしている。
大雨の影響で九州新幹線は、11日の始発から全線で運転を見合わせていたが、午後から博多―熊本間で本数を減らして運転している。また、在来線のJR鹿児島線も門司港(北九州市)―八代(八代市)間で始発から運転を取りやめていたが、博多(福岡市)―鳥栖(佐賀県鳥栖市)間で本数を減らして運転を再開している。九州自動車道は菊水インターチェンジ(IC、熊本県和水町)―人吉IC(熊本県人吉市)間の上下線で通行止めとなっている。
引き続きまとまった雨が降るとみられ、気象庁によると、12日正午までに予想される24時間降水量は多い所で、九州北部、東海200ミリ▽関東甲信、近畿、四国150ミリ▽北陸、中国120ミリ▽東北80ミリ▽九州南部60ミリ――となっている。【中里顕、栗栖由喜】
熊本7市町の「大雨特別警報」を「大雨警報」に切り替え 引き続き厳重な警戒呼びかけ
気象庁は、熊本県の7つの市と町に発表していた大雨特別警報を11日午後3時45分に大雨警報に切り替えました。今後も油断せず、土砂災害や川の氾濫に厳重な警戒を続けるように呼びかけています。
熊本県では線状降水帯が発生して記録的な大雨となり、気象庁は警戒レベル5にあたる大雨特別警報を発表しました。
その後、大雨のピークは一旦越えたことなどから、気象庁は午後3時45分、発表していた大雨特別警報をすべて大雨警報に切り替えました。
▼大雨特別警報が大雨警報に変わったのは、
天草市、玉名市、長洲町、八代市、宇城市、氷川町、上天草市です。
しかし、これまでの大雨で地盤が緩んでいるところや、水位があがっている河川があります。前線にむかって暖かく湿った空気の流れ込みは続き、九州北部では明日12日の朝にかけて警報級の大雨になる可能性が高いとしています。
気象庁などは今後、少しの雨でも災害発生の危険度が高まるおそれがあるとして、土砂災害や川の増水に厳重な警戒を続け、油断することなく、自治体の指示に従って早めの避難行動を行うよう呼びかけています。
石破首相「人命第一」指示=政府、被害把握急ぐ―熊本大雨
石破茂首相は11日、熊本県など九州各地の大雨を受け、被害状況の迅速な把握や的確な情報発信、災害応急対策に「人命第一」で取り組むよう指示した。国の関係部局の動きを統括する小島裕史内閣危機管理監に首相公邸で伝えた。
この後、記者団の取材に応じ、被災地の住民に向けて「避難所までの移動がかえって危険な場合は無理せず、命を守る行動を最優先するよう強くお願いする」と呼び掛けた。関係省庁による災害対策会議も開かれ、政府一体で対処する方針を確認した。
林芳正官房長官と坂井学防災担当相は浸水や土砂災害、停電などの状況について首相官邸で報告を受けた。林氏は記者団に、熊本県内の自治体に災害救助法を適用していると説明し、「住民避難も含め、自治体と緊密に連携して対応していく」と強調。住民には「最大級の警戒」を求めた。 [時事通信社]
長崎で11日夜から線状降水帯発生の恐れ 気象庁が注意呼びかけ
気象庁は11日、長崎県で11日夜遅くから12日朝にかけて、線状降水帯が発生する恐れがあると発表した。大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があり、注意を呼びかけている。
九州北部地方にある前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定になっている。気象庁は12日正午までに予想される24時間降水量を多い所で長崎県200ミリ▽福岡、佐賀、大分各県150ミリ▽熊本県120ミリ▽山口県100ミリ――としている。