「船がぱーんって真っ二つに」 貨物船と釣り船が衝突 2人心肺停止 救助された13人は60~80代の男性 三重・鳥羽市沖

きょう午後、三重県鳥羽市沖で貨物船と釣り客らが乗った釣り船が衝突しました。海に投げ出された13人全員が救助されましたが、2人が心肺停止です。
鳥羽海上保安部によりますと、きょう午後1時頃 鳥羽市国崎町沖で、貨物船の船長から「漁船か何かに衝突した」と通報がありました。
貨物船が衝突したのは、釣り客ら13人が乗った釣り船で、衝突の衝撃で釣り船は2つに割れて沈没。
13人全員が一時海に投げ出されましたが、全員救助されました。
「心臓マッサージして帰ってきた(と聞いた)」
(功成丸船長のいとこ) 「みなさんガタガタ震えていた。カイロであたためたり、近くの旅館の人がお湯を持ってきてあたためたりしていた。(船長が)トイレに入ったときに、横から突っ込まれて、船が傾いたときに海水がトイレの中まで入ってきて、ドアを開けようとしたけど、すぐには開かなかったそう。ドアが開いた時(船長が)海に落ちている客を助けるのが一番だと」
(他の釣り船業者) 「船がぱーんって真っ二つに割れた感じ。お客さんもびっくりして、心臓マッサージして帰ってきた(と聞いた)」
釣り船はアジ釣りに…
消防によりますと救助された13人は60代から80代の男性で、このうち2人が心肺停止、7人がけがをしています。残りの4人は救急搬送されず、けがはないということです。
(中道陸平記者) 「事故に遭った遊漁船は、国崎漁港から出港したということです」
沈没した釣り船は、地元の釣り船業者の功成丸で、会社のホームページによると正午にアジ釣りに出発したとみられています。
貨物船は愛知県から岡山県に向かう途中
また貨物船は、広島県呉市の海運会社の船で海運会社によると乗っていた5人にけがはないということです。
貨物船は、愛知県の衣浦港から岡山県に向かっていました。また、事故があった付近の海水温はここ数日、15℃前後で推移していてきょう、強風や波浪注意報は出ていませんでした。
海上保安部が事故の原因を調べています。

「炎が7、8メートルの高さまで」 下関の寺で火災、死者5人に

20日午前2時25分ごろ、山口県下関市豊浦町の住民から「川棚漁港の方から火と煙が見える」と相次いで119番があった。市消防局によると、豊浦町川棚の正琳寺(しょうりんじ)と隣接する倉庫、空き家の計3棟を全焼。約3時間後に鎮火したが、焼け跡から5人の遺体が見つかった。
県警小串署などによると、寺には前住職の岩崎恵弘さん(89)、現住職の50代男性と妻の40代女性、その子どもの10代男性と10歳未満の女児の家族5人が暮らしていた。全員と連絡が取れていないという。
現場はJR山陰線川棚温泉駅の北西約1・3キロの住宅街の一角。正琳寺は浄土真宗本願寺派。同派山口教区によると、1594年に和歌山県で開基され、焼けた寺は1917年に建てられた。近所の男性(81)は「住職は『足が痛くて法事に行けない』と断っていたこともあった」と振り返る。檀家(だんか)の男性(77)は「昨秋に寺で住職の講話を聞いた。女の子が母親の手伝いをしていて皆にお茶を出していたのを覚えている」と話し、安否を気遣った。
出火当時、現場を近くで目撃した男性(69)は「午前2時ごろ、パンパンと何かがはじけるような音が聞こえた。2階の窓から見たら炎が7、8メートルの高さまで上がっていた。怖いと思った」。別のパート従業員の女性(69)も「午前2時半ごろ、息子に起こされて火事を知った。炎が大きく上がり、火の粉が散っていた。警察が避難を呼び掛けたので近くの川まで逃げ、その後は夜が明けるまで集会所にとどまった」と声を震わせた。【脇山隆俊、山本泰久、藤田宰司、平野美紀】

「方向性明示」「具体像見えぬ」=与野党、高市首相演説に賛否

高市早苗首相による20日の施政方針演説に対し、与野党からは評価と注文が相半ばした。自民党の鈴木俊一幹事長は記者団に「強い経済をつくり、日本を成長軌道に乗せる方向がしっかり示された。大変力強い演説だった」とたたえた。
日本維新の会の藤田文武共同代表は記者会見で「心を一つに政策実現にこだわる」と述べつつ、演説で社会保障改革への言及が不十分だったと指摘。「傲慢(ごうまん)にならず、野党の意見にも耳を傾けることを徹底すべきだ」と訴えた。
中道改革連合の小川淳也代表は記者団に「産業サイドに偏り過ぎだ。国民生活に目を行き届かせた温かい演説が聞きたかった」と批判。消費税減税の本気度や安全保障政策の中身は見えなかったとして、週明けの代表質問でただす考えを示した。
国民民主党の玉木雄一郎代表は「物価高騰対策の具体策が非常に乏しかった」と疑義を呈し、対案を提示する考えを表明。参政党の神谷宗幣代表も「各党の公約を織り交ぜたような演説だ。具体性に乏しく、国会で突いていきたい」と述べた。
チームみらいの安野貴博党首は科学技術分野への投資などに賛意を示す一方、消費税減税については「反対だ」と主張。「意見が違う点はしっかり(審議で)聞いていく」と述べた。
共産党の田村智子委員長は「大幅な賃上げをどう進めるかの政策がない」と強調。「暮らしを置き去りにし、どうやって強い経済、強い日本をつくるつもりなのか」と問題視した。 [時事通信社]

東京女子医大、全額不交付 私学助成金

日本私立学校振興・共済事業団は20日、2025年度の私学助成金について、東京女子医大は全額不交付にすると決めた。新校舎建設工事を巡る背任事件で元理事長が逮捕・起訴され、2年連続の措置となった。日本大と東京福祉大は75%の減額だった。
日本大は不祥事が相次いだなどとして、24年度まで4年連続で不交付だったが、改善があったとして5年ぶりに緩和された。
私学助成金は、教職員数や学生数などに応じて分配され、大学側に法令違反があった場合などは減額や不交付のペナルティーがある。

鳥羽市沖で貨物船と遊漁船が衝突、遊漁船は船体が二つに割れる…釣り客2人が海に投げ出され死亡

20日午後0時55分頃、三重県鳥羽市沖を航行中の貨物船「新生丸」(499トン)から「小型船らしきものと衝突した」と118番があった。鳥羽海上保安部や市消防によると、新生丸と遊漁船「功成丸」(16トン)が衝突、功成丸の船体は二つに割れ、釣り客12人と船長(66)の男性計13人のうち釣り客2人が海上に投げ出されるなどして死亡、10人が重軽傷を負った。
死亡したのは同県松阪市の谷口幸吉さん(84)と中川元弘さん(67)。海保は業務上過失致死傷や業務上過失往来危険の疑いもあるとみて、当時の状況を調べている。
海保や捜査関係者によると、衝突したのは鳥羽市の沖合約6・5キロ。新生丸の船首下部にある球状の突起部分にこすれたような傷があり、海上で停止して客が釣りをしていた功成丸の右舷に正面からぶつかった可能性があるという。
新生丸が所属する海運会社などによると、新生丸は岡山県の水島港と愛知県の衣浦港を往復する鋼材運搬船。20日午前10時頃、衣浦港を出発し、水島港に戻る途中で、グループ会社社員ら6人が乗っていた。功成丸は20日午前11時40分頃、鳥羽市の国崎漁港を出発、正午頃から付近にとどまっていたという。

知人女性に不同意わいせつか警察庁の30代キャリア警察官を書類送検

警察庁の30代のキャリア警察官が知人女性にわいせつな行為をしたとして、警視庁に書類送検されたことが分かりました。
捜査関係者によりますと、不同意わいせつの疑いで書類送検されたのは、警察庁の外事課に所属する30代のキャリア警察官です。
キャリア警察官は去年、警視庁のサイバー犯罪対策課の課長を務めていた当時、知人女性の体を触るなどわいせつな行為をした疑いがもたれています。キャリア警察官は任意の調べに対し、容疑を認めているということです。
警察庁はきょう(20日)付で減給の懲戒処分にし、キャリア警察官は辞職したということです。

妻「2階から飛び降りて逃げた」 東広島・男性殺害事件

広島県東広島市の住宅で男性が殺害された事件で、男性の妻が「火をつけられて2階から飛び降りて逃げた」と話していることがわかりました。
この事件は16日未明、東広島市黒瀬春日野の住宅で男性が首を刺され、殺害されたものです。
警察はきのう、DNA型鑑定の結果、死亡した男性がこの家に住む会社役員の川本健一さん(49)だと発表しました。
捜査関係者によりますと、川本さんは主に、のどのあたりに傷があったということです。
川本さんを知る人 「(夫婦と)あいさつします。〈Q.いいご夫婦?〉いいです、いいです。(夫婦は)従業員を呼んでバーベキューをしていた」
この住宅では当時、火事が起きていて、50代の妻も煙を吸うなどのけがをしています。
捜査関係者などによりますと、妻は警察に「火をつけられて2階から飛び降りて逃げた」と話していたということです。
警察は、住宅の2階で何らかのトラブルがあり、何者かが強い殺意を持って川本さんを殺害、火を放ったとみて、捜査本部を設置し捜査を続けています。

国側が最高裁に上告 オウム松本智津夫元死刑囚の遺骨と遺髪の引き渡し訴訟 次女への引き渡し命じた判決を不服

オウム真理教の松本智津夫元死刑囚の遺骨と遺髪の引き渡しをめぐる裁判で、元死刑囚の次女への引き渡しを国に命じた東京高裁判決を不服として、国側が上告したことがわかりました。
2018年に死刑が執行された麻原彰晃、本名・松本智津夫元死刑囚の遺骨と遺髪をめぐっては、次女が国に対し引き渡しを求める訴えを起こしています。
2審の東京高裁は今月5日の判決で、「次女は遺骨などを絶対に教団側に引き渡さない意向を表明している」などとして、国に対し遺骨などを次女に引き渡すよう命じました。
この東京高裁の判決を不服として、国側が18日付で最高裁に上告したことが関係者への取材で分かりました。
裁判の中で国側は、遺骨を引き渡すことで後継団体の活動が活発化する可能性があるなどとして、「公共の安全や社会秩序に対し、重大な脅威となるおそれがある」と主張していました。

高市首相、憲法改正の発議に「期待」表明へ…20日の施政方針演説・与野党の「建設的な議論」も促す考え

高市首相(自民党総裁)は20日に衆参両院で行う施政方針演説で、憲法改正の国会発議の実現に期待を表明する方向で調整に入った。憲法審査会での与野党間の建設的な議論も促す考えだ。与党は首相の思い入れが強い皇室典範の改正とあわせ、今国会で議論の具体化を目指す。
首相は18日の党両院議員総会で「憲法改正、皇室典範改正にしっかりと挑戦していこう」と呼びかけた。
自民は2018年、〈1〉自衛隊の根拠規定の明記〈2〉緊急事態対応〈3〉参院選の合区解消〈4〉教育の充実――の4項目の改憲条文案をまとめた。今後の憲法審で論議の軸になりそうなのが緊急事態対応だ。大災害で国政選挙を行えない時に国会議員の任期を延長できるようにすることが柱となる。
23年の衆院憲法審では、自民と日本維新の会、公明、国民民主など5党派が「議員任期延長が必要」との主張で一致し、自民と維新は昨年の連立合意書で、26年度中に改憲案の国会提出を目指すと明記した。
連立合意書では、安定的な皇位継承のため、旧宮家の男系男子を養子として皇室に迎える案を「第一優先」とし、26年の皇室典範改正の目標も掲げた。首相は18日の記者会見で「国家の基本にかかわる先送りできない課題だ。国会での議論を経て、速やかに取り組んでいく」と語った。

「カメラマン泥酔してる?」高市早苗首相の“ブレブレ映像”でNHK炎上「映像の乱れ」連発に高まる不信感

2月18日、衆院選を受けた特別国会が召集され、高市首相が衆参両院の本会議で第105代首相に選出された。第2次高市内閣が発足し、2026年度予算案の早期成立が待たれる一方、特別国会の前日にNHKが伝えた内容が物議を醸している。
“ブレブレ映像”に批判殺到
NHKは17日、高市首相が茨城県土浦市の安藤真理子市長らと首相官邸で面会し、特産品のれんこんを使ったきんぴらや天ぷらを試食した様子を報道した。穴の空いた形状から「先が見通せる縁起物」として知られるれんこんについて、「予見可能性を高めるべく、予算の組み方をがらっと変える」とコメントした高市首相だったが……。
「NHKのニュース映像で、高市首相を映したシーンがブレブレになっていることが話題になっています。確認すると、確かにかなり映像が乱れています。内閣広報室が撮影した映像ではそこまで大きなブレは確認できないので、これが不自然だとして批判が集まっています」(全国紙政治部記者、以下同)
世間からは、「国営放送が聞いて呆れる」「カメラマン泥酔してんのか?」「このカメラマンはスポーツ中継できません」などツッコミが殺到。加えて、民放キー局の“ブレ放送”も掘り起こされている。
「テレビ朝日が衆院選に向けた高市首相の所信表明を伝えた映像でも、複数のカメラで大きなブレが確認されています。今回のNHKの件でこちらも再燃しており、視聴した人たちからは“支持率の前に視聴率下がるで”“これは酔うわ 素人が撮ったんかってぐらいブレブレ”“テレ朝は手ブレ補正のあるカメラや三脚やまともなカメラマンを雇う金もないのかね”など、辛辣な声が寄せられています」
なお、NHKの撮影は、これまでにも波紋を呼んできた過去がある。
「2025年10月、夜のニュース番組で高市内閣の発足を報じた際、画面を斜めに傾ける“ダッチアングル”という技法を使用したことで、視聴者に不安や否定的イメージを与えるとして批判を受けたことがあります。NHKは《不安感や否定的イメージを抱かせる意図はない》《さまざまなニュースで使用している手法》と釈明しましたが……。その1週間後、アメリカのトランプ大統領との日米首脳会談が行われたときにも、米国国歌が流れた際、NHKの中継映像が数分間にわたって乱れる事態が。大統領の顔が不鮮明に見えたり、一時的にカラーバーのような画面に切り替わったりして、当時大きな批判を浴びました」
国民に大事な情報を伝えるニュース映像において、なぜかしばしば発生する“ブレブレ”問題。その原因は単に撮影環境によるものなのか、謎は深まるばかり――。