大阪府教育庁は26日、休暇を不正に取得して海外旅行に出かけたり、夫と殴り合ったりしたとして、大阪府立豊中支援学校勤務の女性教諭(45)を同日付で懲戒免職処分にしたと発表した。今年6月、女性教諭と殴り合いのけんかをした夫(43)が傷害容疑で逮捕されており、府教育庁が経緯を調べる過程で休暇の不正取得が判明した。
夫も別の支援学校に勤務しており、女性教諭への暴力行為で停職1カ月の懲戒処分を受けた。
府教育庁によると、女性教諭は、けがの療養で病気休暇中だった平成30年9~10月に海外旅行に出かけていた。また30年12月から今年3月までの間、計11回にわたり生理休暇などを不正に取得し、計12回にわたり在宅勤務を虚偽申請。不正取得した休暇の期間中に、スペインやボリビアなどの海外8カ国・地域や、沖縄・石垣島などの国内4カ所へ旅行で出かけていた。
府教育庁の調査に対し女性教諭は「(旅行に行きたい)気持ちを抑えられなかった」と説明したという。
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目標達成、SLIMに「感謝」=初の月面着陸、責任者ら会見―JAXA
今年1月、日本初の月面軟着陸に成功した小型無人探査機「SLIM(スリム)」について、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が26日、記者会見し、坂井真一郎プロジェクトマネジャーは「38万キロ先まで旅をして、本当に頑張って成果を出してくれた」とSLIMに感謝の言葉を述べた。
SLIMは1月20日未明、月の「神酒(みき)の海」にあるクレーター付近に着陸。目標地点からの誤差は10メートル程度で、これまでにない高精度の「ピンポイント着陸」を達成した。小型探査ロボット2台と連携して月面に降り立った機体の撮影にも成功。分光カメラで月面の鉱物を観測するなど科学的成果も挙げた。
さらに、設計上想定されていなかった、極寒の月の夜に耐えて運用を再開する「越夜」にも3回成功。これらの技術や知見、取得データはJAXAや民間が計画している月着陸機などに提供されるという。
会見にはJAXA宇宙科学研究所の国中均所長も同席。着陸直後は「ぎりぎり合格の60点」、小型ロボットなどの撮影成功で「63点」としていたが、3回の越夜成功など貴重なデータが取得できたことを評価し、「将来に向けた宝物だと思っているので、69点にしたい」と語った。
[時事通信社]
JALにサイバー攻撃 飛行機の遅れなど…羽田空港の状況は?【中継】
日本航空でサイバー攻撃によるシステムの不具合が一時発生し、飛行機の遅れなど大きな影響が出ています。年末に向け利用者が多くなる羽田空港から中継でお伝えします。
羽田空港の第一ターミナルでは、年末の帰省なのか、大きな荷物やお土産の袋などを持った家族の姿などが多く見られます。
26日朝から発生していた、日本航空のサイバー攻撃によるシステムの不具合で、手荷物のチェックイン機が一時、作動しづらくなっていたということです。
現在、システムはすべて復旧していて、行列や目立った混乱などは特に見られませんが、北海道・旭川市に帰省するという家族に話を聞くと、「小さい子供もいるので、遅延は困るけど今は飛んでさえくれたらいい」と話していました。
一方、モニターには出発便の多くに「遅延」と表示されていて、最大1時間半ほどの遅れが出ている便もありました。
日本航空によりますと、午後4時時点で、国内線で53便、国際線で11便で30分以上の遅れが出ているということです。
また、欠航便もでていて、羽田発―出雲行きと伊丹発―羽田行きの国内線2便で欠航が決まっているということです。
一方、一時停止していた26日出発分の航空券の新規販売は、午後2時ごろに再開したということです。遅れは夜遅くまで続く見込みです。
日航サイバー攻撃、不安や戸惑い 利用客「しっかり対策を」
年末年始を控え、旅行や帰省などの利用客で混み合う26日朝に生じた日航へのサイバー攻撃によるシステムトラブル。午後に復旧し、大きな混乱は生じなかったものの、各地の空港で出発を待つ人からは不安や戸惑いの声が聞かれた。
羽田空港は午前中、航空会社のスタッフに状況を確認する人の姿が見られたが、午後になると落ち着いた。家族で実家の鹿児島に帰省するタイ駐在の男性会社員(53)は「最近サイバー攻撃のニュースを聞くので、国や企業は対策をしっかりしてほしい。飛行機は人を運んでおり、トラブルがあると心配になる」と話した。
関西空港や大阪(伊丹)空港でも影響が出た。伊丹空港の電光掲示板には正午ごろ、羽田行きの計3便に「遅延」や「未定」との表示が出ており、受付には乗客30人以上が列をつくっていた。
孫と東京に向かう予定だった大阪市に住む70代の女性は「楽しみにしていた旅行がキャンセルになったら悲しい」と語った。国際便でも遅れが出ていた関空の広報担当者は「旅程の変更など、ご迷惑をおかけして申し訳ない」と話した。
自民裏金議員、5人を起訴猶予 特捜部、65人一斉不起訴
自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り、東京地検特捜部は26日、政治資金規正法違反の疑いで告発された元官房長官の松野博一衆院議員や元国対委員長の高木毅元衆院議員、秘書ら計65人を一斉に不起訴とした。国会議員や元議員は計18人で、うち現職3人と元職2人が犯罪事実を認めつつ裁量で起訴を見送る起訴猶予だった。今後、検察審査会に審査が申し立てられる可能性がある。
旧安倍派の議員や元議員で不起訴となった16人のうち、松野氏や高木氏らが嫌疑不十分とされた一方、簗和生衆院議員、関芳弘衆院議員、宮本周司参院議員の現職3氏と、元衆院議員の菅家一郎、衛藤征士郎の元職2氏が起訴猶予と判断された。
簗氏と関氏は今月、国会の政治倫理審査会に出席。簗氏は「派閥が不適切な処理をしているとは思いもよらなかった」、関氏は「(派閥で)法的な処理がなされていると思っていた」とそれぞれ主張した。
また特捜部は、検審の不起訴不当の議決を受け再捜査していた萩生田光一、世耕弘成両衆院議員のそれぞれの秘書2人を再び起訴猶予とした。
安倍昭恵さん、期待される“アッキー外交”の利点と「絶対に任せてはいけない」NG項目
各国のリーダーたちが関係構築のため、米国のトランプ次期大統領との会談を急ぐなか、トランプ氏が夕食に招いたのは石破首相ではなく、安倍晋三元首相の妻・昭恵さん(62)だった。
「人と人とをつなぐのは上手」
「安倍首相が亡くなったあと、トランプ氏は定期的に昭恵さんに電話をかけていたといいます。今回の食事も政府ルートではなく2人のプライベートなやりとりで決定したようです。一方で、早期の会談を望んでいる石破首相とは5分足らずの電話のみの塩対応。11月に首相サイドから面会を打診したものの、断られました。岩屋毅外務大臣や、生稲晃子外務政務官よりも昭恵さんのほうが外交に適任では?という声もあがっています」(民放ワイドショー関係者)
政治ジャーナリストが“アッキー外交”のメリットを明かす。
「昭恵さんは人の悪口を言わないんです。ですから今回のトランプさんとの食事会でも石破さんの良いところをさりげなく提言もしたのでは。人に対して悪印象を持たない方なので、話した相手も朗らかな気持ちになるし、人と人とをつなぐのはとても上手だと思います。
安倍首相時代にも積極的に活動し、’14年には首相夫人としてアフリカ訪問に初めて同行。安倍さんが首脳らと会談する間、昭恵さんはスラム街を視察するなど訪問国との親交を深めていました」
「絶対に任せてはいけない」話
その一方で、
「やっぱり生粋のお嬢様なので、騙されやすいという側面もあるんです。今までも怪しげな人間とも平気で仲良くする。お酒が好きで、酔うと何でも受け入れてその記憶をなくすことも。モリカケ問題だって、元はといえば昭恵さんが勝手に話をつけてしまった。いい人なんですが責任能力はないので、相手に好感を持たれる楽しいおしゃべりをするのには適任ですが、政治の話は絶対に任せてはいけない人物です」(前出・ワイドショー関係者、以下同)
その無邪気な行動が、問題を起こしたことも数知れず。
「南京大虐殺記念館を夫に言わずに訪問したとも報じられ、天皇陛下の即位の礼では白いミニ丈のドレス姿が批判を浴びたことも。TPOに合わせた服装が苦手なのか、奇抜なファッションを好むところも外交官としては不適切」
とはいうものの、石破首相の恥ずかしい食事マナーよりもアッキー外交のほうが良いという声もあるが─。
『タイヤ館』新入社員が入社後わずか8か月“パワハラ”で自殺 両親は「パワハラを認め、謝罪してほしい」と運営会社を提訴
カー用品店の新入社員が自殺。パワハラが原因だったと両親が提訴です。
京都市伏見区のカー用品店「タイヤ館」に勤めていた新入社員の男性(当時24)。2021年に入社して、わずか8か月で自ら命を絶ちました。男性は子どもの頃から車が好きで、整備の仕事を目標にしていたといいます。
(父親)「最初はちょっとタイヤが重たくて持てなかったので、自分なりにYouTubeを見て、筋トレをして、慣れない環境ではあったと思うんですけど自分なりに努力していたと思う」
「タイヤ館」の運営会社が男性の両親に示した報告資料によりますと、男性は作業中、エレベーターにタイヤを投げ入れたことで注意を受け、エレベーターのスイッチを殴りました。報告を受けた上司は、男性の目の前で「警察沙汰や、器物損壊や」と大声で言ったといいます。翌日、男性は別の上司と約1時間の面談をし、その帰宅途中に橋から河川敷に飛び降りて死亡しました。
(母親)「悲しいけども、感情が追いつかない。この状況が何なんだろうかっていう感じでした。1人で逝かせてごめんねって、ずっと思っています」
2024年4月、京都南労働基準監督署は、ほかの労働者の前での威圧的な発言などがパワーハラスメントにあたると判断し、自殺を労災と認定しました。会社側は両親に「パワハラに該当する行為はなかった」と説明してきましたが、労災認定後、遺族に補償金を支払ったということです。
両親は12月26日、「パワハラを認め、謝罪してほしい」と訴え、運営会社を相手に民事裁判を起こしました。
(父親)「新入社員で未熟な息子が間違ったことがすれば、常識的な指導や注意があるのは当たり前だとは思いますが、(息子が)命を絶ってまで責任を取らなければならないことをしたのか。パワハラを認めて謝罪していただきたいです」
「タイヤ館」の運営会社は「訴状が届いていないので現時点でのコメントは差し控える」としています。
兵庫・元県民局長の私的情報が漏洩 斎藤知事「年明け早々に第三者委設置」へ
元県民局長の私的な情報が漏えいした疑いについて斎藤知事は年明け早々に第三者委員会の設置を表明です。
斎藤知事が再選を果たした知事選挙をめぐっては、出馬していた立花孝志さんが、斎藤知事の疑惑を告発した元県民局長の公用パソコンに入っていたとされる私的な情報を拡散。
県が保有している情報の漏洩が指摘されるなか、斎藤知事は拡散している情報の内容などの調査を行うための第三者委員会の設置を検討するとしていましたが12月26日、その時期について…
(兵庫県 斎藤元彦知事)「年明け早い時期に立ち上げるということで準備をしている。指摘されている事案の事実関係同一性を含めての調査をしていただく。問題点があれば改善することも第三者委員会の中で議論していただきたい」
一方で、拡散された情報の削除要請や警察への相談については第三者委の判断を待って対応を考えたいとしました。
あすから年末寒波到来 29日頃にかけて東日本から西日本の日本海側を中心に大雪の恐れ 帰省の足にも影響か
きょうは暖かい空気が流れ込んだ影響で、全国的に気温が上がりました。東京の最高気温は14.7℃。平年より4℃ほど高く、11月下旬並みの気温となりました。あすからは年末寒波がやってきます。日本付近は、あすから29日頃にかけて冬型の気圧配置となり、上空に強い寒気が流れ込む見込みです。そのため、東日本から西日本の日本海側を中心に大雪となるところがありそうです。
あす午後6時までの24時間予想降雪量は多いところで ▼関東甲信地方で40センチ ▼北陸地方で80センチ ▼東海地方で30センチ
その後、あさって午後6時までの24時間予想降雪量は多いところで ▼関東甲信地方・近畿地方で50センチ ▼北陸・東海地方で70センチ ▼中国地方で40センチ ▼四国地方で15センチ ▼九州北部地方で20センチ
その後29日にかけても雪の量が増えそうです。
年末の帰省にも交通に影響が出る恐れがありますので、ご注意ください。
30日から31日にかけては、一時的に冬型の気圧配置が緩む影響で、日本海側でも雪ではなく雨が降るところがありそうです。特に大みそかは気温も高く、東京は14℃の予想です。
しかし、年が明けると年明け寒波到来。2日から4日にかけて、再び日本付近はすっぽりと寒気に覆われます。Uターンの際にも交通に影響が出る恐れがありますので、今後の情報に十分ご注意ください。
【小林製薬】紅麹サプリ 青カビ混入要因を大阪市が推定「定期的サンプリング」「工事中も培養」「培養ドラム缶に亀裂」
小林製薬の紅麹サプリをめぐる健康被害を調査している大阪市は12月26日、大阪工場の衛生管理の実態を報告し、青カビ混入の要因を推定しました。
これまで厚生労働省などは、小林製薬の工場内で、紅麹菌の培養時などに、青カビが外部から混入した可能性があると指摘していました。
26日の会議で大阪市は、紅麹菌の培養状況を確認するため、工場内で従業員らが定期的なサンプリングを行ったタイミングなどで、工場内に存在していた青カビが混入した可能性があると指摘しました。
また、おととし9月から12月ごろは、紅麹菌の培養エリア内で工事が行われており、その期間中も培養が続けられていたということです。
さらに、紅麹菌を培養するドラム缶に経年劣化で亀裂が生じ、外への空気漏れが複数確認されたということです。
ただし、これらが青カビ混入の直接要因となったとまでは決定づけられませんでした。
また、回収した商品について、大阪市は当初、食品衛生法に基づく廃棄命令、つまり「行政処分」する方針でしたが、小林製薬が紅麹事業から撤退してることなどを踏まえて、法的拘束力を持たない「行政指導」に方針転換することも決まりました。
来年1月にも、市職員立会いのもと、まずは41万個あまりを廃棄する予定です。