ショベルカーで男性を持ち上げるなどして約9mの高さから落下させたとして、同僚の男ら3人が逮捕されたことが捜査関係者への取材でわかりました。
殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、大阪府八尾市の産廃業者「泰幸」の元専務・杉本竜司容疑者(48)ら男3人です。
捜査関係者によりますと杉本容疑者らは、今年6月、ショベルカーで男性を持ち上げて約9mの高さにある作業場の天井の梁にしがみつかせ、落下させた疑いがもたれています。
(記者リポート)「被害男性は日常的にいじめを受けていたとみられ、容疑者のスマートフォンには犯行の様子が動画で残されていたということです」
杉本容疑者らは、男性の顔面に洗浄用のスプレーを噴射してやけどを負わせるなどした傷害の疑いでもすでに逮捕・起訴されています。
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頭から血を流した男性遺体、中学校のグラウンド付近で発見…教員が見つけ教頭が110番
26日午前8時頃、岐阜県中津川市中津川の市立第二中学校のグラウンド付近の通路で、男性が倒れているのを登校した教員が見つけ、教頭が110番した。同県警中津川署によると、男性は成人とみられ、頭から血を流して死亡していた。
同署は男性が学校関係者ではない人物とみて身元の確認を急ぐとともに、事件と事故の両面で調べている。
「袴田さんの供述に真摯に耳傾けず」 最高検が検証結果を公表
1966年6月に静岡県清水市(現静岡市)で一家4人が殺害された事件で、再審無罪が確定した袴田巌さん(88)に対する検察官の当時の取り調べについて、最高検は26日、「袴田さんの供述に真摯(しんし)に耳を傾けたものではなかった」とする検証結果を公表した。
長期にわたった再審請求審にも言及。請求審で、捜査当局側が保有する証拠の発見が遅れたとし、「証拠の保管・把握が不十分だった」とした。
一方で、最初の再審開始決定に不服を申し立てたことや、再審で有罪立証したことは問題がなかったとした。
事件は66年6月30日未明に起きた。清水市のみそ製造会社の専務一家が殺害されて袴田さんが逮捕・起訴され、静岡地裁は68年に袴田さんに死刑を言い渡した。
死刑判決は80年に最高裁で確定。しかし、2008年に始まった第2次請求審で、静岡地裁が14年、再審開始と袴田さんの釈放を決定した。
検察側は不服を申し立て、決定は一度は取り消されたが、東京高裁が約2年の審理の末、再審開始を決めた。
検察側は不服を申し立てず、23年3月に再審開始が確定した。静岡地裁が再審開始決定が出て確定するまで、実に9年を要した。
静岡地裁は24年9月、袴田さんに再審無罪判決を言い渡した。地裁は判決で、確定判決が犯行着衣と認定した「5点の衣類」と、袴田さんの実家から見つかった5点の衣類の一つであるズボンと同じ生地の切れ端、自白調書について、捜査当局による三つの捏造(ねつぞう)があったと認めていた。
検察トップの畝本直美検事総長は24年10月に控訴断念を発表した際に、「袴田さんは相当な長期間にわたり、法的地位が不安定な状況に置かれてきた」とする談話を出し、最高検として一連の経緯を検証する考えを明らかにしていた。【安元久美子、北村秀徳、岩本桜】
インフル 首都圏でも急増 千葉・埼玉で警報レベルに
首都圏でインフルエンザの感染者が急増しています。千葉県と埼玉県では警報レベルを超えていて、県は感染対策の徹底を呼びかけています。
千葉県では今月16日から22日までの1週間に定点医療機関から報告されたインフルエンザの感染者数が1医療機関あたり60.03人となりました。
前の週から2倍以上の増加となっています。
また埼玉県でも1医療機関あたり51.06人で感染が急拡大しています。
いずれも警報レベルの基準値30人を超えているため県は流行警報を出して感染対策の徹底を呼びかけています。
世耕弘成氏が自民裏金の全容を知るキーパーソンに浮上 参院政倫審で「指示を受けた」の証言相次ぐ
参院政治倫理審査会(政倫審)は25日、自民党の派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件に関する閉会中審査を開催。旧安倍派(清和政策研究会)の4議員が弁明に立ち、例によって「派閥の指示だった」「自分は知らなかった」などと繰り返したのだが、見逃せない重大証言もあった。キックバック廃止の経緯を巡って世耕弘成前参院幹事長(62=現衆院議員)の名前が相次いで上がったことだ。
石田昌宏議員(57)は2022年4月に同派が政治資金パーティー券販売ノルマ超過分のキックバック(還流)廃止をいったん決定した時を振り返り、世耕氏から「ノルマ分だけ販売してください」と電話で指示されたと証言。赤池誠章議員(63)もキックバック廃止について「世耕氏から連絡があった」と明らかにした。
旧安倍派幹部「5人衆」の一人で、同派の参院議員らで作る「清風会」の会長も務めた世耕氏。
政治資金収支報告書の不記載額は2018年からの5年間で1542万円に上り、3月14日に行われた参院政倫審に出席した際には「派閥で不記載(裏金化)が行われていることを一切知らなかった」と言い、自らの関与を完全否定していた。
■「決める過程に全く関与していないので説明できない」と言っていたが…
そして22年4月と同8月の2回に渡って行われた旧安倍派幹部によるキックバックに関する会合に出席しつつも、「8月の会合で現金還付の復活が決まったことはない」「(復活の経緯は)残念ながら分からない」と断言し、キックバックの仕組み自体についても、「私は決める過程に全く関与していないので説明できない」と言っていたはずだ。
だが、石田、赤池両氏の発言が事実であれば、世耕氏はノルマ分を超えた分のキックバックの存在を以前から知っており、かつ、「決める過程」にも関与していた可能性は否定できないのではないか。世耕氏には改めて、裏金の全容を知るキーパーソンとして、今度は証人喚問して事実関係を問い質すべきだろう。
いずれにしても、衆参両政倫審に出席した自民党議員の話を聞くと、自らの関与は否定しつつも、そろって裏金の実態をよ~く知っていたことが分かる。東京地検特捜部は一体何を捜査していたのだろうか。
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まだまだ終わらない自民の裏金問題。●関連記事【もっと読む】『東京都議会自民党でも裏金作りが常態化と朝日新聞が報じる 来夏の都議選へ致命的ダメージ…今後の展開は?』【さらに読む】で『政治資金規正法に精通するはずが…自民・柴山昌彦元文科相 裏金政倫審の弁明は「子どもの言い訳」』を取り上げている。
日本航空(JAL)にサイバー攻撃 国内線75便に遅れ 今後、欠航便が出る可能性も
日本航空のネットワークがサイバー攻撃を受けた影響で、全国的にシステムで不具合が発生しています。復旧の見通しは立っておらず、国内線で出発の遅れも出ています。羽田空港から中継です。
羽田空港・第1ターミナルの国内線出発ロビーでは、心配そうにする利用客の姿が多く見られました。
日本航空によりますと、きょう午前7時半ごろから、日本航空のネットワーク機器がサイバー攻撃を受け、現在も全国的にシステムで不具合が続いているということです。
正午時点で、羽田空港を出発する国内線75便に30分以上の遅れが発生しているということです。
システムの不具合は徐々に解消されつつあるということですが、チェックインカウンターでは自動での手荷物の預かりができなくなっているため、手動で受け付けていて、作業に時間がかかっています。
また、今後さらに遅れが広がれば、欠航便が出る可能性もあるということです。
帰省客 「子連れなので、来ている途中にニュースで知って心配。乗れればいいかなって感じですけど、今から手続きをして、時間をその都度、確認しようかなと思う」
また、このサイバー攻撃の影響で、日本航空は国内線・国際線ともにきょうは終日新規のチケット販売を取りやめるとしていて、年末年始や仕事納めを控えるなか、帰省や出張などに影響が出そうです。
捜査関係者によりますと、日本航空はサイバー攻撃による被害について、警視庁に相談しているということです。
ダイビング船座礁 海保ヘリが乗船24人の救助活動中…これまでのところケガ人なし 沖縄・慶良間諸島沖
沖縄の慶良間諸島沖でダイビング船が座礁し、現在、海上保安庁などのヘリコプターが、乗っていた24人を順次、つり上げて救助しています。現在までにケガ人はいないということです。
海上保安庁によりますと、26日午前11時すぎ、慶良間諸島の無人島近くの浅瀬で、ダイビング船が座礁したと船長から通報がありました。
船には10代の子ども2人を含む24人が乗っていましたが、ケガ人はおらず、船への浸水や油漏れもないということです。
海上保安庁の巡視船やヘリコプターが現場に向かい、正午すぎから、乗員と乗客をつり上げてヘリに収容する救助活動を始めています。
元局長の情報流出疑惑、第三者委設置へ 兵庫知事「年明け早々に」
兵庫県の斎藤元彦知事(47)のパワーハラスメントなどの疑惑を文書で告発した元県西播磨県民局長(7月に死亡)の私的情報がインターネット上に漏えいした疑いが持たれている問題で、斎藤氏は26日、年明け早々に第三者委員会を設置して調査すると明らかにした。
知事選後の11月下旬以降、政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首が元局長の公用パソコンにあった私的情報のデータだとして、動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」やX(ツイッター)で画像などを公開。拡散された。
立花氏は当時、毎日新聞の取材に「公開した情報は本物だと思う。(情報提供者について)県の第三者機関の方にしゃべるつもりはない」と話した。
斎藤氏は26日の定例記者会見で、「県の保有データと同一のものかを含めて、弁護士を入れた第三者委に調査していただきたい」と説明。改めて、刑事告発や投稿の削除要請はしない考えを示した。
元局長は3月中旬、一部の県議や報道機関に知事のパワハラ疑惑などを記した文書を匿名で送付。内容を把握した斎藤氏が職員に調査を指示し、公用メールの履歴などから作成者を特定した。元副知事らが元局長を事情聴取した際に、公用パソコンを回収。私的情報はこのパソコンに保存されていた。
元副知事は県議会調査特別委員会(百条委)で、私的情報の内容は確認したが、データとして所持したり、他の職員などに見せたりしたことはないと証言している。
関係者によると、これとは別に、県の前総務部長が複数の県議に元局長の私的情報とされるデータの内容を見せたり、口頭で説明したりしていた。7月に週刊文春が報道し、県が弁護士に依頼して調査を進めている。
【速報】日本航空にサイバー攻撃 システムはすべて復旧 国内線75便に30分以上遅延 今日出発分の航空券の販売も再開
日本航空によりますと、26日朝7時半前、社内外をつなぐネットワークにサイバー攻撃を受け障害が起き、システムに不具合が発生しました。
影響は、羽田や新千歳空港など全国で起き、手荷物のチェックインができなくなるなどしましたが、先ほどすべてのシステムが復旧したということです。
正午時点で、国内線の少なくとも75便で、30分以上の遅れが出ていて、今後、さらに増える可能性もあるということです。
また、26日出発分の航空券の新規販売を一時、停止していましたが、先ほど、再開したということです。
一方、国内線の当日空港空席待ちのサービスは現在も停止しています。
JALのシステム復旧、安全上の問題は起きず…サイバー攻撃による顧客データ流出の被害もなし
日本航空は26日、大量データ送付によるサイバー攻撃を受け、社内外を接続するネットワーク機器に障害が発生したと発表した。空港での手荷物預かりや国土交通省への飛行計画の報告、スマートフォン用「JALアプリ」の通信などで同日朝から支障が生じたが、顧客データ流出などの被害はなかった。
日航によると、障害は午前7時24分に確認され、約1時間半後に障害の起きたルーター(ネットワーク接続装置)を遮断した。代替手段に切り替えて業務を継続し、関係システムは午後2時過ぎまでに復旧した。
この影響で、同4時現在、30分以上の遅れは国内線53便(最大1時間26分)・国際線11便(同4時間2分)が30分以上遅れ、国内線2便が欠航した。支障が出たシステムとは別系列の運航システムに影響はなく、安全上の問題は起きなかった。
欠航が決まったのは26日の国内線2便。
▽羽田発出雲行き日航287便(予約数230人) ▽伊丹発羽田行き日航126便(予約数140人)